ある時は浅草の職人さんが作った爪ヤスリを、ある時は磁器でできた染付の福助人形を。古本が好きで京都の大きな古本市にも毎回出掛けているそうですが、骨董や手工芸にも造詣が深い。お話をすればするほど不思議な方です。
その風流おじさん(いまだに名前を教えてくれません)が、先日ふらりとやってきて、「いやぁ、時間かかったけどやっとできたよ」と言いながら大きな鞄から取り出したモノ。

店名の篆刻印を作ってくださったのです。朱泥ときんちゃく袋までつけて……ヒデキ感激!(←古い!)ありがたく拝受させていただく。なんかヘンな店で潰れそうだから応援したいとか、私の中のオヤジ成分と波長が合うとか、そういうことなのかしらん、と勝手に思っております。とにかくうれしく、有り難いことです。
そのうちに、おじさんの蔵書による「おじさん文庫」を設置するかもしれません。おじさんの気が向けば、といった感じですが。また半年後のご来店が楽しみです。