第6回春の一箱古本市に参加。自宅で使っている銭湯の脱衣カゴに本を入れて、看板は目白台・月の湯の富士山ペンキ絵を背景にしてみた。月の湯の盛況再び!という願いも込めつつ。
出店させていただいたGallery Jin+classicoは谷中の住宅街の中にあって、周辺はいたって静かな環境。過去3回連続で、一箱古本市の異世界<貸はらっぱ音地>に出店していた身としては、なんだか静かすぎて、少々拍子抜けしてしまったぐらい。スタンプラリーの中ほどに位置する場所なので、スロースタートを覚悟して、同じ出店者の燕雀堂さんから『ブンブン堂のグレちゃん』を購入し、読みふける。
お隣だった「くるり屋」さんは近所に住んでいる女性が1人で出店していたのだが、すべて自分で読んだ本とのことで、みすず書房大人の本棚シリーズの小沼丹が500円、講談社文芸文庫の庄野潤三が100円など、本当にこの値段でいいんですかっっ!と思わず鼻の穴が広がる価格設定。もちろんすぐに売れていきました。
福岡から来ていたチームブックオカさんには、今年秋の一箱古本市@福岡に出店したいんです、と話しかけてみた。わめぞの説明を簡単にしたら、「へぇ〜そうなんですかー」とご存知なかった様子。まだまだだぞ!わめぞ!「世界のわめぞ」としては、ぜひとも福岡でわめぞの宣伝をしてこなければならない。(どんな効果があるかは不明。)
午後から少しお客さんが増えた。今回、一回でけん玉が成功した方には代金10%引きという「けん玉割引」をやったのだが、成功したのは5名だった。うち1名は小学生の女の子で、お母さんが本を買い、娘がけん玉にチャレンジ。けん玉の持ち方が自信にあふれているので、これはタダ者ではないな、と思ったらやはり、「♪もしもしカメよカメさんよー」の歌に合わせて大皿と中皿をスバヤク往復する「もしカメ」の技を披露した。出店者とその場にいたお客さん一同が拍手。ただし、どんなすごい技でも10%しか値引きはしませんので……。
4時に終了。売上としては例年並みといったところでまずまずよかった。個人的な希望としては、「いらっしゃいませー!古本市開催中でーす!!どうぞご覧くださーい!!!」と元気に呼び込みができるような場所の方が性に合っていていいなと思った。しかしこうしていろいろな場所での販売が経験できるのも一箱古本市の面白さで、次回もぜひ参加したい。