駒込大観音にて水族館劇場(←クリックしてサイトに飛ぶと音が出ます)の新作公演「メランコリア 死の舞踏」を見にいった。水族館劇場については、舞台セットがとんでもなくすごいらしい、という漠然とした情報しか知らず、そもそも演劇もほとんど見たことがないのだが、親しくさせていただいている雑司が谷のステンドグラス職人〈時屋〉の榎本さん(写真)が、劇団員ではないのになぜか3役ももらってご出演なさるという。その勇姿はぜひ見ておかなければとチケットを取った。
店の定休日が月曜日なので、たまたま千秋楽の日に。入場整理券が配布開始となる夕方5時過ぎ、会場の駒込大観音へ。入口では兄・刃研ぎ堂が包丁を研いでいる。3階建てのビルぐらいありそうなテントが境内に建てられていて、その奥の提灯広場では食べ物・飲み物・古本などを売る屋台村「水族かんのん楽市」が開かれていた。
▲セットの一部で、水族館劇場の女優さんが本当に駄菓子を売っていた
楽市に出店している古書ほうろうのミカコさんにご挨拶。ミカコさんも今日は千秋楽を見るため、チキンライスは出してないとのこと。もうひとつの楽しみだったパリットフワットのパンも出店されていなかった。けどミカコさんが「ここには出てないけど、お店開けてますよ」と教えてくださる。月曜定休だけど、パンがあるので臨時開店していたらしい。通りを渡ってすぐのお店へ。もうほとんどなくなっていたけど、よもぎパンの大きいのと、クランベリーパンとミルクパンが買えた。これで数日間はおいしいパン生活。パリットフワットのパンはずっしりと重たくて、パンというより餅を持って歩いている感じ。
1時間ほど大観音の周囲で時間をつぶして、開演15分前に境内へ戻ると、ひとりでキョロキョロしている仙台のサトウジュンコちゃんがいた。昨日のシークレットワメトークに火星の庭の前野さんと一緒に出演してくださったので、初対面のご挨拶をしたばかり。またここでお会いするとは思ってなかったので驚いた。私の入場整理券は50番台、ジュンコちゃんは200番台で、入場後は離ればなれになったのだが、ジュンコちゃんは私の頭のはるか上、鉄パイプに細い板が渡されただけの3階席で足をぶらぶらさせて楽しそうにしていたのがよく見えた。
せまいテントに300人以上の人間を怪我させることなく整理券番号順に入れていく(座長自らが指揮をとる)ため、客の全員が入るまでに30分ぐらいかかった。ジュンコちゃんが座ったところもそうだが、あんなところにまで人が座るのかと思うようなところに客席があったりして、客入れ時間も飽きない。
<書きかけつづく/ちびちびですんまへん>