2005年04月30日

■一箱古本市、大盛況

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朝10時、集合場所のオヨヨ書林へ。すでに店主のみなさんが集まっており、このイベントの発起人、南陀楼綾繁さんより店番についての説明があった。

オヨヨ書林前での出店は11箱だが、現地に店番に来たのは7人のみで、11時〜6時までちょうど1人が1時間ずつ店番(レジ代わりのお財布管理)をすればよいとのこと。箱はオヨヨ書林入り口前の歩道に沿って横並び一列に設置、私は季楽屋・hitomiさんと森茉莉かい堂・ちわみさんの間になり、いそいそと箱の中に本を並べた。

箱は自宅にある古い和箪笥の引き出しをひっぱり出してきたもの。それに骨董市で買った黒猫の招き猫(店長)、伊勢神宮参道の茶店のお飾り枝を立て、千社札風の店名の札を下げて看板代わりにした。いざ並べてみると気恥ずかしい思いがした。

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店長、しっかり営業たのみます

最初の店番はノンフィクション作家の枝川公一さん。11時に開始が告げられた瞬間から、たくさんのお客さんが押し寄せてきてとても一人で店番できる状態ではなく、3人4人がかりでもあたふたしてしまった。特に私のお隣の森茉莉かい堂は大盛況で、ちわみさんの営業トークも炸裂して箱に何人もの手が入り、あれよあれよと売れていく。おお、うらやましいぞ!と思っていたら、私の箱からもいつの間にか本が減っている。

あっという間に1時間が過ぎ、近くに停めてある車に、補充用の本を取りに行く。少し落ち着いてきて、古書桃李の寺田さんに江戸・東京本のことや、古本のクリーニングのことなど、いろいろためになるお話を伺った。同時開催でペンギン写真展をやっていた高野ひろしさんには、ペンギン銀の輔と共に写真を撮っていただいた。高野さんのペンギン写真を初めて拝見したが、町や路地の風景の中にペンギンの銀の輔が佇んでいるシュールさがとても可笑しい。虫眼鏡で見る小さい写真の展示もユニークだった。(ペンギン写真のポストカードを10枚わけていただいたので、旅猫雑貨店と元我堂(かねこ@金曜日)でお買い上げのお客さま先着10名さまにプレゼントさせていただきます。)

千駄木に住む幼なじみや、元我堂のお客さん(阿佐ヶ谷から)、ライターの柳井さん、雑貨アーティストの居ぬさん、みわちん古本海ねこさんなどがわざわざ来てくださりありがたかった。あと、神保町の西秋書店・西秋さんにもお声をかけていただきうれしかった。先日、わざわざ元我堂にお立ち寄りくださったのだ。(西秋書店さんが参加するアンダーグラウンドブックカフェのパンフレット、元我堂でも配布しておりますので、皆さまよろしくお願いいたします。神保町古書会館にて5月8日〜)

そしてそして、店番中にわが心の師匠、岡崎武志さんが!すかさず用意してきた岡崎さんの著書、『古本生活読本』を手にサインをお願いしたところ、私の似顔絵入りで書いてくださった。初めてお目にかかったのだが、やわらかい関西弁と笑顔があったかい方で、時々古本に向けるスルドイ目はさすが、と思った。あと、靴がとってもおしゃれだった。

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11時〜夕方まで、とにかく人が絶えることがなかった

2時〜3時の1時間、お財布係として店番をしている間に、お財布にお金と一緒に入っている11箱分のスリップは、片手で持てないほどの数になっていた。次の店番の方と交代してから、はじめて他のお店を見に行く。

一番近い花影抄は2箱の出店で、どちらも箱はすでにスカスカになっていた。根津神社のつつじ祭の人出も手伝って、どこもよく売れている様子。そのあと遅い昼食をとってからカフェNOMAD、往来堂書店と見て回ったが、久しぶりの立ち仕事と暑さで、すべての店舗を回るのはあきらめる。オヨヨ書林前に戻ると再び自分の箱がスカスカになっており、2回目の補充。ちなみに、今日売れた本は下記の通り。

◎文庫・17冊
「江戸小咄」興津要(講談社文庫)
「昔・東京の町の売り声」安藤鶴夫ラジオエッセイ集(旺文社文庫)
「百年前の東京絵図」山本駿次郎(小学館文庫)
「江戸の坂、東京の坂」横関英一(中公文庫)
「江戸たべもの歳時記」浜田義一郎(中公文庫)
「田端文士村」近藤富枝(中公文庫)
「本郷菊富士ホテル」近藤富枝(中公文庫)
「抱きしめる、東京 町とわたし」森まゆみ(講談社文庫)
「鴎外の坂」森まゆみ(新潮文庫)
「明治東京畸人伝」森まゆみ(新潮文庫)
「江戸切絵図散歩」池波正太郎(新潮文庫)
「荻窪風土記」井伏鱒二(新潮文庫)
「寺島町奇譚(全)」滝田ゆう(ちくま文庫)
「東京の江戸を遊ぶ」なぎら健壱(ちくま文庫)
「おとこくらべ」嵐山光三郎(ちくま文庫)
「東京名物」早川光(新潮文庫)
「小津安二郎東京グルメ案内」貴田庄(朝日文庫)

◎ハードカバー・14冊
「東京の昔」吉田健一(中央公論社)
「宵越しの銭 東京っ子ことば」林えり子(河出書房新社)
「東京のむかし話」東京むかし話の会・編
「本郷」木下順二(講談社)
「下駄の向くまま 新東京百景」滝田ゆう(講談社)
「東京下町職人模様」森田雅子(東京新聞出版局)
「東京の郷土玩具」横山宗一郎(芳賀書店)
「東京小説」椎名誠・林真理子・村松友視他(紀伊国屋書店)
「東京の路地を歩く」笹口幸男(冬青社)
「浅草鳥越あずま床」井上ひさし(新潮社)
「東京気侭地図」神吉拓郎(文藝春秋)
「東京の文學風景を歩く」大島和雄(風濤社)
「聞き書 東京の食事」農文協
「下町の外人さん」ジム・ハッサウェイ(産業編集センター)

以上、合計31冊、売上金額は15800円でした。思った以上に売れて大満足。5時以降は人もまばらになり、6時終了。みなさん軽くなった荷物に喜びつつ、やはり疲れた様子だった。カート付き旅行バッグで来ていた季楽屋・hitomiさんと一緒に車で千駄木の古書ほうろうへ。

7時半〜打ち上げ。南陀楼さんのスピーチで本日の一箱古本市大成功と、店主、スタッフへの慰労のお言葉。そのあと個人賞の表彰があり、最初に早稲田・古書現世の向井さんが選んだセドロー賞として、私のお隣だった森茉莉かい堂のちわみさんが選ばれた。本当に彼女は本選びのセンスも良く、なにより物怖じせずにお客さんと会話しながら次々に本を売っていく姿が素晴らしかった。次に神保町・書肆アクセスの畠中理恵子さんによる書肆アクセス賞に笹文庫(ルシェルシュ前に出店)。畠中さんも驚く、めずらしい本ばかり売っていらしたとのことで、私は見られなくて残念だった。次の岡崎武志賞には、なんと旅猫書房が選ばれましたー!!

ビジュアルで選んでくださったそうで、頭をひねった甲斐がありました。ああ、今でもうれしい。記念品として、岡崎さんの箱の売れ残り(?)の平凡ソングブック(1978年5月号/キャンディーズの表紙)と、タイムスリップグリコ・思い出のマガジン3冊(オリーブ、4年の学習、平凡)をいただきました。ありがとうございました。金子家の家宝として殿堂に飾らせていただきます。

そのあとのことはポーッとしてしまいあまりよく覚えていないのだが、桂牧さんのライブを古書ほうろうの古本に囲まれながら聞いた。最後に岡崎さんと角田光代さんの新刊『古本道場』も購入し、再び岡崎さんにサインをいただいてしまった。ファン丸出し。いえ、でも心の師匠ですから。これからもっともっと古本道を勉強していきたいと思っているのであります。南陀楼さんはじめスタッフの皆さん、ご来店くださったお客さま、本当にありがとうございました。
posted by 店主かねこ at 23:00| Comment(9) | TrackBack(1) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

■ひもねこ

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根津の路地にて
posted by 店主かねこ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □お さ ん ぽ ね こ | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

■勝手に沖縄ナイト

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ゴールデンウィーク初日!
本日も元我堂は営業します。暑いなー。というわけで、本日は「勝手に沖縄ナイト!」です。沖縄の音楽をかけまくって皆さまをお待ちしております。写真のようにお客さまを踊らせるのを目標にしたいと思います。

いちゃりばちょーでー。元我堂でお会いしましょう。
posted by 店主かねこ at 16:34| Comment(4) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2005年04月28日

■古本市の準備

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こんなスリップです
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あと2日にせまってきた、不忍ブックストリートの一箱古本市。余裕を持って準備、と思っていたけど、1冊1冊に屋号を入れたスリップ(書名・価格・本の詳細や説明などを書き込んだ紙)を入れる決まりになっていて、これが結構時間がかかります。でも楽しい。本についての一言コメントも入れてみました。値段も、この位、と思う値段から、さらに2割ぐらい安くつけることに。お買い得でっせー。

さて、この古本市に参加する75人が公開されました。あちこちのブログなどで参加表明をされている方は知っていましたが、ええっ!こんな人も!というびっくり店主が。私が出店するオヨヨ書林前も恐ろしいことになっています。小さくなっていよう……。

【オヨヨ書林】前・11箱
★野良猫ブック(オヨヨ書林)web→
★ペンギン書店(高野ひろし)web→
★WAVEtheFLAG(枝川公一)web→
★古書桃李(寺田信)web→
★町屋堂(石村公成)web→
★季楽屋(hitomi)web→
★森茉莉かい堂(ちわみ)web→
★古書善行堂(山本善行)web→
★旅猫書房(かねこ)web→
★酒つま堂(大竹聡)web→
★一箱ユトレヒトweb→

【花影抄】前・2箱
★BOOKSハラゴメ(大橋あかね)web→
★文壇高円寺古書店(荻原魚雷)

【カフェNOMAD】前・3箱
★ちどり文庫(ちどり)web→
★貸本喫茶ちょうちょぼっこweb→
★ブックピックオーケストラ(内沼晋太郎)web→

【往来堂書店】前・10箱
★ふるほん結構人ミルクホール(山本 晋)web→
★とんち書房(とんち主人やみたけ)web→
★浜波舎(濱野奈美子)
★糺の森書林(柳瀬徹)
★GO堂[ゴードウ] (ケーゴ)
★古書ラム蔵
★古本うさぎ書林(芳賀健治)web→
★古本 往ったり来たり(笈入建志とその仲間)
★壁屋(漆喰贔屓(左官好きなので)
★谷根千・森のクマ文庫(森まゆみ)web→

【ギャラリーKINGYO】前・5箱
★ギャラリーKingyo web→
★タコシェ(中山亜弓)web→
★ピエナ堂(高橋美礼)
★BOOK DESIGN/BOOK STORE(津田淳子)
★モダンジュース・携帯古書部(近代ナリコ 扉野良人)

【青空洋品店】前・2箱
★五月庵(らら)web→
★クローバー・ブックス(平林享子)web→

【乱歩】前・8箱
★okatake堂(岡崎武志)web→
★EDI古書部(EDI)web→
★にとべ文庫(にとべさん)web→
★室賀書房(ムロガ)
★リョダンブックス(竹内)web→
★ふぉっくす舎(根岸哲也)web→
★ひびのあわ(ユギ)web→
★足裏堂(小沢信男)

【Recherche ルシェルシュ】前・3箱
★アフリカ市場 タムタム(佐久間典子)web→
★笹文庫
★book bar 4 古書部(四釜裕子 4-kama)web→

【やなか珈琲店】前・2箱
★古書 碧鱗堂(内澤旬子)web→
★トンブリン(タケミツ)web→

【月夜と眼鏡】前・10箱
★ケサラン文庫パサラン堂 By月夜と眼鏡web→
★凹凸舍 [おうとつ・しゃ](田端宏章・大沼ショージ)web→
★オホンゴホン堂
★ラジオフライ(にしもっつ)web→
★月夜と海の家書店(渡邉裕之)web→
★Q号室 [キューゴウシツ](ruri9+zeit)web→
★三楽書房(海坊主)
★普通女子の本棚(畠中理恵子)web→
★古書ういろう(青柳隆雄)
★五号荘(古書ほうろう 山崎哲・神原智子)web→

【古書ほうろう】前・17箱
★すむーす堂(林哲夫)web→
★ジギタリスブックス(桂牧)web→
★K&K [けーあんどけー](Kumiko と Kanami)web→
★持ってけ泥棒!
★萬福亭古書部(古書ほうろう 宮地健太郎 ミカコ)web→
★谷根千・確連房文庫(山崎範子)web→
★書凾アクアリウム(水族館劇場)web→
★水牛(八巻美恵)web→
★立石書店一函部(牛(ぎゅう)イチロー)
★莚司堂(藤田晋也)
★古書肆 助教授(佐藤健太、梅津良子)
★トランジスター・プレス(佐藤由美子)
★古本「T」
★いきがりや(中村正則)
★Tagedieb(nz00)web→
★Embryo Concepts(野口英司)web→
★ビッグピンク(小森岳史)

【花歩】前・2箱
★エドガー書房(Ricochet リコシェ)web→
★セドローの箱(古書現世 向井透史)web→

<敬称略>
posted by 店主かねこ at 16:46| Comment(6) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2005年04月27日

■読了

滝田ゆう『寺島町奇譚』(ちくま文庫/1988年)
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2005年04月25日

■今日の3匹

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3はキライ!
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | □今日の3匹 | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

■登ってやりましたわ!

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屋根裏席からの眺め。見えるはnon店長

元我堂の月曜店長nonさんが参加している「ごにょろてん」最終日。購入予約していた、はとさんの絵を受け取りに行ってきました。

ハティフナット(元我堂店主やすさんは、ここの店名がどうしても覚えられず、ハナプートラ、などとわけのわからないことを言っておりました。)へ入ると、お店のお兄さんが「今いっぱいなので、屋根裏の席になりますけどいいですか?」と。ええ!いいですとも!やった!と心の中で叫びつつ、いざ屋根裏へ。ついに登ってやりました。感想は「暑い……」そう、天井裏ゆえ、下の熱がすべて上がってくるのでした。そしてやっぱり落ち着かない……。己の体重で床が抜けるのではないかとハラハラいたしました。

ハティフナットのすぐ近く、Too-tickiで開催されている、居ぬさんの「ピクニック日和」というグループ展も拝見。もの作りする人のパワーに圧倒されて帰ってきました。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2005年04月23日

■屋外の古本市は気持ちいい

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夜、池袋西口公園古本市へ。東京芸術劇場の前に約50店のテントが並んでおり、きれいとは言えない池袋駅周辺の景色の中でも、なんだか気分よく古本の山を眺めることができた。

購入した本は、荻昌弘『男のだいどこ』、宮尾登美子・篠田桃紅・他『くらしのうた』、加太こうじ・滝平二郎『こどもの四季』、石垣りん『焔に手をかざして』、岩波子どもの本『ききみみずきん』(初山滋・絵)、外山滋久古『ことば散策』など。1時間ほど見ていたら体が冷え切ってしまった。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2005年04月21日

■読了

『春の道標』黒井千次(新潮文庫/1984年)
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2005年04月19日

■今日の3匹

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バラけてます
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | □今日の3匹 | 更新情報をチェックする