出掛ける間際に、海ねこさんから携帯にメール。喉が痛いので、首に巻く手ぬぐいをわけてほしい由。2種類ほど選んで持っていく。会場にはたくさんの古書マニアのおじさまがワラワラと棚に群がっていた。10冊、20冊と大量に買う人が列になり、会計係となった海ねこさん少々パニック気味。あとで、「こんなに忙しいのは初めて」とおっしゃっていた。盛況で何より。首に手ぬぐいを巻いた、体の小さな海ねこさんが張り切っている姿は、古本と男性ばかりのセピア色の会場で生き生きと目立っていた。
古本の成果はというと、1階の均一で11冊、2階で4冊。
・戸板康二『元禄小袖からミニスカートまで』(S47年)
・樋口清之『装いのこころ』(S54年)
・北村哲郎「日本の織物」(S55年)
・伊東深水・他『日本の工芸1・染』(S40年)
など。“衣”に関する本が目についた日だった。