2004年11月16日

■振り返る人

紅葉

今日車で信号待ちをしていた時、横断歩道手前で自転車に乗ったおじいさん2人が「じゃ、またね。」という感じで別々の方向へ分かれていくのを見ていた。Aさん(仮)は横断歩道を渡って道の反対側へ、Bさん(仮)は渡らずに私の車の方へ向かってきたのだが、Aさんが心配そうにBさんの方を何度も振り返って見ている。するとBさんも振り返ってAさんを見る。お互いに手を振る。また自転車を漕ぎはじめるも、今度はBさんが振り返る。するとまたAさんも振り返る、といった風で、ちょっと長いお別れシーンが続いた。この2人はとっても深い友情で結ばれているんだろうな、としみじみする。あーいいものを見せてもらった、と思った。

私はバイバイをしたあと必ず振り返ってしまうし、相手が見えなくなるまで見送ってしまうのだが、仲のよい友達でも振り返らない人が多い。「じゃあね、バイバイ」と言って、スタスタと振り返らずに立ち去っていく人でも、なんとなく見えなくなるまで見ている。振り返るか、振り返らないかをこっそり賭けるのだ。

振り返るタイプの友達とは、それこそ前述のおじいさん達と同じことになってしまうし、一度見えなくなってもまた戻ってみたりして遊んでいる。(相手も戻るんですよ、本当に。)どっちにしても遊んでいるのだけど。
posted by 店主かねこ at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2004年11月13日

■店長ミーティング

元我堂ミーティング
注)お花見ではありません

今日は元我堂の店長全員が集まってのミーティングの日。お昼ごはんも兼ねての集まりで、火曜店長石ころがおでんを作ってくるとブログに書いていたので、私は金子家秘伝のチキンカレーをこしらえるべく早起き。と思ったら早起きなんてできなくて、結局1時間も遅刻。カレーで許してね、皆さん。

店主やすさんの極めてスタイリッシュな新居は、そのまま貸しスタジオやギャラリーとして営業できそうな空間。先月末に引っ越したばかりでまだ家具が揃っていないので、床に布を敷いてまるでピクニックのように料理やワインやみかん(?)を広げ、皆でいろんな話をする。(いつもお店以外のことの方が多いのはこれいかに?)年末年始のお休み、お店のレイアウトのこと、今後どうやって本を充実させていくか。等々、議論すべきことがたくさんあって話は尽きない。

旅猫雑貨店でも元我堂でも、お客さまが「ワクワク」するお店でありたいと思う。私自身「ワクワク」が大好きだから。「ワクワク」には常に発見が伴う。いつも何か発見があって「ワクワク」させるお店。まだまだ試行錯誤の段階ではあるけれど、元我堂にはすでに7人の魔法がかかっているように思えるのだ。
posted by 店主かねこ at 22:34| Comment(6) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2004年11月12日

■店番は楽し

猫好きのための本
▲猫好きのための本

犬本の逆襲
▲犬本の逆襲

最近1週間がものすごく早くて、それこそ“すっ飛んで”いる。あれ?もう金曜日?という感じで元我堂の店番へ。
店番中は棚の本を整理したり、面出し(表紙を見せて飾ること)している本を入れ替えたり、売れた雑貨の補充や値札付けをしたり、バックヤードの品出し待機中の本を整理したり……などなど、一通りのことを済ませるともう夜もずいぶん更けていて、週末の開放感をただよわせながら会社帰りにフラリと立ち寄っていく人、すでに一杯、いや二杯か三杯ぐらいは引っかけてきてご機嫌良さそうな人などが次々と本棚を眺めていく。
そんなゆるーい空気が心地よい時間。お客さまとポツリポツリとする会話も、日々パソコンに囓りついている者には恵みの雨のごとし。

週に一度の元我堂の店番で、ギアがニュートラルに戻るようです。

地獄大甲子園
今日お店で見つけて読んでみたマンガ。ものすごくツボにはまってしまって一気に漫☆画太郎のファンに!(普段マンガを読まないので今さらなのかもしれませんが)
posted by 店主かねこ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2004年11月11日

■写真展のお知らせ

かねこの個人的趣味ではございますが、来週18日(木)から23日(火)まで、都電をテーマにした写真展に参加します。東京都内に唯一残っている路面電車・都電に興味のある方、また、この間に大塚方面へ用事のある方はちょっとばかし覗きに来てみたりしませんか。あ、いえ、わざわざご足労いただくほどのものでもないかもしれませんので、決してご無理なさらぬよう。場所はね、ちょいと面白いんです。薄皮饅頭で有名な和菓子屋さんの2階でしてね、手みやげなんかはここで買えますからどうぞ手ぶらでいらしていただいて、ええ、お茶ぐらいはお出しします。

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 『2004年、都電の情景』写真展

 場所:アトリエかしわ(東京都豊島区南大塚3-53-10)
    
 日時:11月18日(木)〜23日(火)
    AM10:00〜PM6:00

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グループ展で9人の写真を展示します。かねこは18日(木)、20日(土)、22日(月)、23日(火)の午後2時〜4時の間なら確実に会場におります。日々発送業務などがある都合で長い時間いることができずすみません。どうぞよろしくお願いいたします。

都電の撮影
別名“ちんちん電車”、発車の時「チンチーン」とベルの音
posted by 店主かねこ at 02:25| Comment(2) | TrackBack(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

2004年11月06日

■新世紀書店

本の妖怪
新世紀書店 仮店舗営業中


急ぎの発送を済ませ、昨日から渋谷パルコのロゴスギャラリーで開催されている「新世紀書店」へ。早めに行って、青山の旅の本屋:BOOK246にも寄るつもりだったけど、山手通りがすーごーく渋滞していたため渋谷に着いたらもう7時だった……。ま、青山はまた来ればいいさ。ト。

ウワサの新世紀書店。本屋の新しい展示の切り口はいかに?とワクワクしながら、かつ低姿勢にて入場。(だって西荻ハートランドのオーナーの姿を早くも発見してしまったから)10坪ほどのスペースに“room # 295 bookstore”“ramblin' books”“bookshop CRAFT”“She Hates Books”等のコーナーが設けられている。架空の雑居ビル295号室にある本屋というコンセプトだったり、本を収納するための棚や箱を売っていたり、本嫌いな人のための本屋なんていうのもあったけれど、それぞれのコーナーの区切りがあいまいなため、「気持ちはわかるけど見た目はわかりにくい」という感じがした。それぞれのコンセプトが目立ってこないのである。

2週間だけの催事出展ではやはり売り場作りに限界があるのか?もしくはアイデアを盛り込みすぎて、客の情報処理能力を超えているのかも?知恵とセンスのある人達で議論を重ねて作り上げた売り場でも、実際に物や人が動き始めてみないと見えないものがあるのかもしれない。1つのお店というのは、店主が手間と時間をかけ、それによいお客さまも加わって空間を熟成させて作り上げていくものなんだろうなー、などと考えてしまった。そうやって熟成された空間は簡単には真似できないのだ、きっと。(これはオンラインショップにも当てはまりそう。ウェブも空間といえるのでしょうか?)

だ・け・ど、人気の古書店主たちが作ったお店だけに、置いてある本は見応えがあって、あそこにも!ここにも!と欲しい本がたくさんあってコマッタ。値段は高いけれど、これは勉強のために必要でしょ、と自分に言い訳をしながら4冊購入。本を買うってなんて楽しいのでしょう!むひ。
posted by 店主かねこ at 23:09| Comment(5) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2004年11月05日

■古本動物園

中杉通り
中杉通りのけやきトンネルがきれいです

金曜日は元我堂。2週間ごとに変わる平台の特集は、現在『古本動物園』開催中。ネズミからトトロまで(?)さまざまな動物に関する本、動物の名前をタイトルに持つ本を集めている。月曜店長のケイスケプロデュース。水曜店長ナンダがたくさんの動物絵本を加えて、思わず見入ってしまう楽しいコーナーになっている。元我堂には前から犬本、猫本が結構あって一度特集に、と思っていたので、動物本にかこつけて「猫好きのための本」「犬好きの逆襲」というミニコーナーも作ってみた。通りかがりの人が「おっ!」という感じで覗いていってくれるのがうれしい。売れるともっとうれしい。

今日は何ヶ月も前にとある本を探しているとおっしゃっていたお客さまがご来店になり、「前に○○○をお探しでしたよね?手に入りそうです」と告げるととても喜んでくださった。価格的にも満足とのことで一安心。店番している時、お客さまをジロジロ見るのは居心地悪くさせてしまうと思って極力他の仕事をしたり本を読んだりしているのだけど、お買い上げいただいた方や、お話した方はもちろん、何度か来店されている方の顔は会話がなくても覚えているものだ。

私がよく行く(といっても2ヶ月に1度ぐらいだけど)古本屋さんでの話。その店はBGMもなく、店主のおじさんは忙しそうに本の整理や値付けをしていたり、パソコンの画面を見ていたりして、私はいつも静かに息を殺すように本棚を眺め何冊か選んでレジに出し、店主と話すこともなく帰るので自分のことは覚えていないだろうと思っていたら、ある日会計を済ませて店を出ようとする背中にぽそっと「いつもどうも」と言われたことがあった。別にやましいことは何もないけれど、「あっ!面が割れていたか!」と少し恥ずかしいような、けれどもうれしいような複雑な気持ちになってしまったのだった。

だから自分が古本屋の店番になってみたら、本当だ、お客さまって1人1人棚の見方が違うし、割合と来る時間が決まっている、なんていう発見があり、素知らぬ顔をしながら「あ、またあのお客さまだ!」とか思っているのです。

それで、本の会計を済ませた背中にぽそっと「毎度ありがとうございます」と言ってみたりするのが最近の楽しみだったりして。
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■本日の一冊

 動物のぞき/幸田文
 (新潮社・1994年・初版)1500円

これぞ幸田流、動物園探訪・見聞の記、全10話。土門拳の動物写真20葉入り。あるものは哀しく、あるものは猛々しく、あるものは可笑しみをまじえて語られます。動物の姿を透して、ヒトの哀歓も浮びあがるのでした。
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古本動物園特集/古本動物園
posted by 店主かねこ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

■ブクログ

ブクログ

所有欲を満たすWEB本棚サービス、ブクログを始めてみた。
旅猫の本棚は >> こちら

ちょっとページが重たいのが難点。アマゾンのアソシエイト・プログラムと連動することもできるので、お気に入りの本棚を作ってお小遣いももらえるかも?……こんなことをして遊んでいるから更新が進まないんだ、自分。

それにしても人の本棚を見るのは面白い!もしブクログで本棚作った方がいらしたら、ぜひ教えてください。こっそり覗きに伺います。
posted by 店主かねこ at 03:16| Comment(0) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2004年11月04日

■再入荷しました

スカーフ手ぬぐい

品切れとなっていたスカーフ手ぬぐいの「疋田」と「矢絣(ベージュ)」が再入荷しました。「梅鉢(ピンク)(ブルー)」は引き続き品切れ中なのです、ご予約いただいているお客さま、ごめんなさい。マフラーはまだちょっと暑いけれど、朝晩は首筋がスースーしますので、この時期おすすめです。次回更新では新柄2種(茶系)もご紹介予定。

銘木まごの手
それから銘木まごの手「さくら」「けやき」も再入荷です。
作り手の嘉七さんによると、なんと今回の材はさくら(樹齢80年の八重桜)が乾燥15年、けやき(樹齢250年!)が乾燥50年という、材だけでも相当なお値段の銘木を使っているのです。何十年もねかせることで狂いのない材木となって、色艶もすこぶるよくなるそう。今回のまごの手も、一切塗装などしていないのにアメ色です。八重桜は使い込むうちにチョコレート色に変化していくのだそう。

……思わず熱く語ってしまいました。ご注文お待ちしております。
posted by 店主かねこ at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | □新着/再入荷のお知らせ | 更新情報をチェックする

2004年11月01日

■にぎやかな月曜日

にぎやかな月曜日

チェコに出張に行っていた海ねこ@木曜店長が、なんと100冊以上の本を現地で買って帰ってきたという。凄すぎ!今日、彼女が元我堂に来ると聞いて、チェコの様子や本、食べ物の話を聞き、そのパワーに少しでもあやかろうと私も元我堂へ。それと、月曜店長のケイスケが、綿入れはんてんの男性モデルを引き受けてくれたので、その撮影も兼ねて。

(↓こんな感じです。ケイスケ、ありがとうね。)
モデルはケイスケ
けっこう緊張していたらしい。

夜10時過ぎにお店に着くと、ケイスケ友人のFさん、常連のお客さまTさん、Mongoさん、そしてあとからナンダ店長とその相方さん、海ねこ店長がやってきて店内がいっぱいになってしまった。いつになくにぎやかな月曜日にケイスケ店長、終始笑顔。こうなったらと、店主やすさんと水曜の石ころ店長にも電話してみるが繋がらず。お客さまのTさんがワインやチーズなどを買ってきてくださり、「ゲストとホストが逆だよ!」などと言いながら皆でご馳走になってしまった。(Tさん、すみませんでした。)

それから思いがけず、撮影した綿入れはんてんをMongoさんが購入してくださったのだ。なんでも15年ぐらい着ていたはんてんの寿命が尽きていたとのことで、新しいはんてんもこの先15年ぐらい着ていただけたらうれしいなーと思いながら、心からありがたく代金を頂戴したのだった。

11時の閉店時間後も話は尽きず、結局12時過ぎまで元我堂に明かりが灯っていた。
posted by 店主かねこ at 23:55| Comment(5) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする