2004年12月17日

■自由日記あります

自由日記

巣鴨の寂れた文房具店で、デッドストックとなっていた1970年代の日記帳(日付表示のない“自由日記”)を10冊ほど仕入れてきた。小学生の頃、こんな日記帳が売られていたな、と懐かしく思いながら、今見るとなんだか非常にオモシロイ。日記のページはなんということもないノートなのだが、その前後に付録的なページがついており、これが実に70年代の味わいなのだ。

「花言葉」「詩」「エチケット集」「私の十大ニュース」「おともだちのたんじょうび」「ティー・パーティーの開きかた」「コーヒーのたのしみ」「星占いと12星座の人々」「金言名句集」「おしゃれのヒント」………

などなど。あっ、これは“ほぼ日手帳”の源流ではないのか?などと思えてくる。圧巻は365日すべての日の占いが載っているものがあり、例えば5月26日生まれの人は、「あなたは健康的でピチピチとした印象の人です。芸術方面の仕事をするとよい結果が出ます。同時に2人の人を愛してしまうことがあります。」と言い切っている。“エチケット集”では、「街で好きな人を見かけた時は、「正夫さん!」とさわやかに声をかけなければいけません。黙って近づいていって、ポンと肩をたたくなんていうのは最低。」だそうです。30年前の中高校生をターゲットにしたこれらの日記帳は、再びその年代の娘さんたちの手に取られるのかもしれません。(元我堂にて販売中。)
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | □古本のこと | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほぼ日手帳、ここ数年会社で使っております。
付録的ページにいろいろ書いてありまして、
つまらん会議中とかに大変役立っております。
Posted by Mongo at 2004年12月21日 09:01
私も来年ので3冊目です、ほぼ日手帳。
2005年の付録ページは、来年まで読まないように
しておこうと思ってまだ開いてません。
でも“何度読んでも笑えるマンガ”は毎年笑えない
んだよなぁ。面白さがワカラナイ。
2005年はどうなのか……。
Posted by か猫 at 2004年12月21日 13:20
しりあがり画伯の漫画、この笑えなさを笑い飛ばすのか・・・?と思ってます。
私も2005年物はまだ開いてません。

この古い自由日記、形もデザインもいろいろでおもしろいですね。

それにしても、ここで紹介される食べ物、ほんとにおいしそうで。
餃子、そば、かにサラダ、気になります。
Posted by Mongo at 2004年12月22日 09:02
やっぱり笑えないよね!(笑)

自由日記はポツポツと売れていっております。

ファイト餃子は持ち帰りの生餃子も売っているのですが、
焼き方が命でシロウトには難しいのです。
かにサラダはMongoカフェに持っていきますよ。
(予算不足で“かにかま”になっても許してください)
Posted by か猫 at 2004年12月22日 12:30
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