■ヒゲダンス猫
2005年09月12日
2005年09月09日
■坂道の美学
ただ今、元我堂にて店番中です。お店の前には縁台を置き、出し入れするたび今にも壊れそうな棚に、1冊100円、3冊で200円の本をぎっしり詰め込んでおります。この棚を外に出すのと出さないのでは、お店の売上に少々差が生じるものですから、外に出すたびガタピシ、ギシギシ(時おりバキッ)、今日でこの棚もお陀仏か、と覚悟しながら店の前へ移動させます。店としてのやる気を見せるためにも、意地で。(早く新しいワゴン買え、って感じですが、私めが購入担当でございます。店長各位、少々お待ちを。)
さて、先週からスタートした特集「ことばの本」、本日も少し本を追加しました。
◎加藤ゑみ子監修「お嬢さまことば速修講座」
(ディスカヴァー21/'01年/2刷/帯)400円
◎千野栄一「言語学のたのしみ」
(大修館書店/'80年/初版/帯)900円
◎丸谷才一「文章読本」
(中央公論社/S52年/初版)800円
◎福田恒存「増補版 私の國語教室」
(中公文庫/S58年/初版)400円
ほか。それから、特集以外ではこんな本も出しました。
タモリのTOKYO坂道美学入門
初版・カバー・帯付き、美本。元我堂価格1000円です。
タモリが副会長を務める日本坂道学会の「よい坂」の条件は、
1.勾配が急である
2.湾曲している
3.まわりに江戸の風情がある
4.名前にいわれがある
だそうです。
私の生まれ育った文京区の坂もいくつか紹介されていまして、中でも千駄木の大給坂(おぎゅうざか)は知る人ぞ知る、というかほぼ地元の人しか通らない細い路地裏坂であります。急坂ゆえ、路面には滑り止めの丸い溝がつけられています。小学校では「大給坂を自転車で下るのはヤバい」ことになっていて、自転車ノーブレーキで下った、などという男子は尊敬のまなざしを浴びたものです。また、雨の日に大給坂で転んで怪我をした同級生もいました。そんなふうでこの坂を通るときはかなり用心したものです。大人になって知りましたが、実は東京にはまだまだ急な坂がいくつもあったのでした。
動坂上(都立駒込病院の向かい)にあった自宅から、ずっと裏道を通って動坂→たぬき坂→大給坂を横切り須藤公園で滝登り(立入禁止の滝を沢登りよろしく探検)、ドロ警で遊び、さらに団子坂の古切手屋をひやかし→汐見小学校裏→日本医大裏を通って根津神社まで、という遠征コースがあり、ほとんど自然らしい自然のないところで育ちましたが、路地裏や坂道は楽しい遊び場でした。
この本は坂の紹介だけでなく、お散歩ルートや近隣のおすすめ店の地図も入っていて東京の街歩きガイドとしても面白いと思います。谷根千地域を歩くときは“不忍ブックストリート
マップ”もお忘れなく!
さて、先週からスタートした特集「ことばの本」、本日も少し本を追加しました。
◎加藤ゑみ子監修「お嬢さまことば速修講座」
(ディスカヴァー21/'01年/2刷/帯)400円
◎千野栄一「言語学のたのしみ」
(大修館書店/'80年/初版/帯)900円
◎丸谷才一「文章読本」
(中央公論社/S52年/初版)800円
◎福田恒存「増補版 私の國語教室」
(中公文庫/S58年/初版)400円
ほか。それから、特集以外ではこんな本も出しました。
タモリのTOKYO坂道美学入門
初版・カバー・帯付き、美本。元我堂価格1000円です。
タモリが副会長を務める日本坂道学会の「よい坂」の条件は、
1.勾配が急である
2.湾曲している
3.まわりに江戸の風情がある
4.名前にいわれがある
だそうです。
私の生まれ育った文京区の坂もいくつか紹介されていまして、中でも千駄木の大給坂(おぎゅうざか)は知る人ぞ知る、というかほぼ地元の人しか通らない細い路地裏坂であります。急坂ゆえ、路面には滑り止めの丸い溝がつけられています。小学校では「大給坂を自転車で下るのはヤバい」ことになっていて、自転車ノーブレーキで下った、などという男子は尊敬のまなざしを浴びたものです。また、雨の日に大給坂で転んで怪我をした同級生もいました。そんなふうでこの坂を通るときはかなり用心したものです。大人になって知りましたが、実は東京にはまだまだ急な坂がいくつもあったのでした。
動坂上(都立駒込病院の向かい)にあった自宅から、ずっと裏道を通って動坂→たぬき坂→大給坂を横切り須藤公園で滝登り(立入禁止の滝を沢登りよろしく探検)、ドロ警で遊び、さらに団子坂の古切手屋をひやかし→汐見小学校裏→日本医大裏を通って根津神社まで、という遠征コースがあり、ほとんど自然らしい自然のないところで育ちましたが、路地裏や坂道は楽しい遊び場でした。
この本は坂の紹介だけでなく、お散歩ルートや近隣のおすすめ店の地図も入っていて東京の街歩きガイドとしても面白いと思います。谷根千地域を歩くときは“不忍ブックストリート
マップ”もお忘れなく!
2005年09月07日
2005年09月06日
2005年09月02日
■特集『ことばの本』
元我堂で本日より旅猫プロデュース、特集『ことばの本』がスタートしました。日本語、ちゃんと話せてますか?ちゃんと書けていますか?ということで、ことばを話す、読む、書くことに関する本を集めてみました。ことば遊びである“かるた”や、季語を知る俳句の本もあります。随時追加予定。
主なラインナップは次の通り。
◎村瀬 学「ことわざの力」
(洋泉社/'97年/初版/帯)1000円
◎吉田金彦編「衣食住語源辞典」
(東京堂出版/H8年/初版/帯)2000円
◎池田弥三郎「暮らしの中の日本語」
(創拓社/'89年/初版/帯)600円
◎中田昌秀「現代楽屋ことば」
(湯川書房/S53年/初版/函・帯)1500円
◎岩淵悦太郎「語源散策」
(毎日新聞社/S50年/18刷)800円
◎外山滋比古「ことば散策」
(毎日新聞社/S57年/初版)500円
◎外山滋比古「ことばの四季」
(毎日新聞社/S58年/3刷)500円
◎寿岳章子「日本語の裏方」
(講談社/S53年/初版)900円 品切れ
◎丸山久子「こどもとことば」
(堺屋書店/'84年/初版/帯)1200円
◎安野光雅・谷川俊太郎・松居直・大岡信 編「にほんご」
(福音館書店/'80年/6刷/帯)600円
◎宇野信夫「味のある言葉」
(講談社/'82年/初版/帯)1200円
◎宇野信夫「うつくしい言葉」
(講談社/'83年/初版/帯)1200円
◎戸板康二「ことば・しぐさ・心もち」
(TBSブリタニカ/'90年/初版/帯)900円
◎斎藤良輔「しゃれ・ことば 言語遊戯クロニクル」
(未来社/'85年/2刷)900円
◎久世光彦「ニホンゴキトク」
(講談社/'96年/2刷/帯)700円
◎谷川俊太郎「ことばを中心に」
(草思社/'87年/5刷/帯)1000円
◎富岡多恵子「うき世かるた」
(毎日新聞社/S59年/初版)1000円
◎中村喜春「いきな言葉 野暮な言葉」
(草思社/'96年/15刷/帯/署名入)1000円 品切れ
◎中村喜春「ころし文句 わかれ言葉」
(草思社/'95年/初版/帯)600円
◎小沢昭一「句あれば楽あり」
(朝日新聞社/'97年/初版)800円
◎結城昌治「俳句は下手でかまわない」
(朝日新聞社/'89年/初版/帯)800円
◎楠本憲吉「カラーブックス 俳句歳時記・生活・春夏」
(保育社/S51年/初版)500円
◎楠本憲吉「カラーブックス 俳句歳時記・生活・秋冬」
(保育社/S51年/重版)500円
<文庫>
◎柳田国男「毎日の言葉」
(新潮文庫/H5年/初版)400円
◎柳田国男「なぞとことわざ」
(講談社学術文庫/S62年/14刷)700円
◎谷崎潤一郎「文章讀本」
(中公文庫/S60年/19版)300円 品切れ
◎向井 敏「文章読本」
(文春文庫/'91年/初版)300円
◎森本哲郎「「私」のいる文章」
(新潮文庫/S63年/初版)300円
◎池田弥三郎「暮らしの中のことわざ」
(旺文社文庫/'81年/重版)400円
◎池田弥三郎「手紙のたのしみ」
(文春文庫/'81年/初版)500円
◎井上ひさし「ニホン語日記」
(文春文庫/'96年/2刷)200円 品切れ
◎井上ひさし「にっぽん博物誌」
(朝日文庫/S61年/初版)400円 品切れ
◎井上ひさし「ことばを読む」
(中公文庫/S60年/初版)400円
◎竹西寛子「古語に聞く」
(ちくま文庫/'89年/初版)400円
◎江國 滋「日本語八ツ当り」
(新潮文庫/H7年/7刷)250円
◎江國 滋「俳句とあそぶ法」
(朝日文庫/'00年/5刷)300円
◎宇野信夫「はなし帖」
(文春文庫/'84年/初版/帯)300円 品切れ
◎宇野信夫「こころに残る言葉」
(朝日文庫/S61年/初版)600円
◎阿刀田高「ことばの博物館」
(文春文庫/'89年/初版)300円 品切れ
◎高田 宏「ことばの処方箋」
(角川文庫ソフィア/H10年/初版)350円
◎武田百合子「ことばの食卓」
(ちくま文庫/'94年/4刷)400円 品切れ
◎川崎 洋「方言自慢」
(小学館文庫/'98年/初版)400円
◎赤瀬川原平・ねじめ正一・南伸坊「こいつらが日本語をダメにした」
(ちくま文庫/'97年/初版)400円
◎鴨下信一「忘れられた名文たち」
(文春文庫/'97年/初版)350円
◎おーなり由子「きれいな色とことば」
(新潮文庫/H14年/初版)350円 品切れ
◎引田 茂「カラーブックス 花ことば」
(保育社/S52年/重版)200円 品切れ
古本 元我堂(がんがどう):
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北3-27-11
TEL 03-3223-2028
営業時間 毎日午後5時〜11時(金曜のみ深夜1時まで)
年中無休(都合により臨時休業することがあります)
地図は >> こちら
主なラインナップは次の通り。
◎村瀬 学「ことわざの力」
(洋泉社/'97年/初版/帯)1000円
◎吉田金彦編「衣食住語源辞典」
(東京堂出版/H8年/初版/帯)2000円
◎池田弥三郎「暮らしの中の日本語」
(創拓社/'89年/初版/帯)600円
◎中田昌秀「現代楽屋ことば」
(湯川書房/S53年/初版/函・帯)1500円
◎岩淵悦太郎「語源散策」
(毎日新聞社/S50年/18刷)800円
◎外山滋比古「ことば散策」
(毎日新聞社/S57年/初版)500円
◎外山滋比古「ことばの四季」
(毎日新聞社/S58年/3刷)500円
◎
◎丸山久子「こどもとことば」
(堺屋書店/'84年/初版/帯)1200円
◎安野光雅・谷川俊太郎・松居直・大岡信 編「にほんご」
(福音館書店/'80年/6刷/帯)600円
◎宇野信夫「味のある言葉」
(講談社/'82年/初版/帯)1200円
◎宇野信夫「うつくしい言葉」
(講談社/'83年/初版/帯)1200円
◎戸板康二「ことば・しぐさ・心もち」
(TBSブリタニカ/'90年/初版/帯)900円
◎斎藤良輔「しゃれ・ことば 言語遊戯クロニクル」
(未来社/'85年/2刷)900円
◎久世光彦「ニホンゴキトク」
(講談社/'96年/2刷/帯)700円
◎谷川俊太郎「ことばを中心に」
(草思社/'87年/5刷/帯)1000円
◎富岡多恵子「うき世かるた」
(毎日新聞社/S59年/初版)1000円
◎
◎中村喜春「ころし文句 わかれ言葉」
(草思社/'95年/初版/帯)600円
◎小沢昭一「句あれば楽あり」
(朝日新聞社/'97年/初版)800円
◎結城昌治「俳句は下手でかまわない」
(朝日新聞社/'89年/初版/帯)800円
◎楠本憲吉「カラーブックス 俳句歳時記・生活・春夏」
(保育社/S51年/初版)500円
◎楠本憲吉「カラーブックス 俳句歳時記・生活・秋冬」
(保育社/S51年/重版)500円
<文庫>
◎柳田国男「毎日の言葉」
(新潮文庫/H5年/初版)400円
◎柳田国男「なぞとことわざ」
(講談社学術文庫/S62年/14刷)700円
◎
◎向井 敏「文章読本」
(文春文庫/'91年/初版)300円
◎森本哲郎「「私」のいる文章」
(新潮文庫/S63年/初版)300円
◎池田弥三郎「暮らしの中のことわざ」
(旺文社文庫/'81年/重版)400円
◎池田弥三郎「手紙のたのしみ」
(文春文庫/'81年/初版)500円
◎
◎
◎井上ひさし「ことばを読む」
(中公文庫/S60年/初版)400円
◎竹西寛子「古語に聞く」
(ちくま文庫/'89年/初版)400円
◎江國 滋「日本語八ツ当り」
(新潮文庫/H7年/7刷)250円
◎江國 滋「俳句とあそぶ法」
(朝日文庫/'00年/5刷)300円
◎
◎宇野信夫「こころに残る言葉」
(朝日文庫/S61年/初版)600円
◎
◎高田 宏「ことばの処方箋」
(角川文庫ソフィア/H10年/初版)350円
◎
◎川崎 洋「方言自慢」
(小学館文庫/'98年/初版)400円
◎赤瀬川原平・ねじめ正一・南伸坊「こいつらが日本語をダメにした」
(ちくま文庫/'97年/初版)400円
◎鴨下信一「忘れられた名文たち」
(文春文庫/'97年/初版)350円
◎
◎
古本 元我堂(がんがどう):
〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北3-27-11
TEL 03-3223-2028
営業時間 毎日午後5時〜11時(金曜のみ深夜1時まで)
年中無休(都合により臨時休業することがあります)
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