2005年03月03日

■ひなまつり

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仕事でお世話になっている日本橋の手拭い屋さんは、伺う度に手ぬぐいを上手く使った季節のしつらえで来客を楽しませていて、いつも感心して見惚れてくるのですが、この時期は入り口の引き戸をガラガラと開けると、立派な七段飾りのお雛さまに出迎えられます。たいへん古いものの様子。

お店のご主人が80年前のものだと説明してくださいました。戦争でも焼けなかったのです。そして三人官女の一人に眉毛がないのは既婚のためであること、下男の表情は怒っているもの、悲しんでいるもの、笑っているものなどそれぞれ人間の感情を表していることなども。

なかなかこんなに古い雛人形を間近で見る機会もないので、お茶をいただきながらしばしじっくりと眺めてきたのでした。狭い我が家では棚の上にお内裏様とお雛様だけの小さな小さなひな人形を飾って、近所に住む姉が作って持ってきてくれた、ちらし寿司をいただき、せめて風情だけでも味わおうと思っています。

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▲大胆な刻み海苔が姉らしいところ
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2005年03月02日

■どうという話でもないが

阿佐ヶ谷からJR中央線で吉祥寺へ。

車中、斜め右に立っている大学生らしい女子が熱心に本を読んでいる。なに読んでるのかな?と好奇心で背表紙を見たら、

『よくわかる 細胞分裂』

ひえー。気を取り直して向かい側に座るパンク系のお兄ちゃん、手に握るは乙一『GOTH』、いかにもいかにも。すぐ左には中学生らしい男子がさっきからポケットをゴソゴソ落ち着きなく探っていて、そのあとカバンから縦長の本を取りだして読み始める。
『囲碁ドリル』だった。算数ドリルみたいなやつ。むー。

ドアの側に立っている中年サラリーマン(だけど髪型が少々水商売風)は文庫。手に隠れてタイトルがなかなか見えないけど、表紙のイラストに見覚えが。あれはきっと阿佐田哲也だ。さらに見る。『東一局五十二本場 』だった。

私は外で本を読む時は必ずカバーをかけて、他人に何を読んでいるかが判らないようにしているけれど、そういうことに頓着しない人が多いのですね。こっちは面白いですが。私はと言うと、しっかり和紙のブックカバーをかけた井伏鱒二『珍品堂主人』を読んでいました。
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■今日の3匹

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ついにバレました
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2005年03月01日

■読了

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『さいはての島へ ゲド戦記III』
ル=グウィン作 清水真砂子訳

「鍛錬こそは、わしら人間のすることが深く、力強く運ばれるための水路のようなもので、方向のないところでは、人間のすることは、どうしても上っ面をかすめ、道を踏み迷い、何も生みださずに、むなしく終わってしまうからだ。」
【ゲド語録】
posted by 店主かねこ at 23:33| Comment(8) | TrackBack(0) | □読了メモ | 更新情報をチェックする

■今日の3匹

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posted by 店主かねこ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □今日の3匹 | 更新情報をチェックする