
イラストレーター・武藤良子さんから猫の絵をいただいた。これはわたしがわがままを言って「小さいのでいいので、猫の絵を」とお願いして描いてもらったもの。手のひらに乗るぐらいの大きさのつもりでいたら、武藤さんが持ってきてくれたのはその4倍ぐらいあり、「大きくなっちゃったー」と笑っていた。うれしいなあ!我が家のチビ猫に似た、やんちゃな黒猫の絵。武藤さんは道端で猫を見かけるとずんずん追いかけていく。「追いかけてこないでよう!酒くさいにゃあ!」といつもこんな顔で猫に怒られているのかもしれない。
『イラストレーションファイル 2009』(玄光社)というイラストレーター年鑑向けに、武藤さんのプロフィール写真の撮影と版下データ制作を担当させてもらっている。宇野亜喜良だって安西水丸だって100%ORANGEだって載っている年鑑に、武藤さんも載っておられるのです。
2009年版の時は、データ制作の報酬代わりにかえる食堂でおごってもらったりしたのだが、今年はずうずうしくも「小さい猫の絵」をおねだりしてみたわけです。絵を描くことを生業としている武藤さんに失礼だったかもしれない。けど武藤さんは「頼まれてうれしい」と言って描いてくれた。
この3年ほど、古書往来座外市のチラシ制作を通じて、武藤さんの生の絵に誰よりも最初に触れてきたことは、とても貴重な経験になっていると思う。オイルパステルのタッチは熱を帯びているように感じたり、やさしく繊細な線があったり、印刷物になってしまったらわからないような部分を間近に見てきた。毎回、差し出される絵に驚いたり、笑ったり。絵の良さを活かせているかどうかは全く自信はないけれど、武藤さんの絵だからこそ、アイデアがパッと浮かんでデザインすることができた。
もっともっと、たくさんの人に武藤良子の絵を生で見てほしいと願っている。(本人は「生」といえば「ビール」ですけども。)ご本人の了解を得て、イラストレーターファイルのプロフィール写真をば。最初の写真は "目ヂカラ" をキーワードに、2枚目は "雑司が谷っぽさ" をキーワードに撮影しました。

▲2009年版

▲2010年版
いい絵だなぁ〜...
ねこの魅力があふれてる!!
なんか、うちの七のたくらみ顔にもそっくりです☆笑
七(なな)っていうの?へ〜。
黒猫の存在感てちょっと別格。
明日、キアズマ珈琲でポエトリーカフェだよね。
がんばってねー。
時間あったら武藤さんの絵を見に来てください。