2001年08月22日

■台風一過

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東京では、いつ通過したのかも判らないままあっけなく台風が通り過ぎました。雨戸まで閉めて用心していたのに、夕方外を見たら日が射していました。

台風のニュースを見ていると、運動会の「大玉おくり」を思い出します。通過した地域ではホッとして大玉の行方を見守っているようですし、これからやってくる地域ではハラハラして待っているところも似ていて、これは日本列島の大玉おくりだなぁなんて呑気に考えていました。

この台風のお陰で、関東では水不足が解消されたそうです。あれだけ騒いでいたのに、台風というヤツはすごい力を持っていますね。明日は暑くなりそうです。

という訳で、日中はずっとパソコンに向かっていたのですが、夕方晴れてきたのでウォーキングに出かけました。夕焼け空に三日月がとても美しく見えましたよ。

雨のお陰でずっと隠れていたらしい野良ネコたちが、原っぱに10匹ばかり集まって集会を開いていました。そこ以外にもやたらとネコの姿が目立ちます。飼いネコも皆外に出してもらえなかったのでしょう。嬉々として走りまわっていました。
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2001年08月21日

■硝子戸の中

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相互リンクしていただいている、「ネット随筆」
http://homepage2.nifty.com/zooey/net-zuihitu/
で、夏目漱石の『硝子戸の中』という連載が始まりました。

漱石が身の回りの出来事や思い出を記した随筆で、それらは自宅の硝子戸から見える、単調で狭い世界に時々現れる事柄や人物について淡々と語ったものです。

最初にこのタイトルを見て「あっ」と思いました。私がいつも散歩をするとき、他人の家の建物や窓硝子を観察してはその中にある生活を少し想像していたからです。しかし本文を読み始めると、それは家の「中」から硝子戸の「外」を見ている漱石の視点であることがわかりました。

病気で床に伏せってばかりいてもこれだけの連載が書けるなんて、やはり漱石は天才だなぁと改めて感じます。

私の家はすべてサッシ窓ですが、街を歩いていて、サッシではない木製の窓枠を使った古い家を見かけることがあります。実際のところは防音やすきま風などの点で不便なのかもしれませんが、サッシ窓にはない風情があって好きです。そんな窓にはたいてい、今ではあまり製造されていない変わった磨りガラスが使われていたりして、憧れが増します。

磨りガラスの向こうには、ぼんやりと花瓶や人形、鉢植えなどのシルエットが見え、その家の生活を想像させます。といっても窓をじっと見ているわけではなくて、通り過ぎざまに一瞬思いを馳せる、といった程度ですので誤解のなきよう。

時にはゴージャスなシャンデリアが見えたり、台所道具のザルや鍋が所狭しと並んでいたり、陶芸作品のギャラリーのような窓もあります。ところで、私の家の窓を他人が見たら、何を思うでしょうか。
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2001年08月20日

■jazzを聴いています。

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20代半ば頃から30代になる頃まで、あまりに仕事が多忙だったので、家でゆっくりと音楽を聴くことがほとんどなかったように思います。

その反動でしょうか、2年程前から突然にいろいろな音楽が聴いてみたくなり、今までに聴いたことのないジャンルのCDを買い始めました。タワーレコードなどの大きなCDショップでは、店頭のおすすめポップだけ読んでの「ジャケット買い」もずいぶんしましたし、池袋や渋谷で路上ライブをしているフォルクローレのバンドから彼らのCDを買ったりもしました。

その頃、友人を訪ねて行ったロサンジェルスで、ヴァージンメガストアへ行きました。あてもなく店内をウロウロしていてふと目についたのがjazzのコーナーでした。

jazzの知識はこれっぽっちも持ち合わせていなかったのですが、なんとなく憧れみたいなものがあって、1枚何か買ってみようと思い、やはりジャケ買いでイラストの面白かった、『HIP JAZZ-BOP! / This is your brain』というライブのベスト版アルバムを購入しました。

日本に帰ってから、このCDを何度も何度も繰り返し聴いています。子供が豆腐や緑茶のうまさを覚えていくようなものです。ミュージシャンのプレイがどうこうというようなうんちく抜きで好きになりました。この『HIP JAZZ-BOP!』レーベルはシリーズのアルバムが他に8枚あって、日本で売っていないかずっと探していますが、どうやら輸入されていないようです。また次回アメリカに行ったときにすべて購入しようと思っています。

レコード会社のホームページは、
http://www.1201music.com
です。

そして少しでもjazzの知識を身につけようと思って出会ったのが「Cafe Blue」というサイトで、初心者に向けてのjazzのヒストリーやおすすめの1枚などを挙げ、親切な説明がとても勉強になりました。
http://www.cafeblue.com/jazz/index.html

その後、日本人のjazzのCDも何枚か買ってみましたが、未だに「これはいい!」というものに出会えていません。
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2001年08月19日

■すぎ丸

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以前から気になっていた、「すぎ丸」に乗ってきました。

「すぎ丸」は、杉並区内限定の巡回バスで、JR中央線・阿佐ヶ谷駅と、京王井の頭線・浜田山駅の間を走っています。今日は阿佐ヶ谷からすぎ丸に乗り込みました。

バスマニアの間では、チョロQ型と呼ばれる小さなバスで、座席数は16席しかありません。今日乗ってみて、なぜその大きさなのかを納得しました。とにかく住宅街の細道、裏道へどんどん入っていってしまうのです。

途中、「阿佐ヶ谷住宅」という都営住宅の横を通るのですが、ここは2階建て・庭付きの建物が並んでいて、ちょっと福生の米軍アパートのような感じもします。老朽化が進んで廃墟になっている棟も見られますが、住んでみたいなあと思わせる風情があって見ていて面白い場所です。

鎌倉街道を通って五日市街道、井の頭通りを抜け、およそ15分ほどで浜田山に着きました。浜田山には全く土地勘がないので、ひと通り駅前の商店街を冷やかしてから大宮八幡宮に向かって歩きました。途中はリッチな住宅街ばかりで、新種のブロック塀探しも当てがハズレました。

大宮八幡宮のとなりには弓道場があり、覗いてみようかと思いましたが、入り口にいろいろな注意事項が貼りだしてあって、○道場に入る前に神社で必ずお参りしてくること。○道場への入退場は、一礼をすること・・・etc・・・。とっても厳しい雰囲気で近寄り難いものがあり、恐れ多くて逃げてきました。
そう言えば八幡様の入り口には、「ここは東京のへそ」と大きく看板に書いてあるのですが、地理的に見るとどうも違うようです。どの辺の根拠で言っているのか、只今調査中。

そこから歩いて5分ほどのところにある、「杉並郷土資料館」へも立ち寄りました。規模は小さいですが、屋外に再現した古民家があったり、杉並区で発掘された縄文土器や遺跡を見ることができたりと、なかなか楽しめる博物館です。

さらに30分位歩いて、阿佐ヶ谷駅に戻ってきました。偶にはまったく知らない路線のバスに乗るのも楽しいものでした。
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2001年08月17日

■ボディボード

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朝4時に起きて、というより朝が弱いのでほとんど寝ずに4時半には車に乗り込みました。まだ夜明け前です。

まだお盆休みの人も、もう仕事を始めている人もいる微妙な金曜日、早朝は全く渋滞がありません。首都高の扇大橋から、外房の中下海岸まで1時間半という早さでした。というのも運転手は兄で、ほぼ時速140キロを出し続けていたので、私が運転する時よりも30分は早く着く計算です。

そんな訳で6時前には海岸に着きましたが、まだ日射しも弱く風が冷たく感じるほどでした。しかし海水はぬるかったので海の中にいる方が温かく感じます。この水温であればまだクラゲは出ないでしょうね。

風が強く、波も高いので、ボディボード日和です。11時過ぎ、満潮になり始める頃が一番気持ち良く波に乗れました。まわりの人間にはやめた方がいいと言われますが、なんとなく夏は黒くならないと気が済まなくて、しっかり日焼けもしてしまいます。しかし年々シミは増えているような・・・。

渋滞を避けて午後1時には海を離れ、再び高速に乗りました。シャワーとかお肌の手入れとか、そういった面倒くさいことはしないのです。帰り道は行き以上に空いていて、なんと1時間20分で文京区の実家に帰ってきました。家でゆっくりとシャワーを浴びて、クーラーの効いた部屋でゴロゴロ。

お仕事を始めている皆様、申し訳ございません。
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■追加写真です。

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波打ち際に、小さな小さな蟹を見つけたのでその写真もアップしておきます。
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2001年08月16日

■ウォーキング

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6月頃から、ほぼ毎日1時間のウォーキングをしています。走るのはつらすぎて続かないのですが、ウォーキングは街を観察したり考え事ができるので楽しめます。

持ち物は、ごくたまにデジカメを持っていくこともありますが、大抵はストップウォッチ代わりの腕時計に100円玉1枚、玄関の鍵のみで出かけます。なぜ100円玉だけかと言うと、コースの終わりにに全品100円の自動販売機があるので、水分の補給にいつもここでスポーツドリンクを買っているためです。極力、身軽に越したことはありません。

夕方、風が涼しくなる時間に、杉並区から中野区にかけて流れる妙正寺川沿いの遊歩道を歩きます。ここはウォーキングをしている人が結構いて、10人中:お爺さん3人、お婆さん1人、おじさん3人、おばさん2人、若者1人といった構成になっています。これは毎日観察しているのでかなり当たっていると思います。

すれ違うときに、一応「こんにちは。」と挨拶してみるのですが、みなさん恥ずかしいのかびっくりした顔をしたり、無視していってしまいます。作戦を変えて、声を掛けずに目が合ったらにっこり笑いかけるというのも試してみましたが、これは年輩の方にのみ有効なことがわかりました。杉並区の方は警戒心が強いのでしょうか?それとも私がアヤシイのか?

今日の写真は、妙正寺池近くの遊歩道にある「春」というタイトルのついた女の子の銅像です。高さは1メートル足らずで、両手を後ろに組んで上を見上げているポーズをとっています。顔はかなりアニメっぽいほのぼのとした表情です。
タイトルが「春」なので、この川沿いに「夏」「秋」「冬」のシリーズがあるのかと思って探しに行きましたが、銅像は他に1つも見つかりませんでした。この像の傍らには、こんな詩のレリーフがはめ込まれています。

   春夏秋冬と
   季節は流れる
   春は花をかざり
   夏は空をうつし
   秋は風とはしり
   冬は鳥とともに
   川は流れる

そして毎日必ず違う種類の小さな花が飾られています。そのたたずまいから、何か慰霊の意味がある像なのかなぁとも思います。
私もなんとなく、この「春」ちゃんの前を通るときは、そっと頭をなでてあげることにしています。
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■明日。

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明日、急きょ九十九里へ行くことになったので今日は実家へ泊まります。なので日記は明日更新します・・・。
久しぶりにボディボードを楽しんできます。クラゲに刺されないよう祈りつつ。
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2001年08月15日

■街は静かです。

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今年のお盆休みは帰省ラッシュにも巻き込まれず、なかなかスマートに移動できたなぁと、今日のニュースの映像を見て思いました。「渋滞50キロ」なんていう高速道路には無縁でありたいものです。ご苦労様です。

今日は同居人のお盆休み最終日でした。取りたててやるべきこともないので、歩いて30分程の場所にある「PC DEPOT」という大型パソコンショップへ散歩がてら出かけました。

中野区から練馬区富士見台・高野台を通って環八沿いのこの店へ行く途中には、いくつもの小規模な畑があります。東京のイメージとはあまりにかけ離れているのですが、練馬区や世田谷区など、農家が健在な地域はたくさんあります。先日、中野区の私の家から歩いて15分ほどのところに立派な茅葺き屋根の農家があるのを発見してびっくりしました。

そしてそんな畑の片隅にはよく、無人で野菜を売る小屋(屋根付きの棚)があります。パソコンショップへ行く時、実は私はこちらの方が楽しみなのであります。畑でその日に採れた野菜を安く買うことができるのですから、密かなファンは私だけではありません。時間によっては全くの売り切れなんていうことも多々あります。

今日はそんな農家の門前に、おいしそうな枝豆が売られていました。同居人も「これでビールをくーっと!」などと言い、お金を据え付けの缶に入れました。30センチばかりもわさわさと葉っぱの飛び出したビニール袋を片手に、デジカメを片手に。ちょっと変な人に見えたかも知れませんが、あまり気にせずいろいろと買い物を済ませて帰ってきました。

家に帰って早速、枝豆を茹でました。豆は幾分小ぶりでしたが、根っこ付き、葉っぱ付きの採れたてだけあって、その辺の八百屋で買うのとは味が違います。大きなザル1杯分を、2人で一気に食べてしまいました。

今ではだいたい5箇所ぐらいの無人販売店の場所を覚えて、機会があるごとに品物をチェックしに行きます。一般のお店よりは安く提供してくれていますが、最近の水不足で東京の農家の人も、厳しい事情になっているのかもしれません。
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2001年08月14日

■寝不足。

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昨夜のマラソンを最後まで見て、今朝はやはり7時半に起こされたので寝不足です。

東京へ帰る日になって良い天気になりました。朝食を食べた後、みんなで海岸へ行き、裸足になって波打ち際を歩いてきました。宿は10時にチェックアウトなので、早々に引き上げなければならなかったのが残念でした。

帰路、途中で横浜に立ち寄ることにして、高速道路を使わないルートを選び、1時間弱で横浜に到着。中華街で昼食です。

無数にある中国料理店の、どの店に入るかでいつも悩みます。ガイドブックなどをこまめに読んだりするマメな人間がいないため、常に行き当たりばったりです。ちょうど昼時の中華街は、歩くのも容易でない程混雑し、人気店らしい店には長い行列ができていました。

気の短い私たち家族は、なるべく人の少ない路地の方へ進んで行き、待たずに入れそうな小綺麗な店を探し出しました。この場合、「あまりおいしくないから人が来ない」という可能性もあるのですが、まあどうだっていいよってなものでとにかく席につきました。結果的にはその店は「アタリ」で、非常においしく満足のいく料理を食べることができたのです。横浜中華街の奥深さを垣間見ました。

横浜から高速の湾岸線へ入り、羽田・銀座を抜けて護国寺ランプまで何と30分たらずで来ることができました。都内の道路は今日(13日)のところガラガラです。
鎌倉〜横浜は太陽が強く照りつけて非常に暑かったのに対し、都内はどんよりと曇っていました。12日の気温も低かったようで、家で留守番のネコ達や植物にとっては過ごしやすかったのではないかと少し安心しました。
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