2011年06月14日

■祝『女子の古本屋』文庫化と、女子の古本市!

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わが古本師匠、岡崎武志さん著『女子の古本屋』が、このたび、ちくま文庫として内容も増補されて発売されました。表紙・イラストは単行本、文庫ともに浅生ハルミンさん。(なかなか新刊書店に行けず、昨日の定休日にようやく文庫版を入手できました。吉祥寺リブロ、ちくま文庫のコーナーに平積みされていました)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480428370/

不肖わたくしも、和雑貨と古本の店を開店するまでのことを掲載していただいております。岡崎さんに重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます。

文庫化されたものを改めて読んでみても、登場する女性古書店主の生き方や考え方に引き込まれていき、そして自分に立ち返ると、もっとちゃんとしなくちゃ!と、背筋が伸びる。自分のことでも、忘れがちな初心を思い出させてくれるのでありがたい本です。増補「それからの『女子の古本屋』」では、毎日ブログを拝読している「古書猫額洞」の杉田さんや、一箱古本市やみちくさ市でお馴染みの田端「古本 石英書房」水川さん、国立「ゆず虎嘯」のお二人、阿佐ヶ谷「onakasuita」の小川さんなど、お顔は存じていても、なかなかつっこんだ話をする機会のないみなさんの開店までのことが書かれていて、興味深く読みました。

当店でも、ちくま文庫版『女子の古本屋』(840円+税)を近日販売予定です。著者サインもお願いしました。(無料でラッピングもいたします!)

さて、この『女子の古本屋』のちくま文庫収録を記念して、『女子の古本屋』による「女子の古本市」が神戸・海文堂書店で開催されます。

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『女子の古本屋』による「女子の古本市」
6月24日(金)、25日(土)、26日(日)
10:30〜19:00
海文堂書店2F・ギャラリースペースにて
http://d.hatena.ne.jp/kaibundo/20110609

北は仙台から南は那覇まで、全国各地から50店の女子の古本屋が参加します。すごい! わめぞからは「ブックギャラリーポポタム」、「貝の小鳥」、「ひぐらし文庫」、そして落ちこぼれの当店も参加させていただきます。仲良しの「古本海ねこ」さん、お世話になっている「はなめがね本舗」さんも! 実店舗を4月にオープンしたばかりの岐阜「古本 徒然舎」廣瀬さんは、岡崎武志さん、山本善行(古書 善行堂)さんとのトークショーに出演されます。聞きたいなぁ〜!(この日は会津に行っているのです……残念)

せめて、古本は気合いを入れて、旅猫らしい品揃えをしないといけませんね。こけしのティッシュケースなどの雑貨もちょこっと並べる予定です。関西エリアのみなさま、この機会にぜひぜひ神戸・海文堂書店へお出掛けください!



posted by 店主かねこ at 21:38| Comment(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

■今日の新聞 〜梱包材の新聞を読む〜

そこに活字があれば読まずにいられない、本好き・印刷物好きの性分のため、日本各地のメーカーから納品の際、ダンボールの中で緩衝材として使われている地方版の新聞が大好物です。商品と一緒に日々届けられる地方紙にひっそりとスポットを当て、おばちゃんコメントと共に送るコーナーです。

さて今日届いた新聞は……

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岐阜新聞 2011.5.14 土曜日
18面 (地域総合)

「ポーランド国営テレビ 岐阜を紹介」
岐阜の伝統工芸品・美濃和紙はうちでもたくさん扱ってるから、ポーランドでも紹介されてうれしいわ〜。白川郷や飛騨高山、長良川の鵜飼などなど、岐阜には世界に誇る文化や町並みがたくさんあるのよね〜。行きたいわぁ。

「来月、岐阜市で梅漬け方体験会 南高梅プレゼントも
和歌山県から講師を迎えて、参加費無料で梅の漬け方を教えてくれるんですって!漬けた梅はそのままくれるのかしら〜。

「来月 蛍灯イベント 津の榊原温泉振興協会PR」
温泉の湯を伊勢神宮に奉納する「献湯祭」というのがあるんですって!「蛍灯(ほたるび)」というのは、恋のパワースポットとして知られる射山神社で、蛍を模したイルミネーション点灯のことだそうよ。

「釣り速報」
根尾川(本巣市根尾)ではミミズをえさに16〜20cmのアマゴが釣れるんですって!

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取引先の皆さま、リサイクルと活字好きのために、梱包にはぜひ新聞紙を使ってくださいね。それではまた〜。

店主

posted by 店主かねこ at 16:34| Comment(0) | □今日の新聞 〜梱包材の中から〜 | 更新情報をチェックする

2011年06月13日

■サタばあちゃんの張子人形

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福島県郡山市街から車でおよそ30分ほどの距離にある三春町の郊外に、「高柴デコ屋敷」と呼ばれる集落があります。「デコ」とは人形を意味する「木偶(デク)」がなまったもので、木型に和紙を貼り付けて作る張子人形「三春人形」や、木製の「三春駒」などの郷土玩具を江戸時代から作り続けてきた伝統ある民芸の里です。

現在4軒ある工房のうち、「本家 恵比寿屋」から素朴な味わいのある三春張子人形が届きました。

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三春張子人形 まねきねこ 2,520円
サイズ:高さ20.5cm
(写真に一緒に映っているうさぎの張子と起き上がり小法師は会津のものです。大きさの比較に置いてみました)

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▲本家恵比寿屋のサタばあちゃん(83歳)が「張り・塗り・絵付け」すべてを手掛けた限定品です。
この笑顔〜!最高ですね。
(写真提供:民芸くらふと和久屋)

本家恵比寿屋のお嫁さん談によると、ばあちゃんの 「枯れた線」 や「型にとらわれない描き」には、見る側を「疲れさせない」雰囲気を醸し出します、とのこと。ほんとうにその通り! のびのびとした絵付けや、ちょっとトボケたような表情がたまりません。猫好きにはもちろん、開業、新築祝いなどの贈り物にもいかがでしょうか。

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三春張子人形 小槌抱きねずみ 小・1,260円
               中・3,780円

サイズ:小・高さ8cm 中・高さ14cm

願い事はすべて叶えてくれるという宝珠紋の小槌は大黒様の持ち物、白鼠はその使いとされています。家内安全、商売繁盛、五穀豊穣を叶えてくれるお守り。

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三春張子人形 お福さん 3,990円
サイズ:高さ13cm

明るくておおらかで働き者……そんなイメージが湧いてくる、福島の風土や人柄がよく現れているお福さんではないでしょうか。三春張子は300種類以上あると言われています。店主が個人的に気になっている「象乗り唐児」や「亀乗り恵比寿」など、不思議おもしろい張子を、今月末の出張でゲットできるといいな!

高柴デコ屋敷も、震災後は観光客が減って大変だそうです。気に入ったものがあればどうかどうか、購入して福島の職人さんを支えてください。福島にこんなかわいいもの、面白いものがあるよ、と人に伝えていただくことも力になります。よろしくお願いいたします。


memo1.jpg◎ご注文はメール・お電話・FAXでも承ります
>>通信販売の手引き

posted by 店主かねこ at 04:21| Comment(0) | □新着/再入荷のお知らせ | 更新情報をチェックする

2011年06月10日

■会津のリトルプレス『oraho』取扱い始めました

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▲商品続々追加中! 詳しくは上のバナーをクリック!

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『oraho』vol.02
「特集:うるしのくにを訪ねて」


Contents
【特集】うるしのくにを訪ねて
【小特集】心に風が通る場所   森姫農園・雲の時間
【oraho by yamma sangyo】orahoとyammaの会津木綿1
【Slow life, Slow food.】山口英則さん(やますけ農園園主)
【ぐるり、小さな旅】会津本郷
【記憶が眠る場所】vol.1 原点(文・写真/栗原美穂)
【忘れえぬ味】料理旅館 田事

体裁:A5ヨコ 32ページ
定価:630円(税込)

http://www.oraho.info/

自分が生まれ育った土地から離れて暮らしてみて、はじめて見えてくる風景や想いがあります。わたしも、実家(都内ですが…)で暮らしている時には目に入ってこなかった“ 当たり前のもの” が、新しい発見のように感じた瞬間を経験し、そのワクワクを誰かと分かち合いたくて、ホームページとしてまとめたことがあります。

この『oraho』も、福島県会津地方出身で現在は東京に暮らす女性が、再発見した会津の魅力を、ていねいに紹介した冊子です。こんなふうにふるさとのことを発信できるなんて、すごくうらやましくなりました。

そうして、ふらっと会津を訪れたくなり……

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仕入れと郡山出張も兼ねつつ、6月26日(日)、会津での初めてのブックイベント「Book! Book! AIZU」一箱古本市に参加することになりましたー。 6月20日(月)〜26日(日)まで、トークショー、ワークショップ、企画展など本にまつわるイベントが毎日開催されます。

当店(旅猫書房)は、6月26日(日)10時〜15時、野口英世青春広場で開催される一箱古本市に参加いたします。福島、会津近郊のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!

◎Book! Book! AIZU 公式ホームページ
http://bookbookaizu.main.jp/

◎Book! Book! AIZU 公式ツイッター
http://twitter.com/bookbookaizu


memo1.jpg◎『oraho』のご注文はメール・お電話・FAXでも承ります
>>通信販売の手引き

posted by 店主かねこ at 02:33| Comment(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

2011年06月05日

■西荻こけし祭り、まもなくスタート!

K3400023.JPG旅猫ブースはこんなかんじになりました。遊びに来てくださーい!

K3400020.JPG欲しい…

posted by 店主かねこ at 13:55| Comment(0) | □伝統こけし | 更新情報をチェックする

2011年06月03日

■6月5日、西荻こけし祭りに出品します

▼画像をクリックすると別ウィンドウで拡大します
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いよいよ今週日曜日! こけしファン垂涎のイベントに、当店もグッズ販売で混ぜていただきました。店内のこけしグッズを掻き集め、エイヤッと参加いたします。
系統や工人さんに詳しい人だけでなく、「こけしってかわいいかも?」と気づき始めたこけし初心者も楽しめるイベントになることでしょう!

▼当店ブースにて、こちらもお見逃しなく!!!

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未来社のこけし本フェア
思想、民俗、宗教、教育など学術系の出版社である未来社には、「こけしに関する本」のラインナップがあります。こけし研究者の紀行文集、工人の生活記録、こけしの材料となる木地業の変遷、こけしと工人への愛が溢れる遺稿集、版画集など、復刻版含む名著8冊を「西荻こけし祭り」会場にて販売いたします。どうぞこの機会に手に取ってご覧いただければ幸いです。

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第53回 西荻ブックマーク
西荻こけし祭り
西荻窪こけし屋から、さらに広がれ、こけし愛の輪!

2011年6月5日(日)
会場:こけし屋別館2階

〒167−0053 東京都杉並区西荻南 3−14−6
JR西荻窪駅 徒歩0分


◎展示・グッズ販売
14:00〜18:30頃まで トークショー終了後まで時間延長
出入自由/入場無料
こけし屋コレクション・こけしの展示の他、こけし販売、チャリティー中古こけし販売、関連書や特製切手など、こけしグッズの販売も。

◎トークショー
開場:16:30/開演:17:00 料金:1500円
『kokeshi book』著者 cochaeさん、イラストレーター浅生ハルミンさんらが、現役こけし工人・大沼秀顕さんと、伝統こけしの現在・未来、そして、伝統こけしの魅力を語ります(→要予約)。

詳細:西荻ブックマーク
http://nishiogi-bookmark.org/2011/nbm53/
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出品アイテムをもっと見たい?
posted by 店主かねこ at 21:12| Comment(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

■ぷっくり豆だるま

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白河だるま(豆/赤) 1個 210円

福島県白河市で作られている「白河だるま」は300年の歴史があり、白河藩主・松平定信が、産業振興のために農閑期の仕事として奨励したのが始まりとされています。現在も手塗り、手描きでひとつひとつ丁寧に仕上げられただるまは、福々しく品のある顔をしています。底に重りをいれてあるので、倒れても起き上がる「七転び八起き」、また「祈願だるま」としても知られており、目なしだるまに願いを込めて目を書き入れる習わしもあります。

実際に手に取ってご覧いただくとよくわかりますが、一番小さな豆だるまは、ぷっくりとまるい形が本当にめんこいのです。いつも身近に置いて、ときどき指でツンツンしたくなりますよ。


memo1.jpg◎ご注文はメール・お電話・FAXでも承ります
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支援金募金のご協力ありがとうございます
posted by 店主かねこ at 18:21| Comment(0) | □イベントのご案内 | 更新情報をチェックする

■「めんこいふくしま展」開催中!

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旅猫雑貨 其の参
めんこいふくしま展

福島で昔から愛されてきた「めんこい(=かわいい)」もの、なつかしくて、ほっとする手仕事の品を展示販売いたします。〔協力●郡山/民芸くらふと和久屋〕

2011年6月1日(水)〜8月31日(水)
会場:旅猫雑貨店
〒171-0032
東京都豊島区雑司が谷2−22−17
http://www.tabineko.jp/shop_info.html
12時〜20時(日・祝 11時〜19時)月・第3火曜定休
◎Google マップはこちら →http://j.mp/bhf2eK

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福島県郡山市にある「民芸くらふと 和久屋」さんのご協力により、福島県で作られている可愛らしい郷土玩具や手仕事の品を集めた展示販売「めんこいふくしま展」を6月1日よりスタートいたします。

「民芸くらふと 和久屋」さんは創業なんと天明3年(1783年)、元々は江戸時代から続く旅館で、35年前からはお土産と和小物の店として、現在12代目の若旦那・渡辺智己さん(twiiter:@wakadanna_w)が営業されています。郡山の中心部「まちなか」と呼ばれる、安積国造神社へ続く表参道に位置する店舗には、福島県内各地から取り寄せたお土産が勢ぞろいしています。

さて、和久屋さんがセレクトした福島の「めんこいもの」ってどんなものでしょう? 気になるラインナップをご紹介します。

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会津若松市・山田民芸工房
起上がり小法師 157円

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西会津・野沢民芸品製作企業組合
赤ベコ(1号) 1,050円

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西会津・野沢民芸品製作企業組合
福ベコ(1号) 1,417円

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西会津・野沢民芸品製作企業組合
かご入り招福卯 1,050円

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会津若松市・山田商店
絵ろうそく(5匁)2本入 1,680円

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白河市・幸栄
白河だるま(豆・赤) 210円

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郡山市西田町/三春張子・本家恵比寿屋
サタばあちゃんの招き猫 2,520円
サイズ:高さ20.5cm

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郡山市西田町/三春張子・本家恵比寿屋
小槌抱きねずみ 小・1,260円
        中・3,780円

サイズ:小・高さ8cm 中・高さ14cm

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郡山市西田町/三春張子・本家恵比寿屋
三春張子人形 お福さん 3,990円
サイズ:高さ13cm

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三春張子を作っている本家恵比寿屋のサタばあちゃんです。江戸時代から受け継がれている木型を使って、和紙貼りから彩色まで、ひとつひとつ丁寧に仕上げています。

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「会津のいいもの。」を紹介するリトルプレス
『oraho』vol.01
「特集:凛凛たる会津木綿」

Contents
【特集】凛凛たる会津木綿
【小特集】曲家に泊まる ーーゲストハウス・ダーラナで過ごす冬の一日
【わたしの隠れ家】小さくてささやかなお菓子教室 こととい
【Slow life, Slow food.】目黒正博さん(目黒麹店4代目店主)
【ぐるり、小さな旅】東山温泉
【ただいま、おかえり。】向井ゆりさん & 林 恵子さん
【忘れえぬ味】そば処 水車


『oraho』vol.02
「特集:うるしのくにを訪ねて」

Contents
【特集】うるしのくにを訪ねて
【小特集】心に風が通る場所   森姫農園・雲の時間
【oraho by yamma sangyo】orahoとyammaの会津木綿1
【Slow life, Slow food.】山口英則さん(やますけ農園園主)
【ぐるり、小さな旅】会津本郷
【記憶が眠る場所】vol.1 原点(文・写真/栗原美穂)
【忘れえぬ味】料理旅館 田事


体裁:A5ヨコ 32ページ
定価:630円(税込)

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この他、随時商品を追加してまいります。福島への応援としてご覧いただき、お手に取ってだければ幸いです。

▼福島への募金活動も行っています
posted by 店主かねこ at 04:41| Comment(0) | □旅猫雑貨「展」 | 更新情報をチェックする