2008年05月14日

■弁当籠

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▲「ゆず味噌」と「じゃこ梅」

この頃のお昼ごはん。おにぎり2個と味噌汁ぐらいでささっとすませている。出勤途中で十穀米おにぎり専門店「目白ファーム」に立ち寄って、30種類ぐらいある具の中からウーンと悩んで2種類選んでくる。といいつつ、1種類は常に「じゃこ梅」(ちりめんじゃこ・ごま・細かく刻んだカリカリ梅)を注文してしまう。30過ぎてから、おにぎりの具で一番好きなのは梅干しになった。それまでは昆布の佃煮が最高だと思って生きてきたのに、年を取ったら梅干しが追い抜いたね。なぜだろう。昆布のおにぎりばっかり食べていて飽きたせいかもしれない。ツナマヨとかは若いときからだめだった。

目白ファームでは、注文してから1個1個、おにぎりを手でにぎってくれるのだが、そのにぎり具合がとっても絶妙で、固すぎず、ふわっとしすぎず、お米がつぶれない程度にしっかりまとまっている。たくさんの穀物が入っているのに、お米がパサパサしていないのも素晴らしい。

持ち帰りは通常、ラップでくるんでプラの使い捨て容器に入れてくれるのだが、不燃ゴミが増えるので、網代の弁当籠を持参して、それにおにぎりを入れてもらうようにした(お店のおじさんに褒められた!)。おにぎりを入れると、弁当籠がほわっとあったかくなって海苔の香りがしていて、それだけでなんか幸せだ。

そうだ、今日の味噌汁は、コウノ嬢からお土産にもらった熊本の味噌汁。フリーズドライにしたもので、熊本県産「山鹿味噌」と、菊池産の「ヤーコン」、玉名名物「南関あげ」というのが入っていた。初めて食べる熊本の味。ヤーコン?って何だ?
>> ウィキペディア/ヤーコン

ごちそうさまでした。
posted by 店主かねこ at 01:42| Comment(4) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

■モヤモヤ坂

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小津安二郎監督の映画「東京暮色」の中で、父親(笠智衆)とその次女が住む家は「雑司が谷の奥の方」にあるという台詞が出てくる。帰宅シーンでその家の前の坂道がひんぱんに映るのだが、よくよく見れば、その坂下の突き当たりに見える瓦屋根の民家は、我がデジタル師匠のご両親が住む家なのだった(その向かいがデジタル師匠の家)。

その坂下の家屋は大正築で、雑司が谷周辺は戦争時にもほとんど焼けなかった(焼夷弾は落ちて来たが、みんなで消し止めたそう)ため、「東京暮色」が撮影された当時も、現在もそのままの姿で残っている。この情報は近く改訂する雑司が谷界隈地図に書き加えなければ。

坂を下って弦巻通りに出て店へ戻る途中、脇道で猫を見かけた(前日のメタボリック猫です)。写真を撮るために近づいていくと、「いやよ」という感じで角を曲がって見えなくなったので、しつこく後をつけていく。すると路地の奥でこんなものを発見。

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昔の側溝が残されていた。おそらく私道のため、蓋をする工事がされなかったのだろう。たまにぶらぶらすると雑司が谷はやっぱり面白い。

そういえば四谷に近い新宿区若葉の路地でも、むき出しの側溝が残っているのを見たことがあった。古い画像データをハードディスクから探し出すと、2001年に撮影した写真だ。

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この路地はまだ残っているだろうか?

ところで映画「東京暮色」だ。見終わってから非常にモヤモヤするのだ。はすっぱな次女・明子(有馬稲子)が惚れた相手があまりにも腹立たしい男であるのと、明子がそんな男に振られたあまり、事故に合って死んでしまうというのがどうも腑に落ちない。喪服を来た長女(原節子)がわざわざ家庭を捨てた母親(山田五十鈴)に憎まれ口をたたきに行くのもどうかと思う。重たいテーマの割にBGMが常に陽気なのも違和感がある。雑司が谷ご当地映画として保存しているが、繰り返し見るうちにいつかこのモヤモヤが晴れる日が来るのだろうか。
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2008年05月10日

■ゆれる腹

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メタボリック猫@雑司が谷
posted by 店主かねこ at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | □お さ ん ぽ ね こ | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

■生まれたよ

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といっても無論わたしの子ではありません。ご覧のようにやっとメダカの稚魚が孵った。一丁前にぱぴぱぴとおよいでいる。まだ10匹ぐらい。まだまだ目玉予備軍が卵の中で控えているので、毎日ぱぴぱぴが増えていくだろう。「ここでメダカ売れよ」と兄。

今日はたいそう暇だった。大家さんからもらった「すあま」を2個も食べてしまう。

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posted by 店主かねこ at 20:38| Comment(4) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

■まあだかい

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先日、お腹にいっぱい卵をつけて泳いでいたメダカは、しばらくするとその卵を水草の根っこにくっつけていく。そのまま孵化してしまうと子メダカを親が食べてしまうというおバカさんなので、卵のうちに別の場所に分離しておかねばならないのだ。まずは親メダカ8匹を、バケツに引っ越し。引っ越し後も活発に動き回って、とにかく元気。

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水草の根っこから卵を取って、臨時水槽のペットボトル容器に入れていく。全部で50個ぐらい。水がぬるくなってきたので、卵も気持ちがいいだろうなー。

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ペットボトルに移して3日後。卵の中に目玉がはっきり見えるようになってきた。

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<拡大>

見ていると今にも殻をやぶって出てきそうなのに、まだ出てこない。ペットボトルの前を通るたびにじぃーっと見る。……出てこない。1日10回ぐらい見る。摩阿陀会の内田百閧ナすな。

そしてついに火鉢水槽に念願の「土」を投入。入れた土は「けと土」という粘度の高い土。まず土を火鉢の底に敷いてからトクサを植え込み、静かに水を注ぐ。がっー!絶望的に水が濁った。コーヒー色で、回復不能としか思えない。なにか間違ったことをしたような気持ちになる。1週間ぐらい置けば土が沈んで水がきれいになるらしいのだが、これ、だいじょび?

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posted by 店主かねこ at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | □旅猫生物部 | 更新情報をチェックする

2008年05月05日

■武田貞子写真展

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当店で取り扱っている武田貞子(たけだ・ていこ)写真集『鬼子母神の猫ばあば』の写真展が、雑司が谷地域文化創造館にて5月1日から開催中です。1日の朝、展示作業のお手伝いに行ってきた。武田さんの長女・彩さんと2人で写真の並びを決めたり、パネルが水平になるよう壁に水糸を張ったり。モノクロ写真一枚一枚の明暗の強弱や、写真から感じ取れる季節感もあって、並べ方次第で印象がかなり変わるのだということがわかり、勉強になった。

武田貞子写真展 鬼子母神の猫ばあば
2008年5月1日(木)〜30日(金)9:00〜21:30
※26日(月)9:00〜17:00
●雑司が谷地域文化創造館1階  入場無料
・明治通り沿い、古書往来座から徒歩3分ほど。千登世橋のたもとにあります
・JR池袋駅東口から徒歩17分
・JR目白駅から徒歩10分
・都電荒川線・鬼子母神前駅から徒歩約2分
・都バス・千登世橋バス停から徒歩1分

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明治通り沿いの屋外ウィンドウ(写真上)と、館内利用者コーナー(写真下)の2カ所に展示されています
posted by 店主かねこ at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

2008年05月04日

■くもり時々はれ

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天気予報はまったくアテにならなかったですが、第8回目の古書往来座外市、無事終了しました。天候不良の中、ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました。旅猫雑貨店へも足をお運びいただき、感謝申し上げます。

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次回は7月5日(土)、6日(日)の開催です。おっとその前に! 東京メトロ副都心線・雑司が谷駅開業イベントとして、6月15日(日)に鬼子母神境内にて1日限りの外市を開催しますよ!境内の半分が外市で、もう半分は手創り市。町中には御会式の万灯と纏(まとい)が先導するパレード、という、雑司が谷的に精一杯な、もりもり盛り沢山のイベントとなりそうです。時間など詳細は決まり次第、お知らせいたします。ご期待あれ!
posted by 店主かねこ at 01:51| Comment(0) | TrackBack(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

■雨天決行だ!

(昨日の夕方、外市の準備も終わってないし、とにかく急いでブログに告知を〜!と焦ってアップしたので、タイトルが「■雨天決行だぎゃ!」……になってた。ああびっくりした。)

◎◎雨天決行です!!◎◎

「外、行く?」
第8回 古書往来座外市 〜街かどの古本縁日〜

GWも「わめぞ」はにぎやか。神戸で若者を中心に人気の古本屋・口笛文庫が東京初参戦。往来座の外壁にズラリ3000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタや古着まで。包丁研ぎの実演もあります。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。

■日時
2008年5月3日(土)〜4日(日) 
3日⇒11:00〜20:00(往来座も同様)
4日⇒11:00〜17:00(往来座も同様)
■雨天決行(一部店内に移動します)
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posted by 店主かねこ at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする
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