朱肉根つけ付 ¥1,260
(15ミリ実印サイズも入ります)
印伝は甲州に400年以上前から伝わる革工芸で、なめした鹿革に漆で文様をつけ、美しさと同時に丈夫さを合わせ持っています。古くは武具の一部として鎧や兜にも使われました。
江戸時代にはたばこ入れや巾着などにも用いられ、漆の文様も多彩な柄が考案されて、現在では文様と革の色とのバリエーションは数百種類にも登ります。
店主個人的には、女性でも男性でも、海外のブランドものの財布を持っている人よりも、使い込んだ印伝の財布を使っている人の方が断然、素敵だと思います。「おっ、わかってますね〜」と内心うれしくなるだけでなく、「あ、印伝ですね!」とひとこと声を掛けてしまうこともしばしば。(うざいですね、すみません。)こと男性が黒革に黒漆の印伝札入れなんか使ってたら確実に惚れますわ。(ってわたしに惚れられてもうれしかないだろうが…)
上質のものに共通して言えるのは、使い込んだときに「手に馴染み、味わいが増す」こと。お客さまがお持ちの印伝の財布にそういうものを垣間みることができると無性にうれしくなります。