2009年06月16日

■雷雨の雑司が谷より

ものすごい雷雨が降っております。もちろん自転車で帰ります。中途半端にしとしと降っているより、このくらい激しい雨の方が楽しいんですよ。歌を唄っていても目立ちませんしー。(目撃した人は怖いでしょうが。)

今日は知り合いがたくさん来店した。たまにこういう日があるのだけど、私が念を送っているのか、前日とか、数日ぐらい前にある人のことをふと考えると、その人がふらっと店に来たりすることが多い。先日、猫額洞さんがご来店くださった時もそうだったのだ(前日に、猫額洞さんに今度お会いできたら、とあるお願い事をしてみようと思っていた)。

私の知り合い同士(初対面)が店で鉢合わせすると、それぞれを紹介する。それでまた友達のワ!が広がるか、広がらないか、それはわからないけど、またどこかで繋がることもあるかもね、と思っている。店を始めてから、「ご縁」ということをよく考えるし、以前よりずっと大事なものだと思うようになった。年を取ったからかなー。沖縄では「一度会ったら兄弟(いちゃりばちょーでー)」という言葉があって、私が知る沖縄の人たちは本当にいつもそのように接してくれた。私もそうありたいと常々思っているのだが、人見知りなのでたぶんうまくいってない。私と一度会って言葉を交わした方!もう兄弟姉妹です!(迷惑。)

5月に釣りをしに行った、霞ヶ浦の風景をば。(クリックで拡大)
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2009年06月08日

■水族館劇場

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駒込大観音にて水族館劇場←クリックしてサイトに飛ぶと音が出ます)の新作公演「メランコリア 死の舞踏」を見にいった。水族館劇場については、舞台セットがとんでもなくすごいらしい、という漠然とした情報しか知らず、そもそも演劇もほとんど見たことがないのだが、親しくさせていただいている雑司が谷のステンドグラス職人〈時屋〉の榎本さん(写真)が、劇団員ではないのになぜか3役ももらってご出演なさるという。その勇姿はぜひ見ておかなければとチケットを取った。

店の定休日が月曜日なので、たまたま千秋楽の日に。入場整理券が配布開始となる夕方5時過ぎ、会場の駒込大観音へ。入口では兄・刃研ぎ堂が包丁を研いでいる。3階建てのビルぐらいありそうなテントが境内に建てられていて、その奥の提灯広場では食べ物・飲み物・古本などを売る屋台村「水族かんのん楽市」が開かれていた。

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▲セットの一部で、水族館劇場の女優さんが本当に駄菓子を売っていた

楽市に出店している古書ほうろうのミカコさんにご挨拶。ミカコさんも今日は千秋楽を見るため、チキンライスは出してないとのこと。もうひとつの楽しみだったパリットフワットのパンも出店されていなかった。けどミカコさんが「ここには出てないけど、お店開けてますよ」と教えてくださる。月曜定休だけど、パンがあるので臨時開店していたらしい。通りを渡ってすぐのお店へ。もうほとんどなくなっていたけど、よもぎパンの大きいのと、クランベリーパンとミルクパンが買えた。これで数日間はおいしいパン生活。パリットフワットのパンはずっしりと重たくて、パンというより餅を持って歩いている感じ。

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1時間ほど大観音の周囲で時間をつぶして、開演15分前に境内へ戻ると、ひとりでキョロキョロしている仙台のサトウジュンコちゃんがいた。昨日のシークレットワメトークに火星の庭の前野さんと一緒に出演してくださったので、初対面のご挨拶をしたばかり。またここでお会いするとは思ってなかったので驚いた。私の入場整理券は50番台、ジュンコちゃんは200番台で、入場後は離ればなれになったのだが、ジュンコちゃんは私の頭のはるか上、鉄パイプに細い板が渡されただけの3階席で足をぶらぶらさせて楽しそうにしていたのがよく見えた。

せまいテントに300人以上の人間を怪我させることなく整理券番号順に入れていく(座長自らが指揮をとる)ため、客の全員が入るまでに30分ぐらいかかった。ジュンコちゃんが座ったところもそうだが、あんなところにまで人が座るのかと思うようなところに客席があったりして、客入れ時間も飽きない。
<書きかけつづく/ちびちびですんまへん>
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2009年06月07日

■take off Book! Book! Sendai

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蒸し暑くなった日曜日、目白にある上り屋敷会館にて秘密のギグが行われました。怪し気な古本者たちが薄暗い部屋に集い、語られた言葉とは…………

秘密を覗いてみたい方は、近日、ブログ「空想書店 書肆紅屋」へアクセスされたし。
http://d.hatena.ne.jp/beniya/

わたくしは写真撮影をしておりました。主役である仙台のサトウジュンコちゃんと前野さんを撮りたいのに、必ずナンダロウ氏の「腹」が邪魔をして!コラー!へこませれー!と心の中で思いつつ、いいアングルへとじりじり移動する努力をしましたが、残念ながらジュンコちゃんはすべて「腹越し」写真となっております。必ず映り込んでいるおちゃめな「腹」に注目。(紅屋さんのレポートに写真のリンクが貼られる予定です。)
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2009年06月06日

■立川志遊 真打昇進落語会@銀座ブロッサム

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談春   宮戸川
志の輔  バールのようなもの
談志    権兵衛狸
― 仲入り ―
志遊・左談次・ぜん馬・談幸・
志の輔・談春・談志     口上
三咲夏樹 踊り
志遊   淀五郎

「真面目すぎるけど、ウチにこういうのもいていいんじゃないかと思ったんだよね」「こんな時勢だからこそ、こういう落語家がいるだろう」「談志が認めたんだから、自信持っていい」

弟子入りして19年目の真打昇進。口上でぐだぐだ(恐らく照れ隠し)だった談志が語った言葉。純粋で実直な青年が憧れ続けた師匠に、晴れて一人前の落語家として肯定されたことが、どんなにうれしかったことだろうと思う。こちらも胸が熱くなった。志遊の端正で丁寧な落語もよかった。

談志の声はかなり復活しておりました。いつも通り、愚痴多し。談春→志の輔→談志、の出演は一門会でもちょっと見られない豪華さで、眼福、耳福。帰り道は余韻に浸りたくて、新富町から有楽町まで歩いた。いい夜だったなァ。
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2009年06月05日

■じめじめはいやですね

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路地猫@雑司が谷
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2009年06月04日

■猫の目線

布ぞうり(男性用、女性用)が再入荷しました。ご来店お待ちしております。

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路地猫@神楽坂
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2009年06月03日

■6月の仙台は本の月

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▲バナークリックで「Book! Book! Sendai」詳細へ!

気がついたらわめぞ民大移動の仙台でのイベント、「古本縁日 in 仙台」の開催が迫ってきている。当店ももちろん参加、仙台まで参ります。宮城県、および近隣県にお住まいの皆さま、6月20、21日はぜひ仙台へ!うーん、旅費が出るくらい商品を仕込まなければ〜ればれば。品揃えをがんばりますのでよろしくお願いいたします。

昨日、倉敷・蟲文庫の田中さん(ブログ:http://mushi-bunko-diary.seesaa.net/)からお電話をいただく。ご注文ありがとうございます。いただいたお電話なのに、あれこれお話を。失礼いたしました。まもなく届くと思います。電話を切ったあとに、今日はいい日だなぁ〜としみじみとする。大好きな新内の家元・岡本文弥の識語に「なんとなく/あしたがたのしみ」というのがあって、そんな心持ちで1日過ごせた。

だけど家に帰ってから、往来座に外市の出品物を引き取りに行くのを忘れていたことを思い出す。瀬戸君ごめん。
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2009年06月02日

■雑司が谷てぬぐい

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豆惚舎改め、ワセダの山本くんが雑司が谷名物を網羅した「雑司が谷てぬぐい」を制作!北海道出身で早稲田大学に通い小岩に住んでいる山本くんがなぜ?!という疑問はさておき、雑司が谷の魅力を簡潔にイラストにまとめてしまったセンスが素晴らしい!!雑司が谷への愛を感じます。描かれているモチーフは下記の通り。

・おせんだんご
江戸時代、参道の茶店で売られていた名物。長く途絶えていたが、数年前に境内に復活。一串にお団子5個。〈焼きだんご・しょうゆ味〉と〈こしあん〉あり。

・上川口屋
江戸時代/元禄元年創業の鬼子母神境内にある駄菓子屋。現在の店主で13代目。

・すすきみみずく
江戸時代から雑司が谷の郷土玩具として親しまれている、すすきの穂で作ったみみずくの飾り。現在は鬼子母神境内そばにある「音羽家」で製造・販売している。

・五色の風車
江戸末期に流行したといわれる鬼子母神詣のお土産。喜多川歌麿の版画にも描かれている。

・ざくろ
子供を食う鬼神「可梨帝母(かりていも)」にお釈迦様が柘榴(ざくろ)の実を与え、人肉を食べないように約束させ、以後、可梨帝母は 鬼子母神として子育ての神になった。鬼子母神堂の絵馬はざくろ。子孫繁栄の意味もある。

・墓参の桶と柄杓(雑司ヶ谷霊園)
明治7年に開設された東京都立の墓地。作家、役者、政治家、幕臣など著名人が数多く眠る。夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台。

・寛延の角兵衛獅子
江戸中期に流行した雑司が谷の郷土玩具。藁細工に衣装をつけたかわいい人形で、鬼子母神詣のお土産として親しまれた。現在、郷土研究家・矢島勝昭さんの手で復元されている。

・鬼子母神堂
江戸初期(寛文4年)建立。子授け、安産、子育ての鬼神として知られている。雑司が谷鬼子母神は、正式には鬼の字にツノがない。読み方は「きしもじん」。

・柄付太鼓とバチ
法明寺(日蓮宗)の法要(鬼子母神の祭りも兼ねる)である「御会式(おえしき)」の必需品で、氏子たちが柄付太鼓[※1]を打ち鳴らしながら練り供養を行う。

※1 一枚革の団扇(うちわ)太鼓と、両面に革を張った太鼓の2種類があり、てぬぐいに描かれているのは両面張り柄付太鼓。

・大銀杏
鬼子母神堂境内に、樹齢600年を越える大銀杏がある。

・万灯
「御会式」では町会や団体ごとに「講」を作っており、各講に1つ、万灯(または万燈とも書く)を掲げる。万灯は宝塔のまわりを紙で作った造花で飾ったもの。地元では「まんど」と呼ばれる。御会式最終日には50余りの万灯が宮入りする。

・都電荒川線
東京に唯一残る都電。1両編成の路面電車で、早稲田から三ノ輪をつなぐ。雑司が谷には、「鬼子母神前」停留所、「都電雑司ヶ谷」停留所がある。

「雑司が谷てぬぐい」(1枚840円)は旅猫雑貨店でも絶賛販売中です。現在、〈古書往来座〉、鬼子母神通り商店街〈喫茶と家具 さむしんぐ〉でも販売中。尚、雑司が谷名物のうち郷土玩具御三家は、当店に実物がございますので、こちらも合わせてご覧ください〜。(角兵衛獅子は販売もいたしております。1個700円)

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▲雑司が谷郷土玩具ブラザース(すすきみみずく、角兵衛獅子、風車)
posted by 店主かねこ at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) | □新着/再入荷のお知らせ | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

■こけしグッズ新着!

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こけしヘアゴム(1個¥500円・税込)の取り扱いを始めました。

不忍ブックストリート〈一箱古本市〉、鬼子母神通り〈みちくさ市〉などへの出店者で、オンライン古書店「●ヲトメの素人古本●はなめがね本舗」による作品です。店主はマスダさん(埼玉在住)、なかむらさん(京都在住)の女性お二人。オンラインショップに留まらず、フリーマーケットや古本イベントへ参加したり、目録を発行したりと精力的に活動されています。そして古本の品揃え、展示のセンスは常に乙女ゴコロを鷲掴み!(いえ、私はかなり乙女じゃないですけど!)店主がいきいきと楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきて、すごいなぁ、見習わなくちゃ、とブースを拝見するたびに思います。

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こけしを愛するお二人が、チクチクと手作りで仕上げたのが、この「こけしヘアゴム」です。こけしと古布のくるみボタンが2個ついていて、1つ1つ、色柄が異なります。こけしの顔はクロスステッチで作られており、2種類の顔があります。

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必要な時に髪をササッと束ねるために、腕につけておいてもかわいらしい。こけしさんがニッコリ微笑みかけます。

実は、入荷してまだ2日なのですが、すでに半分は店頭で売れてしまいました……また追加の制作をお願いしておきますが、気になる方はお急ぎください!通販のご要望にもお応えいたします。info■tabineko.jp(■をアットマークに変えてください)までお問い合わせを。現在庫の詳細写真をメールにてお送りします。
posted by 店主かねこ at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | □新着/再入荷のお知らせ | 更新情報をチェックする