
古本のことになると早起きができるのはこれいかに。本日より3日間開催される神保町古書会館「アンダーグラウンドブックカフェVol.6」へ。
今回は重大な(?)任務あり。この古書展の企画をされている神保町の西秋書店さんより、会場に元我堂のチラシを置いてもよいというありがたいご提案があり、今回初めて元我堂を紹介するフリーペーパーを作ったのである。それを古書会館まで持っていくのが私の役目。
お忙しい西秋さんをやっとつかまえて、我らが元我堂のフリペは無事、催事告知や本の宣伝など各種チラシにまぎれて平台に設置された。本当に有難い。古書好きそうなおじさま方や、若い女性の手に取られていくのをしばし眺めていた。このうち何割の方がお店まで来てくださるのかはわからないが、面白い店だなと思っていただければいい。ちなみに中はこんな感じ。

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店内のイラストは水曜店長、ナンダ画伯によるもの。左下にはこっそりフレンチブルドッグのスタイプ店長も描かれている。
古書展では西秋書店さんで5冊、かげろう文庫さんで戦前の裁縫本2冊購入。写真は婦人倶楽部『新案もの小物裁縫百種』。この中に、旅猫で売っている湯たんぽ袋とほぼ同じものの作り方が出ている。(ただし戦前にはキルティング生地はなかったので、生地と布団わたを合わせるところから始まる)
お昼頃に月曜店長nonさん、火曜店長石ころさんと合流。すずらん通りのオーガニックレストラン「マザーズ」で食事。
http://www.mothers-net.co.jp/202kanda.html

バイキング形式のランチで、根菜を中心に、蒸し野菜、和え物、サラダ、シチューやカレー、デザート、コーヒーなどもあり、ごはんは玄米と雑穀の2種類がある。全体に薄味(江戸ッ子にはちょいとモノ足りないが)で、日頃野菜不足の方にはおすすめ。おかずは2度、ごはんは1度おかわりした。1200円也。
食後、予定がある2人と別れ、神保町をぶらぶらしようと思っていると、古本海ねこさんからメール。これから古書会館へ向かうとのこと。そのあと元我堂木曜店長のナンダさんからも電話で、もうすぐ古書会館に着くという。2人が着くまで、三省堂裏にある古書モールを見ることに。
棚を見ていると突然グラグラと地震。レジにいた店番の女性が、「本棚から離れてくださーい」と言うのだけれど、どこに立っても本棚だらけだってば!別の男性が冷静に「みなさんエレベーターホールの方にいてください」と言って集まった頃にはすでに地震が収まっていた。本で生き埋めになった場合、少しの隙間と明かりがあれば救助されるまで暇つぶしはできそうである。
再び古書会館。ナンダさん、海ねこさんと合流し、西秋さんやリコシェの阿部さんとお話する。最後に森井書店さんで本を1冊購入。よくしゃべった一日。