東京・雑司ヶ谷鬼子母神の参詣土産として江戸時代から作られている郷土玩具「すすきみみずく」。
6年前に雑司が谷で最後の製作者だった「音羽屋」岡本冨美さんが高齢のため廃業なさって、現在は埼玉・川口にお住まいの冨美さんの息子さんご夫婦と、「すすきみみずく保存会」のみなさんがそれぞれ製作、鬼子母神参道の「雑司が谷案内処」で販売されています。
また、毎年10月16日〜18日に行われる雑司ヶ谷法明寺の《御会式》では、鬼子母神堂境内の縁日で埼玉の「川口屋」さんが露店を出し、すすきみみずくを販売しています。
雑司が谷の町が1年のうちで最大に盛り上がる御会式の時期に合わせて、日本郷土玩具の会・会長の中村浩訳さんの声掛けのもと、すすきみみずくをテーマに若手の作家たちに思い思いのみみずくの玩具を作ってもらいました。
また、中村さんの古いすすきみみずくのコレクションをお借りして展示します。埼玉県越生町で作られているすすき細工、愛知県・鳳来寺山で作られている「すすき仏法僧」、広島・安芸区瀬野地区で作られているすすきみみずくなど、雑司が谷すすきみみずくの親戚(?)が勢ぞろい。
店内の一角にて、みみずく尽くしのフェア開催です。
▲第1回(2014年)展示の様子
旅 猫 雑 貨 展 其 の 四 十 五
第2回 みみずく祭
2016年10月8日(土)〜18日(火)
12時〜19時(土・日・祝 11時〜18時)
*期間中、11日(火)はお休みです
出展者:中村浩訳(日本郷土玩具の会会長)/矢嶋美夏(川越だるま製作者)/はまさきかおり(張子作家)/松崎大祐(張子作家)/あやせさやか(イラストレーター)/しろたえ(はんこ作家)/鶏口舎(木彫り作家)/日本民芸(長野・民芸張子面)
会場/旅猫雑貨店にて(→Google地図)
http://www.tabineko.jp/shop_info.html