8月17日(日)、18日(月)は連休いたします。15日の夜、店で1人パソコン仕事をしながら、ラジオでNHKのオリンピック中継を聞いていた。柔道女子78キロ超級の塚田が負けたところで涙が出た。映像で見ていなくても、塚ちゃんのがんばりが伝わってきて、思わずマウスを握る手にも力がこもった。
続いて男子100キロ超級。石井の存在はオリンピックに登場するまで全然知らなくて、顔つきから朴訥で大人しい若者なのかと思っていた。だから金メダルを取った試合直後のインタビューで、これが同じ人なのかと耳を疑い、すぐさまツボにはまって1人で腹筋がクーッとなるぐらい笑ったよ!「屁のつっぱり」って何?初めて聞いたので意味がわからなかった。どうやら関西ではよく使われる言葉らしい。オリンピックに出て「スポーツやってるつもりはない」って、大丈夫なのか!(追記:パンディ向井氏より、「屁のつっぱり」はキン肉マンから来ているはず、とのこと。)
このあと石井語録が気になって気になって、テレビに出る石井ばっかり気にしている。インタビューのあと、試合を解説していた篠原(シドニー銀メダリスト)がすぐさま「石井はしゃべらない方がいいですね(怒)」とコメントしたのも面白かったなぁ。試合中の篠原の解説も、おそらくNHKに言わせれば「しゃべらない方がいい」オモシロ発言をして、アナウンサーを無言にさせていたのだ。いいぞ、男子柔道界。
自分のために試合直後の石井のインタビューを記録しておきたい。スポーツニュースではどこかしらカットして使われているのだが、もっと石井語録をフィーチャーしてくれないと。
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(なにか大声でわめきながら歩いてくる)
―初の五輪で金メダル。
「自分が優勝できたのも、付き人やサポートしてくれた先生、応援に来てくれた人たち、みんなのお陰です」
―五輪の畳は?
「滑らなかったです。これで慢心することなく、自分はスポーツやってないんで戦いだと思ってるんで、帰ってまた空気イスをしたいと思います」
―決勝は。
「あれが自分の柔道です。全日本チャンピオンがどうのとかじゃなくて、国士舘は負けちゃいけないっていうのが岩渕先生の教えだったんで、あの戦いがベストで、冒険もせずに完全に勝ちにいきました」
―準決勝まではすべて一本勝ち。
「自分の良さは機動力とガッツだと思うんで。準決勝は少し、タイトルがかかって守りに入ってしまったですけど」
―プレッシャーもあった。
「五輪のプレッシャーなんて、こんな言ったら失礼ですけど、斉藤先生のプレッシャーに比べたら屁のつっぱりでもありません」
―日本柔道のトリを金で締めた。
「自分は全日本選手権のチャンピオンなんで、自分が負けたら日本の負けだって、もう斉藤先生から耳にタコができるくらい言われてたんで、勝ててよかったです」
―今は何がしたい。
「今は……しばらく遊びたいす! あっ、練習したいです」
●テレビ生出演のひと言
―いい試合だったですね。
「自分は常に、試合は生きるか死ぬかの殺し合いの戦いだと思っています。優勝できて、生きて帰れて良かったです」
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このほか、「さっき斉藤先生にはたかれました」「今夜からまた練習です」とも。発言が柔道選手というより、プロレスラーっぽいところがたまらん。……と、わめぞの柔道男子、パンディ向井さんとも語り合ってしまった。
posted by 店主かねこ at 22:11|
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□路地裏縁側日記
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