我が家にはずっと3匹の猫が暮らしていましたが、この1年ちょっとの間に、トラさん、チビさんと相次いでお別れがあり(涙)、急に1匹ぽっちになってしまったブチさん(17歳)。
親バカの限りですが、日中の留守番が寂しかろうと、毎日テレビをつけっぱなし(音量は小さく)にして出掛けています。
ブチさんは元々テレビをよく見る猫でしたが、お陰でテレビっ子に拍車がかかり、相撲でも海外ドラマでもなんでも真剣に見るようになりました。
猫を飼っている友人たちの間で「猫界のワールドニュース」と言われている、NHKの番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』はやはり夢中になって見ています。
番組スタートと同時にだんだん画面に近づいていき…
おーい、どこいくんだーい?
きみはだれなの?
猫にこんなに集中力があったのか!と思うほど、毎回かぶりつきで見ています。どのくらい理解して見ているのかはまったく不明ですが、不思議な窓にいろいろなものが映るなぁ、とでも思っているのでしょうか。猫もテレビで学習できるのか?
大佛次郎の随筆に『猫がしゃべった話』がありますが、そのうち「ほいと、しまった!」なんて喋り出す日も近いのではないかと、いや、本当はもう喋れるのに隠しているのではと、密かに様子を伺っている毎日です。