2006年01月14日

■雨の巣鴨で

年末あたりから、元我堂の火曜日店長・石ころ嬢と、4のつく日に巣鴨に行く約束をしていて、本日14日の土曜日ということで雨模様にもかかわらず出掛けてきた。巣鴨駅からとげぬき地蔵通りへいざ。

今日は巣鴨駅に戻らず、とげぬき地蔵通りを抜けて庚申塚から都電に乗る計画のため、とばっくちにある伊勢屋さんで早くもお土産の塩大福を買う。1個120円ナリ。私は季節限定というごま大福も買ってみる。

並びにある漬け物屋では、あらゆる浅漬け、漬け物を試食。マイ爪楊枝握りしめ、玉ねぎみそ/しょうゆ漬け、セロリ、山芋のしそ漬け、茄子のわさび漬け、ごぼう漬け、だいこんのべったら漬け、などなど、ひと工夫された漬け物ばかりで口の中が思いがけない味で満たされる。茄子のわさび漬けを1つ買う。630円ナリ。

お年寄り向けのアクセサリーや時計を売る店、健康食品の店などを冷やかしながら、とげぬき地蔵へ。観音さまを洗うところはディズニーランド並みに長蛇の列ができておりパスする。お線香の煙を浴びる大きな香炉に行くと、元気なじいさんが我々に向けて「ホレ!ホレッ!ホーレ!」と大きく手を振って煙を送ってよこす。若い女子があまりいないところなので、じいさん興奮したのか、そのあと石ころ嬢の後ろに回ってきて「イヤー、イイネェイイネェ」と肩をたたき、ご機嫌の様子で去っていった。

さらに商店街を歩く。路地を少し入ったところにある寂れた文房具店へ。ここには“お宝箱”という段ボール箱があり、その箱の中のものはどれでも10円である。中身は30年前ぐらいのデッドストックの下敷きやクリップ、荷札、紙挟みなど雑多なもの。他にも棚の奥やガラスケースの中に、今では見かけないような古い事務用品があったりして面白い店。

私は糸が漉き込まれた油紙と、麻紐、送り状の荷札2枚がパックされた小包セットを買った。100円と書いてあったが、おばさんに手渡すと「こんなのでいいのぉー、50円でいいわよー」とおまけしていただく。荷札の郵便番号欄はもちろん5ケタ、古本の発送に使ってみたい。

石ころ嬢はやはり1970年代ぐらいのものと思われるレトロなイラストが入ったお年玉袋を3つ、1つ100円と書かれていたが、これもおばさんが「3つで100円でいいわよー」とおまけしてくれていた。

お腹が減ったので、適当な食堂に入ってみる。店内はじいさんばあさんでほぼ満席、かろうじて空いていたテーブル席に案内される。4人掛けに相席で、向いにはおばあさんが2人、すでに定食を食べているところ。私の前の方は海老フライ定食、石ころの前の方はまぐろ刺身定食。2人のおばあさんはそれぞれ1人で来ている人らしく、黙々と食べている。

石ころ嬢が店のおばさんにオムライスを注文すると、「今はできない」と断られる。なぜできないのかは教えてくれなかったのでわからず。カレーライス(450円)に変更する。私は店先に“おすすめ”と書かれていたカツカレー(650円)を注文する。じゃがいもたっぷり、甘口ですごい量のカレーライスが出てきた。おかあさんの味。

向いのおばあさんが食べている海老フライの海老もすごく立派で、2本も食べきれるのかとチラチラ見てしまう。80歳ぐらいの小さな痩せたおばあさんだったが、しっかりと完食。常連なのだろうか、いつも海老フライと決めているのだろうか。

石ころ嬢が「お味噌汁のワカメがすごくおいしい」という。そう言われてみればそんな気もした。

激しくなってきた雨に負けず、服のマルジへ。靴下や下着を物色。安くて種類豊富なので、買いだめをする。巣鴨名物の赤パンツコーナーで、妊婦となったナンダさんに、赤い腹巻きと赤パンツ(赤パンツには“すがも”とひらがなで刺繍入り、だけどワコール製。いわゆるコラボ?)とうがらし成分入りつま先ソックスをお土産に買う。石ころも赤パンツ買った模様。巣鴨の必須アイテムなり。

都電の線路を越えて、本当はファイト餃子を食べようと思っていたが、カレーライスの量があまりにも多かったため、今日はよしておく。お持ち帰り用の餃子もあるが、ファイト餃子は焼き方が難しいのでまた次回ということで。

日も暮れてきて、都電に乗り、終点早稲田に向かう。雨だし寒いしで、そのまま東西線早稲田駅まで歩き、阿佐ヶ谷へと帰る。せっかくのお土産をすぐ渡してしまおう、と、そのままナンダ宅へ。ちょうどこのあの文庫が閉館した頃に着く。

お茶をいただきながら、今日の収穫品、赤パンツを見せ合ったりして1時間半ほどおしゃべり。今日でちょうどこのあの文庫は1周年とのこと。ナンダさんの出産、育児を機に、きっとまた新しい輪が広がることでしょう。2年目の活動に期待しております。

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左はごま大福、右は塩豆大福、どちらもうまい
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2006年01月13日

■読了

『ひとり旅ふたり旅』佐多稲子(北洋社・1973年)
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2006年01月12日

■まだ小さい

周囲の人からぽつぽつ、「大きくなった?」「元気なの?」と聞かれることが多いアイツ。そういえば、思い出していただけました?

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実家のビビちゃんであります。まだあのバッグに入ってます。生まれたのが11月半ば頃なので、ようやく2ヶ月。まだまだ小さくて当分楽しめそう。

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やんちゃ盛りというか、もう起きている時は全身全霊で遊びます。部屋中ぐるぐる走ったり、カーペットを囓ったり、箪笥の裏にもぐり込んだり、人の手に戦いを挑んだりと、じっとしていないので写真も撮れやしないんですよ。黒い弾丸です。辛抱強く遊んでやって、疲れるのを待ちます。眠くなったらこっちのもの。うへへへへ。

黒くて小さいからどこにいるかわかりにくくて、首にオレンジ色のリボンと鈴をつけられております。それでも知らない間に足元にいるものですから、母に何度も踏んづけられて「ぴぃー」
と鳴いてました。丈夫に育てられております。
眠くなってくると自分から猫バッグに戻り、電池が切れてパタリと静かになりました。そうなるとつまらないので、30分ぐらいで無理矢理起こしてみたりして。

気が付けば手は傷だらけ。お風呂に入ったら滲みるのなんの。

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無理矢理起こされて不機嫌の図
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2006年01月10日

■新年おしゃべり会

新年早々、湯たんぽの需要がえらいことになっております。旅猫雑貨店のような弱小オンラインショップにもたくさんのご注文をいただきましてありがたいことです。湯たんぽだけならサクサク発送できるのですが、当店は袋がウリなのでありまして、この袋の製作にアワアワになっており、ついにはミシン中に気分が悪くなって床にへなへなと倒れ込む始末。うぅ。命を削って湯たんぽ袋を縫っております。賽の河原の小児になった気分です。作っても作っても鬼が来て……

と、そこへうれしいお誘いが。夜、神保町の西秋書店さんと、古本海ねこさんとで三鷹のブックカフェ文鳥舎にて新年おしゃべり会。初めて行くお店ですが、店内壁面には本棚があり、びっしりと本が並んでいました。落語会やトークライブなど、ひんぱんにイベントが行われているお店。

お二人の古本業界の話を聞いたり、あーでもないこーでもないとこれからのことを語り合うたのしいひととき。気がついたら4時間あまりもしゃべっていました。料理もどれもおいしく、チキンのトマト煮、温野菜、変わりコロッケ、ピッツァなど、たらふくいただきました。(飲めないぶん食う。)今年も乗れる波にはひょいと乗ってまいります。
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2006年01月08日

■怒っているのかも

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座頭市猫
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2006年01月05日

■おともだち

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カラス猫
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2006年01月03日

■冬眠中?

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冬ごもり猫
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2006年01月01日

■謹賀新年

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あけましておめでとうございます。
本年も猫共々、旅猫雑貨店をよろしくお願い申し上げます。
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