談笑 時そば
談春 子別れ 上・中
志らく 子別れ 下
〜仲入り〜
談志 権助提灯
談笑はまた「Smoke on the water」の出囃子かと期待していたら、ベーシックな方で出てきてアレ?という感じ。前回のようなばりばりアレンジした噺か、新作を期待するも、これまた「時そば」ってことで、今ひとつ談笑らしさが見られなかったのがちょっと残念。
そのあと、談春→志らくでリレー落語の「子別れ」。へーこういうやり方もあるんですねー。普通は弟子→師匠といった風に、下から上へリレーするものなんだそうです。でも今回は談春(兄弟子)→志らく(弟弟子)へと珍しいパターンなのだとか。先月の談春独演会では、途中トイレ退場してしまってサゲを聞き逃す、というヘマをしたので、今日は開演前に2度もトイレに行きまして。しっかり聞きました。談春は上手くて、観客も少し緊張して聞く感じなのに対して、志らくの方は緊張を和らげるんですね。客が、噺の中でさりげなく立ち聞きしている“八百屋”の気分になる。私個人としては、今日は志らくに軍配でした。
家元は最近は出てきていきなり「ダメだ。」というのがお決まりになりつつある。でも、落語はよいのです。いい時のと比べたら、多少端折ったりしてるとこもあるのかもしれないけれど、談志の世界にどんどん引き込まれてしまう。本当にすごい落語家だと思います。