この物件はもともと長屋のような作りになっていて、右隣りに大家さんが住んでおり、左隣りは3年ほど前に取り壊されて、屋根のある飲料自販機コーナーとなっている。(ここの自販機すべて100円ナリ!)
1階部分は大家さんが業者に頼んで、きれいにリフォームされているのだが、2階はあくまでオマケということで“築40年”を彷彿とさせる、相当な傷み具合である。あちこち隙間風も入るし、壁もボロボロ。断熱材もほとんど入っていなくて、これでよくも真夏と真冬を乗り越えていたものだと、父と二人で感心することしきり。そして、サウナ状態での重労働を覚悟する。
何枚のベニヤと断熱材が必要かを割り出し、調達方法など話し合いながらお昼ごはんを食べていると、向かいにあるお寿司屋のおかみさんが熱いお茶を持ってきてくれた。
残されていたゴザやカーペット、スリッパなどの残置物はすべて大家さんが廃棄してくれたので、少しすっきり。
>>before
オドロオドロしい壁(押入?)。すきま風はガムテープで塞いで凌いでいた模様。すべて剥がすともっとボロボロに。
夕方になってエアコン設置工事の業者がやってくる。取り付け場所を決めているところ。
壁にパイプを通す穴を開ける。これが思いのほか時間がかかり苦戦。モルタル壁だと思っていたら、内部にタイルの層があったらしい。(パーマ屋の名残?)穴開けに30分ぐらいかかった。
設置完了。外は暗くなっていた。
右手も左手も、裏手にも置き場がなく、室外機が店の前になってしまった。目立たないよう工夫しなくては……。
ということで、無事、エアコンが付き、1階だけは涼しく過ごせるようになった。しかし2階は今後も扇風機のみ。天国と地獄。