今日は2週間ぶりの陶芸教室でした。
乾燥させていたネコ香炉の原型を削って、頭と胴体をくっつける作業をしました。先々週に成形したパーツは、蚊取り線香を乗せるお皿と、カバーになるネコの胴体、ネコの頭です。
まずは胴体の削りから。全体的にざっくりと削った跡が残るようなイメージに仕上げたかったので、削った面を生かしながら生地を薄くしていきます。リンゴの皮むきをしているような感じで、手ロクロをぐるぐる回しながら削っていきました。
頭の方は、丸いお団子状の粘土から、ネコの頭の形に削り出していきます。こちらもあまり滑らかにはせず荒削りにしました。顔の表情はあまりリアルにしたくなかったので、筆のおしりを粘土に押しつけて目玉にしました。それから鼻、口、ヒゲなどの位置を決めて造作していきました。口から煙が出るよう穴が開いています。
頭が出来上がったら、“ドベ”と呼ばれる、粘土を水で溶いたものを接着剤がわりにして胴体にくっつけます。頭と胴体だけではなんだか寂しかったので、首輪と鈴を付けたらバランスが良くなりました。そうそう、しっぽも忘れずに付けました。
カバーの中に空気が入るよう、下の方に通気穴を開けます。これがないと蚊取り線香の火が消えてしまいます。
最後に、黒化粧(鉄赤)を刷毛でシマシマに塗って、今日の作業は終了、来週には素焼きが上がるかな?
ちなみにこれは「自由課題」の制作ですが、今までで一番大きな作品になります。