2006年03月04日

■立川談志 一門会

ここ5年ばかり、月1ペースでの立川流落語会でございます。本日は「立川談志 一門会@よみうりホール」。久しぶりに土曜日の会なので、同居人と2人分のチケットを取りまして。(ええ、いつもは1人で行くんですよー)

 談笑  時そば
 談春  子別れ 上・中
 志らく 子別れ 下
 〜仲入り〜
 談志  権助提灯

談笑はまた「Smoke on the water」の出囃子かと期待していたら、ベーシックな方で出てきてアレ?という感じ。前回のようなばりばりアレンジした噺か、新作を期待するも、これまた「時そば」ってことで、今ひとつ談笑らしさが見られなかったのがちょっと残念。

そのあと、談春→志らくでリレー落語の「子別れ」。へーこういうやり方もあるんですねー。普通は弟子→師匠といった風に、下から上へリレーするものなんだそうです。でも今回は談春(兄弟子)→志らく(弟弟子)へと珍しいパターンなのだとか。先月の談春独演会では、途中トイレ退場してしまってサゲを聞き逃す、というヘマをしたので、今日は開演前に2度もトイレに行きまして。しっかり聞きました。談春は上手くて、観客も少し緊張して聞く感じなのに対して、志らくの方は緊張を和らげるんですね。客が、噺の中でさりげなく立ち聞きしている“八百屋”の気分になる。私個人としては、今日は志らくに軍配でした。

家元は最近は出てきていきなり「ダメだ。」というのがお決まりになりつつある。でも、落語はよいのです。いい時のと比べたら、多少端折ったりしてるとこもあるのかもしれないけれど、談志の世界にどんどん引き込まれてしまう。本当にすごい落語家だと思います。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | □落語・立川流 | 更新情報をチェックする
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