さて、これが長角皿と水草です。といっても50円で買ってきたウォーターレタスはほとんど写っていません。角皿の中にある四角い植木鉢も私が作ったもので、左の鉢には「白玉星草」という野草、中央の小さな鉢には「ミルクブッシュ」という観葉植物が植えられています。一番右は陶器でできた、げんこつ大のカメです。今日はなぜか、カメについて語りたいと思います。
このカメの置物は、先日友人と深川江戸資料館へ行った時、亀戸駅近くの瀬戸物屋の店先にあったものを衝動買いしました。カメの顔が全然カメらしくなく、バルタン星人に似ています。この他にも陶器のカメや蛙、フクロウなどが並んでいましたが、これだけが異彩を放っていました。
カメの中でも特に陸ガメが好きです。昨年行った西表島では、車で走っている時に、天然記念物の「セマルハコガメ」という陸ガメが道路をゆっくり横切るのを見ることができました。昨日行ったオザキフラワーパークにはペットのコーナーがあって、そこに3種類の陸ガメが売られています。行く度にそのガラスケースの前でじーっと陸ガメを眺めてしまいます。
ミドリガメや銭ガメの陰湿な目と違って、陸ガメは真っ黒でつぶらな丸い目をしており、非常に思慮深い印象を受けます。あくびをすると目をつぶり、小さなピンク色の舌が見えます。反対を向いていたかと思うと、ふいに首だけでこちらに振り向いたりもします。まったく見ていて飽きません。
価格は種類によって若干差がありますが、だいたい一匹3万円ぐらいです。今のところ店で見るだけで満足するよう自分に言い聞かせていますが、日に日に陸ガメへの思いは募るばかり。明日は図書館へ『陸ガメの飼い方』の本を探しに行こうと思っています。