午後3時、神楽坂のアユミギャラリーへ。明日からの写真展の搬入作業。ほとんどのメンバーが仕事で来られないので、21人分の展示を5人でこなす。水平の水糸を張る作業、メジャーで正確に間隔を計って、展示用のガイド枠を固定する作業、写真パネルの裏に両面テープを貼っていく作業など。今回は1人あたり9枚の写真×21となるため、結構大変だった。
私は6時で上がらせてもらい、中央線で一路、西国分寺駅へ。ここで古本海ねこの場生松さんと待ち合わせ、古本の心の師匠である岡崎武志さん宅へ伺う。25日(日)に品川で行われる、“フリマでミニミニ古本市”海ねこブースに、師匠が一箱分の古本を出品してくださるとのことで、その本を受け取りに行く海ねこさんに、オマケとしてついていく機会を得たのである。
地下室をフルに使った書庫は、まさに岡崎さんの頭脳内部に入った、という印象だった。脳ミソのように入り組んだ本棚には、シナプスで繋がれた脳細胞(本)がぎっしりつまっている。
私は徹夜明けとうれしさのあまりボンヤリしてしまっていたので、どうにもキレのない発言をして岡崎さんの苦笑を買ってしまったような気がする。岡崎さんと海ねこさんが会話している時にも、猫のマシロちゃんと遊んでいたり、岡崎さんのスリッパあったかそうだなーなどと考えていたりして。海ねこさんがライターの視点でしっかりまとめてくださっているので、詳細は「ねコラム」ブログでご覧ください。猫のマシロちゃんが写った、書庫の写真がとてもいいアングル。
http://www.omaken.com/umi-neko/archives/004196.html
帰り道、興奮冷めやらず、ブックステーションに寄ってセドリ。まるで任侠映画を見たあと、妙に威勢が良くなってしまった人みたいだ。隣りにあるマクドナルドで今後のことを海ねこさんと話し合う。やるべきこと、やりたいことが山積みだ。「私は私の風邪をひく」は師匠の言葉。今日のことをじっくり噛みしめて、自分に立ち返る。
師匠の“脳内”の一部