金曜日夜、ブチ猫が食べたエサを吐いたので、「食ったら吐くな、吐くなら食うな」と説教した。がっついて食べるせいか、食べてすぐに吐くことが多いので、もう少し落ち着けよ、と。しばらくして、また吐いたので、変な葉っぱでも食べたか、洗剤でもなめたのかと考えたが、思い当たるようなものもない。あれあれ、と思っているうちに、また苦しそうな気配。いつもは人間と猫は別々の部屋で寝るのだが、ブチさんだけ、一緒に布団に入れて寝ることに。
明け方になって、ベッドの下でゴソゴソしているな、と思ったら、やっぱり吐いている。もう、胃液みたいな液体だけになっていて、これはまずいなぁってことで、朝一番にかかりつけの往診獣医に電話。残念ながら、先生が今日は東京にいないとのことで、仕方なく猫をカバンに押し込んで、車で10分ほどの獣医へ連れて行く。ブチさん恐怖のため大暴れし、カバンが動く動く。
すぐに診てもらえて、熱はなし。脱水症状気味なので、点滴で皮下補液と、注射。今日は断食させてくださいとのこと。先生がブチさんの体を見て薄笑いを浮かべながら、「だいぶ蓄えがあるみたいだから、1日ぐらい抜いても大丈夫ですから」と言った。(どうせ太ってるわい!!)とブチさんが思ったかどうか。
家に戻ると11時半。明大の古書講座、最終回に行けなかった。今日は生徒が1人ずつ教壇に上がって、最近買った古本を発表する日だったのだ。去年もこの最終日の発表がとても盛り上がり、楽しみにしていただけにとても残念だった。ちなみに私が発表しようと思っていたのは、
■臼井吉見『どんぐりのへた』(筑摩書房/S32年)
■藤原 茂『トイレット監督』(文藝春秋/S36年)
■渡辺秋哉『改札日記』 (朱雀社/S33年)
の3冊だった。昭和30年代に興味があって、当時の暮らしぶりがわかるエッセイが面白い。『改札日記』の昭和33年頃は、荷物を風呂敷に包んで持っているのが普通だったりして、そういうシーンを想像するだけでも楽しいのです。
古本熱に当たりそこねたため、仕事場に行く前に高田馬場BIG BOXの古本市に立ち寄る。5冊ほど買って、帳場でレジを打っていた古書現世・向井さんにご挨拶してから仕事場へ。しばらくして、入り口に自転車が止まったので、誰かしら?と思ったら、ありゃりゃ!向井さんがいらした。BIG BOXでは1時間おきに休憩があって、喫茶店でお茶をするのも飽きてくるし、だんだんどこに行っていいかわからなくなってくるのだという。それで気分転換に遊びに来てくださったというわけだった。
旅猫雑貨店名物(?)の、くら寿司のお茶をふるまう。(岡崎さん御用達のくら寿司で出している、玄米粉茶。持ち帰りできるボトルがあって、茶殻が出ないので店で愛飲。近所のおばあちゃんたちに大好評)茶飲み友達として今後ともよろしくお願いします。