2007年02月26日

■電車猫

中学校の同級生、ななえちゃんから古本をたくさん譲ってもらった。お母さんがご自身の蔵書を処分することにしたらしく、元文学少女だからいい本あるかもよ、とわざわざ電話をくれたのだ。ありがたい。いそいそと本駒込・六義園そばのななえちゃんの家へ。

応接間にざっと200冊ぐらいの本がまとめて置かれていて、三島由紀夫、谷崎潤一郎、海外文学(サガンの「一年ののち」とか)古い手芸本、展覧会図録、絵本、岩波写真文庫、雑誌など、むむむう、と唸る本がたくさん。ヘミングウェイの「老人と海」は、日本語版と、英字版が隣り合わせに置かれていたりして、互いに参照しながら読まれたのかな、などと思いを馳せつつ、他の古本屋さんならきっと買い取れるはずであろう本も、当店では力不足であきらめたもの多数。すみません、お母さん。

ななえちゃんのお兄ちゃんの車を借りて、そのまますぐに店へ持っていった。車だと10分ちょっとの距離。ななえちゃんとは数年ぶりに会ったので、積もる話いろいろしながら。太陽みたいに明るくて元気な人なので、こちらも元気になってくる。

本駒込に引き返し、ななえちゃんの彼、しばた君からの衝撃のメールを見る。電車の座席に猫が座っていて、写真を送るからぜひ私に見せて、というのだ。それがこちら↓。

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これ、JR山手線の車内だそうです。このおじさん、いつもこんなことをして喜んでいる人なのか、立ち上がって満足そうに自分の猫を見ていたらしい。ちょっと怖いですねぇ。しかし猫はかわいい。っていうか、猫を取り出すところからちゃんと写真を撮っているしばた君もすごいと思うのですが。
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2007年02月25日

■ご来店御礼

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▲わめぞMAP(クリックで拡大)

往来座外市、大盛況にて終了いたしました。ご来場、そして当店へご来店いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

祭は見るだけでなく参加しないと面白くないので、そこに神輿があるなら自ら進んで担ぎに行く。その場にいることが肝心、と常々思っているのだが、今回は事情により外市の現場にいられず、個人的には少し残念な思いをした。

しかしながら、当店にも予想外に多くのお客さまが来てくださり、あとで目白のポポタム・大林さんからも、同様に今までにない程たくさんの人が来たと聞き、わめぞ・雑司が谷界隈の地図を作った甲斐があったなァ、とうれしくなった。昨年11月の開店以来、店内が人でいっぱいになるという現象を初めて見て、ひとり静かに感動しておりました。

一人では神輿は上がらない。早稲田・目白・雑司が谷(わめぞ)の仲間と出会えたことが、大きな力になっている。もっともっとたくさんの人が「わめぞ」エリアを訪れて、面白い!と思っていただけるよう、貢献していきたいと改めて思った。

外市の詳細は、古書往来座ちょっとご報告週刊現世で詳しく知ることができる。ああっ!兄の写真がっ………!
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2007年02月24日

■来たれ「わめぞ」

いよいよ古書往来座の初イベント「外市」本日開催です。

すべてにおいてギリギリで仕事をするわたくし、外市開始時間の10時間前にようやく「わめぞMAP」を完成させました。「わめぞMAP」というのは、先日書いた「雑司が谷界隈」よりもさらにエリア拡大、早稲田古書店街と目白、雑司が谷の位置関係が赤裸々に明かされる画期的地図なのであります。

ふぃ〜。ちかれた。

さきほどまで、往来座の搬入お手伝いに行っておりましたが、かなりワクワクしてきました。仙台から参加の火星の庭さん、素敵な本がぎゅぎゅぎゅーっと詰まってますよ!往来座の店頭が、なにか、すごいことになっています!!!!!

旅猫雑貨店は11時から夜6時までの営業となります。外市のあとで、雑司が谷散策、そして当店にもふらりとお立寄りいただければ幸いです。皆さまのお越しをお待ちしております。

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2007年02月19日

■改訂版できました

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店の開店案内と共に配布した「雑司が谷界隈」の地図、改訂版ができました。元々はDMとしてハガキ大のデータによる地図を作るつもりだったのが、手書きの方が面白いかなーと安易に考えたのがよかったのか悪かったのか、フリーハンドの地図がこんなにも難しいなんて思わなんだ。何度も何度も書きなおし、出来上がった!と思ったら墨をこぼしてダメにして、泣きながら完成に至った初回版。

それなのに、ああそれなのに。鬼子母神の鬼の字のツノをつけてしまっていたり、夏目漱石の墓の位置がずれてたり、書店、古書店、抜け道、脇道、モロモロが抜けていたり……さまざまな方にご指南、教育的指導、お叱りを受けては、「次の改訂版で直しまーす!でへっ!」と明るく答えつつ、心は凹んでおりました。雑司が谷の人、ウルサイ。いい意味で(笑)。

そんなこんなで、古書往来座の瀬戸さん、退屈男さんなどの協力を得て、ようやく改訂版完成と相成りました。(ありがとうございました。)

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初回版よりかなり細かくなっております。書いていてちょっと酔いました。ちなみに初回版はこちら↓
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大まかな部分は、横にある筆で書いております。南西(下の方)側、都電の終点・早稲田駅までを無理矢理書き込んだので、上下が詰まっています。新名所「わめぞ台」「念仏だんだん」も書いてあります。(「念仏だんだん」って何ぞや?という方、後日説明いたします。)

この地図、立石書店さんのご厚意で、2月20日(火)から始まる「サンシャインシティ大古本まつり」会場でも配布いたします。古本まつりの後は、わめぞ各店めぐりなどいかがでしょう。お手に取ってくださいまし!

第16回 サンシャインシティ大古本まつり
▼開催日時
2007年2月20〜27日
10時〜20時(最終日は17時まで)

▼会場
サンシャインシティ ワールドインポートマート4F 特設会場

▼36店舗参加!!
http://www.sunshinecity.co.jp/event/116902675781175740.html
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2007年02月11日

■湯たんぽ最終!

湯たんぽ袋 [切継ぎ小紋柄]

湯たんぽの入荷、いよいよ最終とさせていただきます。今シーズンもたくさんのご注文ありがとうございました!みのもんたもびっくりの湯たんぽ需要、どこまで続くのでしょうか?本当に有難いことです。

ラストスパートに向けて、新柄の袋を作ってしまいました。その名も[切継ぎ小紋]。麻の葉や絣模様、更紗模様などの小紋が、パッチワークのようにプリントされていて、どこかなつかしい、おばあちゃんの家のこたつ布団のような雰囲気。限定15枚、品切れ御免!

[切継ぎ小紋柄] 生地の拡大
▲生地の拡大です

価格はこれまでと同じく、湯たんぽとセットで3000円、袋のみで1500円(いずれも税込み)です。ご注文お待ちしております!

湯たんぽ・袋付き 3000円
http://www.tabineko.jp/yuta01.html
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2007年02月10日

■早稲田古本村通信

早稲田古書店街が発行するメールマガジンで、僭越ながらワタクシ、かねこが連載をスタートします。本日、2月10日中に配信される予定ですので、まだ購読申し込みをされていない方は、ぜひメールアドレスを登録してくださーい!

■早稲田古本村通信(↓ここをクリック)
http://www.mag2.com/m/0000106202.html

月3回発行。内容は以下をご覧あれ。

▼コラム号(1) 毎月10日ごろ発行
『蟲文庫の「めくるめく固着生活」』田中美穂
『気になる「わめぞ」の点と線』金子佳代子

▼コラム号(2) 毎月20日ごろ発行
『早稲田で読む、早稲田で飲む』南陀楼綾繁
『ぬいだ靴下はどこへ 〜ハルミン・ダイアリー〜』浅生ハルミン
『男のまんが道』荻原魚雷

▼情報号 毎月26日ごろ発行
早稲田古本村最新情報/即売会情報/本の話題あれこれ
早稲田松竹上映情報

ワタクシめはさておき、素晴らしい執筆陣のコラムはかなり読みでがあります。いやー、なんで受けちゃったんだろう…でも古書現世の向井さんみたいな大きな人の依頼を断ると、柔道やってたっていうし、あとで絞め技とかかけられても困るし……わかりました、って言っちゃったんですよねぇ。すみません!雲隠れします。ピュー。
posted by 店主かねこ at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

■海ねこさん大イベント!

旅猫雑貨店駆け出しの頃から、何かとお世話になっている古本海ねこさんが、2月14日から1ヶ月間、高円寺の古本酒場コクテイルにて出張販売、豪華トークショー盛り沢山のイベントを開催します!

トークショー出演者の中には、友人である小宮由さん(阿佐ヶ谷の家庭文庫「このあの館」館主、通称:ナンダンナでお馴染み)の名前も。児童書出版社・アリス館の編集者としての顔を垣間見ることができそうで、個人的に最も楽しみな対談です。

以下、「海ねこ的 日々の暮らし」ブログより転載します。

●絵本酒場 コクテイル
2月27日、高円寺の古本酒場「コクテイル」があづま通りに移転して3周年を迎えます。3周年を記念して、月替わり特集主義!さまざまな本がどっさり棚に集まります。

●2月14日・バレンタインデーから
3月14日・ホワイトデーまで
[酒と愛と絵本の日々]ということで
「古本 海ねこ」の棚がコクテイルに登場。

絵本・雑誌などを出張販売いたします。徐々に追加、随時補充していく予定です。次号MOEでコクテイルが紹介され、ついに、女性あふれるコクテイルになるのかどうか!?
「絵本酒場コクテイル」は、酒場ですので通常の営業は19:00〜25:00ですが、期間中の土曜、そしてイベントがある日曜(2月17日・2月24日・3月3日・3月4日・3月10日)は15:00から営業。海ねこも店番いたします。
会場が酒場ですので、ワンドリンク注文をお願いします。ソフトドリンクもあります。期間中の特別メニューとして、コーヒー、中国茶(各350円)、ほっかほか特製スープ、スイーツなど用意してお待ちしております。
中央線沿線の散歩・古書店めぐりに疲れましたら、ぜひお立ち寄りのうえ、絵本とあたたかいスープでぬくまりましょう。
期間中、イベントも開催いたします。
3月3日、4日と連日のスペシャル・ナイトには、海ねこが“今、この人の話を聞きたい!”と思うお四方にご登場いただきます。席数に限りがございますので、行こうかどうしようか迷う前に、即予約。お願いします。
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●3月3日(土曜)ひな祭り 17時〜
トークショー(対談)
「収集家 VS 古本屋──
本とレコードと懲りない面々」

編集者・収集家 沼辺信一さん
音羽館・店主  広瀬洋一さん

「幻のロシア絵本 1920ー30年代」展の企画・監修者として
日本のみならず世界をうならせた沼辺信一さん。著書にレコジャケ本「12インチのギャラリー」、共著に「ダンス!」展カタログなど。
沼辺信一さんのブログ
http://numabe.exblog.jp
かたや古書店歴18年、西荻窪にある人気古書店「音羽館」店主・広瀬洋一さん。実は、沼辺さんにも、古書店で働いた3か月の体験があります。古書を買う側と売る側、微妙な心理の駆け引きについてお話いただきます。
古本を買う阿呆、古本売る阿呆、世紀の対決!
また、日本や海外でどのようにして絵本・レコードを収集してきたか、店としてはどのように仕入れをしてきたのか、収集の秘訣を明かします。
●日時 3月3日 ひな祭り(土曜)17:00〜19:00 
●会場 古本酒場コクテイル
●チャージ 700円
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●3月4日(日曜)17時〜
トークショー(対談)
「絵本作家と編集者 幸福な関係」

児童文学者 渡辺鉄太さん
編集者   小宮由さん

日本児童文学界の黄金期(?)に生まれ育ち、今後、日本児童文学界を担っていく絵本作家と編集者二人がコクテイルに登場。
一緒に絵本を作り出していくうえでの苦心、喜びなどを存分に語ります。また、絵本が誕生するまでの秘話、ウラ話、さらには、昨年11月に他界された、渡辺茂男氏(「しょうぼうじどうしゃ じぷた」「もりのへなそうる」、訳書に「エルマーのぼうけん」「どろんこハリー」「へんなどうつぶ」等)の素顔も、息子、そして、編集者の目を通して語られます。絵本・本好きには聞き逃せないお話が満載です!

○プロフィール紹介○
●渡辺鉄太(わたなべてつた)さん
1962年、東京都多摩市生まれ。明海大学、メルボルン大学専任講師を経て、モナシュ大学で言語学の博士号を取得。その後、著述に専念。2001年よりオーストラリア、メルボルンの自宅にて日本語児童文庫「メルボルンこども文庫」を主宰。一男一女の父。
現在は、メルボルン近郊のダンデノン山で、自然に囲まれる中、午前は児童文学、 言語や文化についての執筆、午後は主夫という生活を送っている。奥様は美術家・絵本作家の加藤チャコ氏。父は、昨年11月に他界された渡辺茂男氏。
主な著書に「緑の森のバイリンガル〜多言語文化社会での子育て、オーストラリアでの実践」(三修社)、訳書に「ベンジーとオウムのティリー」「ベンジーとはずかしがりやのフィフィ」「ベンジーのいぬごや」(以上、マーガレット・ブロイ グレアム作 アリス館)「クマと仙人」(渡辺茂男と共訳 のら書店)「陽気なロジャーと海賊アブダルとなかまたち」(コリン マクノートン著 童話館出版) 等。加藤チャコ氏との共作で、絵本「もりのびょういん」(福音館書店)が今年初夏に刊行予定。

●小宮由(こみやゆう)さん
1974年、東京都国立市生まれ。
児童図書出版アリス館勤務。上記、「ベンジー」シリーズの編集を担当。また、渡辺茂男氏とは晩年に絵本を2冊「さとうねずみのケーキ」(アリス館)と「ジェフィのパーティー」(新風舎)を担当。一男の父。
現在、阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。両親は熊本で児童書専門店「竹とんぼ」を経営。祖父はトルストイ文学翻訳家、北御門二郎。

HPリンク
渡辺鉄太さんホームページ
http://homepage.mac.com/chacokato/jp/index.html
小宮由さんホームページ
http://www7a.biglobe.ne.jp/~konoano/

●日時 3月4日(日曜)17:00〜19:00
●会場 古本酒場コクテイル
●チャージ 700円

●イベントは立ち見必至のため、早いもの勝ち。今すぐ! ご予約ください。いずれのイベントにご参加希望か、お伝えくださいませ。お電話、あるいはメールにてコクテイルまで。不在の折は、留守番電話になっています。
03−3310−8130 cocktailbook@hotmail.co.jp
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■古本酒場コクテイル
東京都杉並区高円寺北2−24−13 あづま通り
03−3310−8130
営業時間 19:00〜25:00
(2月17日・2月24日・3月3日・3月4日・3月10日は15:00〜)
(24:30 ラストオーダー)
コクテイル ホームページ
http://koenji-cocktail.com
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2007年02月02日

■低め

suzucyan.jpg
へばり猫@富士見台
posted by 店主かねこ at 20:00| Comment(4) | TrackBack(0) | □お さ ん ぽ ね こ | 更新情報をチェックする