2006年05月25日

■チビさんたいへんです・その2

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だいぶよくなりました

月曜日の朝になって抗生物質が効いたのか、おしっこは少しずつでもかなりの量が出るようになったが、相変わらず水を飲まない。ぐったりしているので、やはり獣医に連れていくことに。徒歩圏内によい医者がなく、車で7,8分のところにある獣医へ。

外の世界を知らず、弱っている猫をバッグに押し込み、恐ろしいエンジン音のする車に乗せるのは本当に忍びないものである。恐怖で固まり、余計に具合が悪くなりそう。

病院に着き、ここ数日の状況を説明すると、すぐに診察してもらえた。まずは医師がお腹を手で触って、膀胱に尿がたまっているのを確認。腹に手を当て、膀胱をマッサージするように押さえると、コップ半量ぐらいの尿が絞り出された。これが痛かったのかびっくりしたのか、前足を押さえていた私の脇の下あたりに顔をぐいぐいと押しつけて逃げようとする。

しかしこれで尿が出てしまったので、麻酔+カテーテルの処置はしなくて済んだ。次に、尿が溜まっていたことで、腎臓に負担がかかっている可能性があるとのことで、血液を採取して検査。15分ぐらい待合室で待っていると、結果が出る。腎臓は問題ないが、肝臓の数値が悪いとのこと。それと脱水症状を起こしているので、皮下保水という、点滴を皮膚の下に一気に流し込んで、体内の水分量を保つ処置をする。背中のあたりが液でぷっくりと腫れたようになったが、ほうっておけばすぐに戻るとのこと。

最後に熱を計ってもらうと、猫の平熱(38度9分)だった。あとは、昨日かかりつけの獣医にもらった抗生物質を続けて飲ませて、おしっこが出るかどうかをちゃんと見ていてくださいと言い渡され終了。待合室で呼ばれるのを待っている間、よその犬の飼い主に頭を撫でられたり、顔を覗きこんでは「あら!かわいいおめめねぇ!」などと言われて、チビさんビビリまくり。ただでさえ病気で弱っていて、車に乗せられ、医者にいじられて緊張の極地なんだから、そっとしておいてくれー!と思っているのに、おばさん達は関係なく手を伸ばしてくるのであった。

昼過ぎに家に戻って、見慣れた部屋に安心したのか、すぐにいい感じの量のおしっこをした。皮下保水により余分な水分が排出されたのと、先生が無理矢理絞ったお陰で、結石が詰まっていた尿管が、通るようになったのかもしれない。そのあとすぐにカリカリのエサを2,3粒だが食べ、水も少し飲んだ。これで一安心。

夜まで寝続けて、深夜に再度おしっこが出た。まあまあの量。だが、おしっこが出てしまったあとも、残尿感がひどいらしく、30分ぐらいトイレにしゃがみ続けてしまう。そんなに力んでいると疲れちゃうよ、もう出ないからいいよ、と言い聞かせても、わからないところが辛い。これは翌日まで続いた。

水曜日になると、朝、おしっこが出たあと、ちょっとお尻を舐めるぐらいで、しゃがみ続けることがなくなる。朝晩、嫌がる抗生物質を飲ませ続けた甲斐あり。

木曜日、快晴となる。先週土曜日から、1階のリビングを離れることがなかったチビさんだが、ようやく2階に上がってきて、べランダで日向ぼっこをした(上の写真)。やれやれ、である。
posted by 店主かねこ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
チビさんもか猫さんも大変でしたね。
私も、疲れると膀胱のほうに来てしまうので、
つらさがちょびっとわかるような気がしました。

目指せ、女ムツゴロウ!

では、コクテイルにてまた!
楽しみすぎて、時間がたつのが待ち遠しいです。
コクテイルのWEBデザインや
オンライン古書店をやっている
Nさんも来店予定。
ご紹介できるかと思います。
お役目終って、ほっとしたら少しでも
くつろげるといいですね。
チビさんも待ってると思うけど。
Posted by 海ねこ at 2006年05月28日 04:53
チビ猫さん、少しは落ち着いてよかったですね。
それにしても具合の悪い様子を見ているのは
飼い主もつらいですよね。
できることなら代わってあげたい。。。

詳しい状況、とても参考になりました。
うちのチビッコたちはわりとよく水を飲みます。
(庭のため水が好きですが(*^_^*))
ミーはあまり飲まないので、気をつけてあげないと。

離れた所から、影ならがら
チビ猫さんの回復お祈りしています。

Posted by QP at 2006年05月28日 10:48
いやいや、よかったですね。
うちも他人事ではないので。
Posted by Mongo at 2006年05月28日 12:26
>海ねこさん
今日は楽しかったですね。高円寺はいい!
また石田さんと3人で飲みに行きましょうねー

>QPさん
ありがとうございます!!
昨日あたりから、ほぼ元の調子に戻って元気になりました。
家の中を走り回っています。
もっと大変な病気だったら、何も手につかなくなるでしょうね。
トラ猫、ブチ猫とも、同じ尿路結石を経験しているので、
まだ落ち着いていられましたが、
苦しんでいる様子をただ見ているしかない、というのは
やはり辛いものです。

おしっこの後、しきりにお尻を舐めたり、気にする様子があったら要注意です。
あと、いつもと違う場所におしっこしてしまうとかも。
QP家のみなさん、どうぞ健やかに!

>Mongoさん
5匹いると、どれが誰のおしっこだかわからなくなりません?
とにかく雄猫さんにはご注意くださいね。
Posted by か猫 at 2006年05月29日 03:05
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