▲オフラインです13日(土)にて神保町・書肆アクセスでの出張販売が終了となりました。ご来店、お買上げいただきました皆さま、本当にありがとうございました。(畠中店長、スタッフの皆さま、たいへんお世話になりました。)
雑司が谷から神保町まで、自転車の最短コース(坂道なし)を見つけ、15分ちょっとで着くことがわかった。電車での移動だと、30分はみないといけない。途中、東京ドームと後楽園遊園地のジェットコースターの間を抜ける道を通る。道に絶叫がこだましていて、久しく乗っていないジェットコースターに乗りたくなってしまった。
ここ数日、昼間の日射しが暖かくてうれしいのだけど、帰り道の寒さといったら、本当に「涙がちょちょぎれる」。誰が最初に言ったんでしょうねぇ、「ちょちょぎれる」。「泣く」というのとは違って、感情とは全く関係なく、ひとりでに涙が出てくる。
しかしながら真冬の自転車通勤(片道40分)、人が思うほど辛くはないのだ。まずは、寒いとすぐに痛み出してどうにもならなくなる“耳”を、ヘッドフォンで保護。iPodで音楽、落語など聞きながら。手袋をはめ、体はエアテック素材の上下で風を完全に遮るので、寒いのは顔だけ。最初の10分ぐらいは上記の通り涙がちょちょぎれるが、それも馴れてきて20分も自転車を漕げば、汗をかくぐらい温まってしまう。
道中、<家まで遠いなぁ>と考えると辛くなるが、8月から5ヶ月あまり、ほぼ毎日往復しているうち、距離感は全く気にならなくなっている。家並みを見たり考え事をしながら、足だけ自動運転のごとく家へと向かうので、すでに肉体と精神が分離する境地に達しているのかもしれない(大げさ)。そんな風に調子に乗っていると車にはねられるので、気をつけたい。
雨の日はレインスーツ。靴と手袋が濡れるのを何とかしたい。長靴は自転車が漕ぎづらいので、ゴムでできたいい靴を探している。手袋はスキー用がいいのかどうか。防寒性はあるが防水性は低そうなので、これも探索中。
風の強い日、これは普段より倍つかれる。常に追い風だったら文句はないが、そう上手くはいかない。歩いていても、風の強い日というのは体力を使っていて、とてもつかれる。外から帰ってきて家の中に入った瞬間、普段よりも安堵感が強い。風め。
パタゴニアでは24時間、1年365日強風が吹いていて、常に風にあたり続けていると精神がおかしくなってしまう、風にやられる、というようなことを椎名誠が書いていた。なんとなく、わかるような気がする。
※写真は借りている駐車場の中ににょっきり立っている木製電柱。
posted by 店主かねこ at 20:29|
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□路地裏縁側日記
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