豆惚舎改め、ワセダの山本くんが雑司が谷名物を網羅した「雑司が谷てぬぐい」を制作!北海道出身で早稲田大学に通い小岩に住んでいる山本くんがなぜ?!という疑問はさておき、雑司が谷の魅力を簡潔にイラストにまとめてしまったセンスが素晴らしい!!雑司が谷への愛を感じます。描かれているモチーフは下記の通り。
・おせんだんご
江戸時代、参道の茶店で売られていた名物。長く途絶えていたが、数年前に境内に復活。一串にお団子5個。〈焼きだんご・しょうゆ味〉と〈こしあん〉あり。
・上川口屋
江戸時代/元禄元年創業の鬼子母神境内にある駄菓子屋。現在の店主で13代目。
・すすきみみずく
江戸時代から雑司が谷の郷土玩具として親しまれている、すすきの穂で作ったみみずくの飾り。現在は鬼子母神境内そばにある「音羽家」で製造・販売している。
・五色の風車
江戸末期に流行したといわれる鬼子母神詣のお土産。喜多川歌麿の版画にも描かれている。
・ざくろ
子供を食う鬼神「可梨帝母(かりていも)」にお釈迦様が柘榴(ざくろ)の実を与え、人肉を食べないように約束させ、以後、可梨帝母は 鬼子母神として子育ての神になった。鬼子母神堂の絵馬はざくろ。子孫繁栄の意味もある。
・墓参の桶と柄杓(雑司ヶ谷霊園)
明治7年に開設された東京都立の墓地。作家、役者、政治家、幕臣など著名人が数多く眠る。夏目漱石の小説『こゝろ』の舞台。
・寛延の角兵衛獅子
江戸中期に流行した雑司が谷の郷土玩具。藁細工に衣装をつけたかわいい人形で、鬼子母神詣のお土産として親しまれた。現在、郷土研究家・矢島勝昭さんの手で復元されている。
・鬼子母神堂
江戸初期(寛文4年)建立。子授け、安産、子育ての鬼神として知られている。雑司が谷鬼子母神は、正式には鬼の字にツノがない。読み方は「きしもじん」。
・柄付太鼓とバチ
法明寺(日蓮宗)の法要(鬼子母神の祭りも兼ねる)である「御会式(おえしき)」の必需品で、氏子たちが柄付太鼓[※1]を打ち鳴らしながら練り供養を行う。
※1 一枚革の団扇(うちわ)太鼓と、両面に革を張った太鼓の2種類があり、てぬぐいに描かれているのは両面張り柄付太鼓。
・大銀杏
鬼子母神堂境内に、樹齢600年を越える大銀杏がある。
・万灯
「御会式」では町会や団体ごとに「講」を作っており、各講に1つ、万灯(または万燈とも書く)を掲げる。万灯は宝塔のまわりを紙で作った造花で飾ったもの。地元では「まんど」と呼ばれる。御会式最終日には50余りの万灯が宮入りする。
・都電荒川線
東京に唯一残る都電。1両編成の路面電車で、早稲田から三ノ輪をつなぐ。雑司が谷には、「鬼子母神前」停留所、「都電雑司ヶ谷」停留所がある。
「雑司が谷てぬぐい」(1枚840円)は旅猫雑貨店でも絶賛販売中です。現在、〈古書往来座〉、鬼子母神通り商店街〈喫茶と家具 さむしんぐ〉でも販売中。尚、雑司が谷名物のうち郷土玩具御三家は、当店に実物がございますので、こちらも合わせてご覧ください〜。(角兵衛獅子は販売もいたしております。1個700円)
▲雑司が谷郷土玩具ブラザース(すすきみみずく、角兵衛獅子、風車)
過不足のない説明、お見事です。
しかもこんないいところに飾っていただいて…気のせいかすすきみみずくもニコニコしているように見えます!
確かになぜ僕が!しかし差し当たりそんな疑問はさておき、どうぞ雑司が谷てぬぐい、長らくご愛顧お願いします。
てぬぐいと同じく、細く長く、販売していきたいと思います。
それにしても見れば見るほど、やまもとくんのイラストは引き算が上手だなーと感心します。それでいて、どこかとぼけた味わいがあり、やまもとくんらしい。これはやっぱり日本全国、てぬぐい制覇じゃないですか?(笑)とりあえず、「早稲田てぬぐい」「目白てぬぐい」はいけるでしょう。