2008年01月27日

■サミー・デイヴィス Jr.

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ご連絡:「湯たんぽのフタのゴムパッキン」お取り寄せをご依頼いただきましたO沼さま、入荷しております。いただいたご連絡先のメモがどうしたことか見つからず、不手際で申し訳ございません。
29日(火)以降で、ご都合のよい時にご来店お願いいたします。お待ちしております。かねこ拝

こう冷え込んできますと、ついつい「さみー、さみーぃ」と口走ってしまいますが、そのあとに「デイヴィス Jr.」とつける人と、「ソーサ」とつける人が私の周りにいます。年代の差かと思われますが、いかがでしょうか。

■You Tube-このタップを見よ!
http://jp.youtube.com/watch?v=DyNYhtz-1T8&feature=related

1989年6月/おそらくサミーの最後のテレビ出演、とのこと
http://jp.youtube.com/watch?v=Ls33JN395OE&feature=related
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2008年01月24日

■三春さんのツタ

昨年12月初めのこと、当店のお客さまでもあり、目白にある現代工芸のショップ&ギャラリー「三春堂」のお手伝いをされているAさんから、2店舗あるうちのショップの方を12月15日で閉じることになったとお知らせをいただいた。

30年営業してこられたというこのショップに、私が初めて伺ったのはもう10年ぐらい前だろうか。会社帰りに毎日2駅ほど歩いて帰っていたことがあり、その途中に三春堂があった。
陶器やガラス、金工、布などの美しい工芸作品と共に、壁面に大きな本棚が設えてあり、手工芸、建築、絵本などの新刊本を販売していた。
店の佇まいがまた素敵で、目白駅からほど近く、山手線の線路沿いだというのに、ここだけロンドンの街角のよう。ぎっしりとツタの生えた塀の奥に黒いドアの入口があって、窓からは暖かい白熱灯の光と、ガラス器がキラキラと光って見えた。店にはいつも猫がいる。
書店でない店でも本を販売できるんだと知って、自分もいつかこんなお店をやってみたいなぁと考えるきっかけとなった店である。以来ずっと、三春堂ショップは私の憧れだった。

といっても三春堂自体がなくなってしまうわけではなく、2008年からは目白通りをはさんで駅側にあるギャラリーで新たな活動をしていくとのこと。明日1月25日からは、「三春堂ギャラリー30周年展」が行われます。詳細は >>こちらから

最後の営業日の夜、まだ電気の灯っていた三春堂に押しかけて、三春さんにお店の入口のツタを分けていただいた。ショップはなくなってしまうけれど、ツタはいろいろな方の手にわたって、あちこちで根を張るはず。

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『三春の小路―めじろ、わたしの猫たち』安藤三春
(新刊)定価¥2,625(税込)
目白で暮らす猫たちの表情豊かな写真集です。題字はドイツ文学者の池内紀さん。三春堂の顧客のお一人だとか。アラーキーも三春堂でこの写真集を購入されたとのこと。旅猫雑貨店でも店頭にて取り扱っております。
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2008年01月23日

■発作的鎌倉の夜

休日。中野や吉祥寺の巡回も飽いたのう、かといって新宿渋谷都心方面は不快だし、家でじっとしているのはもったいないし、どうしたものかのう。と悩んでいたら午後3時。ややや、とにかく出掛けよう、ええい。と向かった先は、いざ鎌倉。なんだか呼ばれていたのです。

到着したのはすでに日没後。人影もまばらになりつつある小町通りへ。分厚いホットケーキが有名なイワタコーヒー店がリニューアルしてきれいになってしまった。あの古くさい雰囲気がよかったのになぁ。ホットケーキは“本日売切れ”の表示。ますます入る気をなくし、先へ進む。竹細工店で竹籠の展示方法に関心する(1つン万円の工芸品から、手のひらに乗る数百円の小さな籠まで、いちいち素敵に植物を活けてあるのがエライ)。鎌倉ハムで自宅用に黒豚のソーセージを買う。それから社頭で愛用している罫入りの和紙便箋を買う。

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表にあるショーケースに、ミニチュアの凧がディスプレイされていた。

6時前だというのに、もう半分以上はシャッターを閉めてたり閉店作業をしていて、通りがどんどん寂しくなっていく。古書店はまだ外に均一棚が出ていた。路地の奥にあったお箸の専門店で、品揃えを研究。看板の置き方とか使われている什器を見るだけでも、いろいろと発見があります。夕飯にキャラウェイで山盛りごはんのカレーを食べる。若宮大路に出て、手拭い専門店を見る。あー資本の大きい店はやっぱり品揃えが違うよ……と若干うなだれるも、いろいろとヒントをもらった。

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7時を過ぎるとほとんど人通りもなくなって、静かな路地をふらふらと歩いてみる。気温は5℃ぐらいか。どこかでお茶でもと考えると、目の前に「ミルクホール」の看板。つられて路地のそのまた奥へ。

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昼間に来たら見つからない、夜だけ現れる不思議な路地みたいだな、なんて考えながら、ミルクホールの店内へ。

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天井からの電灯より、ストーブの火の方が明るい。
ウェイターが塩とクリームを持ってきて、「どうぞ、これを体に擦り込んでください」と言う。薄暗い隅っこのテーブルでおしゃべりしているカップルの顔が、あっ!猫だ!

……なーんてことはなかったですけど。

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しっかり食後の甘ものを注文。特製プリン・ア・ラ・モードと暖かいミルクティー。建物もいい感じに古びていて、店内では骨董や古布の小物も販売していて、お茶はおいしいし、いい音でジャズはかかっているし、定期的にライブもやってるらしい。はぁ〜。(ため息)
外に出るともう見るべき店もなく、そそくさと帰路につく。今度はもっとゆっくり見られるよう、早めに来なければね。

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2008年01月18日

■お寒うございます

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写真は、都内でも秀逸なデザインと個人的に思っている、南長崎・光和通りの街灯。通勤途中にあります。

自転車乗りにとっては耳のちぎれそうな季節になりました。先日、中野の古着屋で耳まですっぽり隠れる毛糸の帽子を買ったのですが、それにはネルの裏地がついていて、おでこがチクチクしないんです。帽子ってどうしてあんなにおでこが痒くなるんでしょうねぇ。それに、耳を暖かくすると、かなり寒さをしのげるようになります。

ところで、雑貨はもう雛祭り、桜の商品がじゃんじゃか入荷いたしております。常に品出しが追いついていかない当店では、今頃になって土鍋を店頭に出しました!いやぁ!寒さの底はこれからですって!これからが鍋の季節ですって!

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▲6号(イラボ釉/黒釉)3,675円  9号(イラボ釉/黒釉)8,400円
 (愛知・常滑焼)
 ワラの釜敷き 小 1,260円  大 1,575円
 (新潟・佐渡)



今頃になって、昨年末の日記「忘年会その2」「ミニよさらば」更新しました。



posted by 店主かねこ at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2008年01月14日

■メーちゃん再入荷!

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密かな雑司が谷名物となりつつある、当店のご近所に住む小学生の姉妹、SちゃんKちゃん作、毛糸でできた羊の人形、その名も「メーちゃん」。本日100個以上あるメーちゃんを風呂敷に包んで納品に来てくれました。毛糸の質感、色の組み合わせもさまざまで、かわいいけどちょっとこわい、“こわかわいい”ところが魅力です。

初期型「メーちゃん」はふわふわした形が羊っぽさを残しているのですが、ちょっと進化して耳が三つ編みになった「三つ編みメーちゃん」、巨大化した「デカメーちゃん」の3タイプがあります。安全ピンで留めてブローチにしたり、かばんに忍ばせて時々遊んだり、猫のお友達にもどうぞ(かじられること必須)。

作家さん自らがPOPを書いてくださいました。当店にて絶賛発売中です。ご来店の折はお見逃しなきよう!!

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2008年01月12日

■思いがけず花火

店番を同居人に頼んで浅草松屋の古本市へ。わめぞの頭脳、立石書店の岡島(お菓子魔)さんにまたまたお世話になり、正月雑貨の一部を出品させていただいているのだ。冷たい雨が降っていても、浅草はたくさんの人でにぎわっていた。松屋の古本市会場に着き棚を見ていると、見覚えのある横顔が。吉祥寺・バサラブックスの福井さんでした。快楽亭ブラック師匠の独演会を聞いてきたとのこと。2月にバサラブックス主催でブラック師匠のトークイベントがあるのです。(ご予約・詳細は >>こちら

私も5年くらい前に初体験した腹がよじれるほど笑える衝撃的な高座を聞いて以来、ブラック師匠のファンなのだ。だから行きます行きます福井さん。予約しますのでよろしくお願いします。未体験の方はぜひに。

その後、浅草から有明へ。友人であるTさんが昨年末から入院している病院へお見舞いに行く。友人と言っても20ばかり年上の彼女とは、雑司が谷で店を始めて以来の付き合いなのだが、妙にウマが合って気兼ねなく話せるし、いつも気にかけてくれて精神的にずいぶん支えてもらっている。何事も猪突猛進するTさんが病気でつらい思いをしている姿を見るのが少しこわくもあったのだが、恐る恐る病室のある階でエレベーターを降りたところで、ばったりTさんに会ってしまった。元気そうに歩いているのでびっくり。年末に大手術をして、その翌日はとても辛かったけど、2日目から歩きはじめたとのこと。以降、毎日1階から2階への階段を10往復して足腰を鍛えているのだという。えーっ!すごすぎるよ!とこちらがひっくりかえりそうになった。

ちょうど娘さんのAちゃんも来ていたので、3人一緒に病棟のロビーで夕飯を食べることに。Tさんは病院の食事、私とAちゃんはコンビニで買ってきたお弁当。Tさんは入院中にパジャマを着ないことにしていて(いかにも病人ぽいのが嫌なのだそう)、ゆったりとした素敵なシャツにセーターを羽織っていた。これからまたつらい治療が始まるらしいのだが、それも前向きに捉えている様子。本当にがんばってほしい。

夜7時からお台場で花火が上がるのが病棟から見えるのよ、と言うので、せっかくだから見て行くことにして1時間ほどいろいろな話をした。お台場ビューとでも言うのだろうか、東京タワーやレインボーブリッジが一望できる側にある病室は個室で高いらしい。Tさんは反対側にある4人部屋で、個室よりもいろいろ情報交換できたり、寂しくないのでよかった、と言っていた。7時ちょうどに花火が上がり始めた。1キロぐらい先だろうか、ボンボンという音が遅れてやってくる。花火が見える廊下の突きあたりの窓辺に、同じフロアの患者さんや、お見舞いに来ていた人たちが12、3人ほど集まってきて、静かに小さく見える花火を見ていた。Tさんがうれしそうだったのが何よりだった。

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2008年01月11日

■外市御礼

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第6回古書往来座外市、無事終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございました。

毎回、十数名の出店者たちとわいわいと店番し、後片付けをし、打ち上げ時の売上成績発表に一喜一憂するのが何とも言えず楽しい。わめぞフォトライフにそんな断片の写真をアップしました。103枚もあります。お時間のある時にご覧ください。

わめぞフォトライフ > 08-1-05 第6回外市

アマノ女史が持っている凧は>>これです
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2008年01月10日

■ア太郎

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昨晩までなかったのに、今朝起きてみたらチビ猫の頭頂部に直径1cmの円形脱毛があった。一晩のうちになにか激しいストレスがあったのか?!と一瞬不安になっていると、後ろ足でアタマをカッカッカッカッと掻いているところを目撃。爪の間に黒い毛が詰まってるじゃあないですか。ああ〜痒かったのねぇ。地肌が白いから目立つんですよ、マヌケよのう。ほっほっほ。見るたびに笑えます。
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2008年01月04日

■ころころこけし

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本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年末、いろいろ書くべきことがあったのですが、あれれ、なんとまぁ……
あけましておめでとうございます。
今年もボチボチ参ります。

この三が日はのんびりと家族で過ごしましたが、甥っ子が持って来た「Wii」とやらで、ボーリングや野球をやりまして。いやぁ、おばちゃんびっくりしてしまいました。家庭用ゲーム機って、ここまで進化しているのですねぇ。本当に汗をかき、本当に筋肉痛になります。楽しすぎ。

で、今日からお店やってます。しかも、焦ってます。
なぜなら、明日、明後日は「外市」だからです!!!!!
わめぞの仲間たちはすでに往来座で会場準備に勤しんでおります。わたくしはまだ品物に値札をつけている最中です。わーーーーー!間に合うのかしらん。がんばりますとも。

今回の目玉は、ずばり「こけし」。
写真はごく一部です。これまでそんなにこけしに興味はなかったのですが、年末にたまたま買受ける機会がありまして、それをすべて外市に出品いたします。
3cmぐらいのミニチュアから、どっしりとした“天童よしみ”みたいな近代こけしまで、いろいろなタイプがあります。本棚の片隅にそっと飾っていただければ幸いです。

▼2008年、いきなり「外、行く?」
第6回 古書往来座外市 〜わめぞ初詣〜

いよいよ2年目。往来座の外壁にズラリ2000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタまで。包丁研ぎのコーナーもあります。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。

ゲストには、古本マニアをうならせる神奈川県藤沢市の聖智文庫。そしてなんと、海月書林(荻窪)が電撃参戦! 西荻窪からは、にわとり文庫。前回初参戦で売り上げ順調だった吉祥寺の藤井書店は、今回から「名誉わめぞ民」となってレギュラー参戦。「寒いから・・・」とは言わせません(笑)

■日時
2008年1月5日(土)〜6日(日)
5日⇒11:00〜20:00(往来座も同様)
6日⇒11:00〜17:00(往来座も同様)
■雨天決行(一部店内に移動します)

■会場
古書往来座 外スペース(池袋ジュンク堂から徒歩4分)
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
http://www.kosho.ne.jp/〜ouraiza/

? 参加者の詳細はこちら
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