鬼子母神にて初めての手創り市が開催された。中板橋にある
roji cafeが主催。(最近、板橋に気になるお店がいくつかあって、近日、足を延ばそうと思っている)私は世の中の動向・流行に割と疎いので、「手創り市」というのがいろんな場所で開催されていることを知らなかった。フリーマーケットやバザーと異なるのは、中古品や古物を売ってはイケナイということ。手作りの品物であること。ものは試し、と申し込んで、旅猫雑貨店の手作り品をカートに積み込み、朝9時に鬼子母神境内へ。
会場に着いてはじめて気がついたのだが、与えられたブース(1m80cm四方)に品物を並べるのに、敷物がなくてはならない。それと、店番をするための椅子・座布団。防寒対策として携帯カイロ等。すべて持ってきていなかった。他の出店者の方々は、そのあたり怠りなく万端整えてきていらっしゃる。あいや!急ぎコンビニへ走って、ナイロンのピクニックシートを調達。貧乏くさ〜(笑)ダメだなぁ、自分。
売りものは、ヤマオカ女史作の当店オリジナルブックカバー。共布でわたくしめが作ったコサージュ、それから湯たんぽ袋に、着物地のたばこ入れを。フェルトや編みぐるみバッグといった女の子らしい出店が多い中、かなーり地味。
鬼子母神境内は木に囲まれていて、せっかくの快晴にもかかわらず全く日が当たらない。湿った土の地面から冷気がしんしんと伝わってきて、開始10分ぐらいであまりの寒さに帰りたくなってしまう。とてもじゃないが夕方まで持たないから、なんかウソをついて早退しようと真剣に考える。が、それもおとな気ないな、と考え直して、コンビニで買ってきた貼るカイロ1袋(10枚入)を、左右の手袋の中、背中、腰とお腹、靴底、足の甲にすべて使い、耐えることにする。それでも手足がかじかんだ。
出店ブースから上を見上げると、紅葉。
境内の駄菓子屋・上川口屋の屋根から観察している方。
隅っこの方では、こんな方とか、
こんな皆さんもいて、人間観察はかなり楽しめました。
お隣に出店していた、インドサリーで布小物や服を作っている方がとても親切にしてくださって、つま先用のカイロをいただいたり、トイレに行っている間、店番をしてくださったりした。たいへんお世話になりました!
お昼頃から
ポポタムの大林さんや
往来座の瀬戸さん、東京セドリーヌのAkiさん、古書現世の向井さん(→「
雑司が谷無法地帯」参照)が来てくださって、かなり楽しくなった。また午後からは思いのほか品物が売れたりして、なんとか4時まで続けられた。でも寒さには本当に弱いので、12月の出店は無理そう。また来年の春頃に出られたら、その時はがんばります。