
肥後守(ひごのかみ)。私はこれを現役では使ったことがないので懐かしいという感じはないのだが、古き良き昭和世代の子供達はこの肥後守が常にポッケに入っていて、鉛筆を削ったり、ロープや小枝を切ったりと、現在のカッターナイフのように身近に存在した小刀だったそうである。これはそのミニチュア版で、キーホルダーになるワイヤーをつけたもの。

手のひらにすっぽり収まるサイズながら、立派に肥後守なんである。刃だって、いかにも刃物!の風貌で、小さくても手を抜かず、きちんと鋳造・焼き入れして作られている。自分で刃を研ぎながら使い込んでいく。

携帯できる小刀としてはスイスのビクトリノックスが有名だし私も鍵につけて持ち歩いているのだけれど、これからはそれに代わって肥後守だ。肥後守の時代だ。早速鉛筆を削ってみる。


今までにナイフで鉛筆を削ったことのない人や、慣れていない人には刃が小さくて削りづらいかもしれない。本来、刃物の扱いは練習しながら覚えていくものなのだし、カッターナイフのように誰でも何でも簡単に切れる刃物とは性質が異なるのだ。

この豆肥後守(キーホルダーリング付き)は旅猫雑貨店でも販売予定。税込み950円。送料は1個あたり、メール便で80円。(メール便は銀行振込・先払いのみのお取り扱いです)入荷は12月下旬ですが、ご予約も承ります。>> こちらからどうぞ。