■チラリ猫
2005年06月30日
2005年06月29日
■再入荷のお知らせ
滝平二郎の切り絵も楽しめる「江戸いろは きりえかるた」(1050円)が再入荷しました。
子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまでが一緒に、耳と目と反射神経を駆使して真剣勝負になること請け合いです。真剣なるがゆえ、爆笑も巻き起こります。かるたはスポーツと言っても過言ではありません。気軽に楽しめる児童版、ぜひこの機会にどうぞ。
当店ベストセラーの「ガラス浅漬け容器」に合わせて、「竹トング」(300円)が入荷しました。竹のしなりを利用したトングで、金気を嫌う梅干しや、塩分の多いお漬け物にも安心してお使いいただけます。
大勢が集まって食卓を囲むとき、取り箸を用意しておいても、いつのまにかみんな直箸になっていることありませんか?うちはよくあります。しかも、取り箸として置いておいたものを、いつのまにか誰かが自分の箸として使っていることがありませんか?(それは私です。)トングなら、そんな心配もなく、残った料理に雑菌が混じるおそれがありません。浅漬け容器をすでにお持ちの方は、単品ならメール便送料80円でお届けできます。浅漬け容器とセットにして、ギフトとしてもおすすめです。ご注文お待ちしております。
詳細ページはこちら >> 浅漬け用 竹トング
2005年06月28日
■母猫の視線の先に
■ぼんやり子猫
が、もう一匹いたのでした。昨日のモゾモゾしている子猫は3匹。イヒ。
2005年06月26日
2005年06月24日
■古書展・再会・団扇
週に1度の元我堂の店番。金曜日担当になって早くも1年以上が経ちました。始めた頃はずっと続けられるかどうかあまり自信がなかったのですが、月日を重ねるごとにその面白さは増すばかりです。もともと蒐集癖がある者にとって、古本というのは実に集め甲斐があり、知れば知るほど集める範囲が際限なく広がっていく恐ろしい世界です。
そんなこんなで、今日は初めて五反田にある南部古書会館の即売展へ行ってきました。都内には東京古書会館(神田小川町)、西部(高円寺)、南部(五反田)、東部、北部の5つの古書会館があって、これらは業者が古書の競り入札を行う市場です。普段は古書組合に入っていない人間は立ち入ることができない場所ですが、主に週末に開かれる即売展のみ、一般人も古書を購入することができるのです。東京古書会館で行われる「アンダーグラウンドブックカフェ」や「本のバザール」などもそうでした。
南部古書会館は「いい本がとっても安いらしい」「古書マニアが血眼で本を漁るらしい」などといろいろな人からうわさを聞いており、これは一度出掛けてみなくては、と思っていました。
行ってみると、そこは五反田に住む友人の家の近くで、何度も通っている道を折れたすぐのところ。今まで全然気付かずにいて損をしました。まずは様子見、と思ってのんびり午後から出掛けたので、おそらくいい本は買われてしまったあとなのでしょう。それでも古書好きと思われるおじさま方が十数人、1階均一本の本棚の間を目をギラギラさせて歩き回っていました。
私も恐る恐る棚を見ていきますが、のんびり見ていると隣りのおじさんが妙に間合いを詰めてきます。私の目の前の本が見たいようです。動きが怖いので仕方なく一歩ずれると、サッとその場所を取られます。そんなことが何度か続いて、ちょっとこれは負けちゃいけないな、と反省して、三社祭のお神輿よろしく、自分の場所は譲らないよ、と心に誓いながら身を固くして見ていきます。うわさ通り、面白そうな本が安く手に入りました。ウロウロしているおじさん達とはずいぶん狙っている本のジャンルが違うようでした。
会館の2階が本会場とのことで、そちらも覗いてみました。1階で手荷物を預けて入場します。面白いなと思ったのは、古書だけでなく古道具も販売されていたこと。何に使ったのか、おか持ちのような古い木箱とか、工具のようなもの、金属の置物などに値札がついていました。その中に陶器でできた、手のひらにすっぽりとおさまる急須型の水滴を見つけて、(私は水滴も蒐集しているのです)200円なので古本と一緒に購入しました。骨董市では3000円〜1万円ぐらいするのが普通です。買ったのはもっと安手のものだとは思いますが。
本会場はいい本にはそれなりの値段がついていて、高いので勉強のために見る感じでした。それでも何冊かどうしても欲しい本は買いました。すっかり満足して、その足で元我堂に向かい、店番。
店を開けてしばらくすると、一人の女性が来店。「あの、覚えていますか?」と言われてよく見ると、一箱古本市でお隣だったhitomiさんでした。この間、読売新聞に箱の写真が掲載された時にこのブログにコメントをくださり、またお会いしたいな、と思っていたら本当にお会いできて興奮して、次々話をして長くお引き留めしてしまったかもしれません。その上、本と雑貨もお買い上げいただきました。感謝いたします。
その後、元月曜店長のケイスケが来たり、常連のお客さまと古本談義で盛り上がったりして、あっという間に深夜。来店するお客さまが皆汗をかいていたので、外の縁台に団扇を置いて自由にお使いください、と黒板に書いておいたら、いつのまにか誰かに団扇を持っていかれてしまいまいした。今は広告付きの団扇を街角で配ったりするので、団扇はタダ、と思っている人が多いのでしょうね。でも置いておいた団扇は奈良麻を貼ったいい物で、値札もついていたんですけど。最後にがっくりな金曜日でした。
こちらは店内で販売中の小紋うちわ。
4種(左より縞、葵、八重梅、菊)各1本1050円です。
そんなこんなで、今日は初めて五反田にある南部古書会館の即売展へ行ってきました。都内には東京古書会館(神田小川町)、西部(高円寺)、南部(五反田)、東部、北部の5つの古書会館があって、これらは業者が古書の競り入札を行う市場です。普段は古書組合に入っていない人間は立ち入ることができない場所ですが、主に週末に開かれる即売展のみ、一般人も古書を購入することができるのです。東京古書会館で行われる「アンダーグラウンドブックカフェ」や「本のバザール」などもそうでした。
南部古書会館は「いい本がとっても安いらしい」「古書マニアが血眼で本を漁るらしい」などといろいろな人からうわさを聞いており、これは一度出掛けてみなくては、と思っていました。
行ってみると、そこは五反田に住む友人の家の近くで、何度も通っている道を折れたすぐのところ。今まで全然気付かずにいて損をしました。まずは様子見、と思ってのんびり午後から出掛けたので、おそらくいい本は買われてしまったあとなのでしょう。それでも古書好きと思われるおじさま方が十数人、1階均一本の本棚の間を目をギラギラさせて歩き回っていました。
私も恐る恐る棚を見ていきますが、のんびり見ていると隣りのおじさんが妙に間合いを詰めてきます。私の目の前の本が見たいようです。動きが怖いので仕方なく一歩ずれると、サッとその場所を取られます。そんなことが何度か続いて、ちょっとこれは負けちゃいけないな、と反省して、三社祭のお神輿よろしく、自分の場所は譲らないよ、と心に誓いながら身を固くして見ていきます。うわさ通り、面白そうな本が安く手に入りました。ウロウロしているおじさん達とはずいぶん狙っている本のジャンルが違うようでした。
会館の2階が本会場とのことで、そちらも覗いてみました。1階で手荷物を預けて入場します。面白いなと思ったのは、古書だけでなく古道具も販売されていたこと。何に使ったのか、おか持ちのような古い木箱とか、工具のようなもの、金属の置物などに値札がついていました。その中に陶器でできた、手のひらにすっぽりとおさまる急須型の水滴を見つけて、(私は水滴も蒐集しているのです)200円なので古本と一緒に購入しました。骨董市では3000円〜1万円ぐらいするのが普通です。買ったのはもっと安手のものだとは思いますが。
本会場はいい本にはそれなりの値段がついていて、高いので勉強のために見る感じでした。それでも何冊かどうしても欲しい本は買いました。すっかり満足して、その足で元我堂に向かい、店番。
店を開けてしばらくすると、一人の女性が来店。「あの、覚えていますか?」と言われてよく見ると、一箱古本市でお隣だったhitomiさんでした。この間、読売新聞に箱の写真が掲載された時にこのブログにコメントをくださり、またお会いしたいな、と思っていたら本当にお会いできて興奮して、次々話をして長くお引き留めしてしまったかもしれません。その上、本と雑貨もお買い上げいただきました。感謝いたします。
その後、元月曜店長のケイスケが来たり、常連のお客さまと古本談義で盛り上がったりして、あっという間に深夜。来店するお客さまが皆汗をかいていたので、外の縁台に団扇を置いて自由にお使いください、と黒板に書いておいたら、いつのまにか誰かに団扇を持っていかれてしまいまいした。今は広告付きの団扇を街角で配ったりするので、団扇はタダ、と思っている人が多いのでしょうね。でも置いておいた団扇は奈良麻を貼ったいい物で、値札もついていたんですけど。最後にがっくりな金曜日でした。
こちらは店内で販売中の小紋うちわ。
4種(左より縞、葵、八重梅、菊)各1本1050円です。
2005年06月23日
2005年06月22日
2005年06月18日
■思いがけず楽しい夜
19日着指定!(父の日ですものね)というギフトの梱包・発送を数件済ませ、ピューと大急ぎで根津へ。花影抄で催されている「北澤いずみ陶展」を見に行く。
昔ばなしシリーズの染付の豆皿がどれもかわいらしく、その中から「さるかに合戦」と、他に「猫に小判」の豆皿を購入。見ていると自然とニヤニヤ笑ってしまうような味。いいねぇ。
前もってお願いしていた蛙の蓮池杯を受け取る。これは、偶然谷中にお住まいのお客さまにご注文をいただいていて、1つ在庫が足りなかったので後日お届けになっていた分。陶器は焼きあがりの色がまちまちで、濃いもの薄いものがあるので、先日お送りしたものと、今回入荷したものの色が合わないことがある。
根津と谷中は隣町なので、いきなりだがお客さまに電話をして「これからご自宅までお届けに上がって、色合いを確認して選んでいただけないでしょうか。」と、ずうずうしくお尋ねすると、「大丈夫ですお待ちしています」とのお返事。
十数分後、無事お会いすることができ、「近くに気になっているカフェがあって、一人で入りづらかったので行ってみませんか」とお誘いくださり、2人で谷中・初音小路にあるアジマルカフェへ。
カウンター席だけの小さなお店で、やおらゴソゴソと梱包材の中から杯を取り出し見ていただく(あやしい行商人のような私)。既にお送りしていた杯と見比べながら、1つ選んでいただく。お渡しできて安堵し、しばしおしゃべり。ネットでご注文のお客さまと、こうして直接会う機会はそうそうないので緊張もしたけれど、お客さまがとてもいい方で楽しくお話できた。
カフェ2階のギャラリーで販売されているベトナム雑貨を見たり、そのあと一緒に夕焼けだんだんまで行って野良猫に遊ばれたりもして、心和む時間を過ごさせていただいた。Iさん、本当にありがとうございました!