2005年02月14日

■読了

『古本生活読本』岡崎武志(ちくま文庫)

内容はもちろん面白いのだが、角田光代さんの解説。

「読んでいてつくづく思うのは、岡崎さんはどこかおかしいということだ。ご自分でも本書の中で「ビョーキだ」と言っている。本当にそうだと思う。だって、毎日毎日、いい年をした大人が、古本屋を訪ねずにはいられないのだ。」

いいなぁ(笑)面白い。

岡崎さんの著書『古本でお散歩』にも書かれていたが、「本棚との対話」という言葉、たくさんの古本屋を見れば見るほど実感する。店主が手間暇かけて作り上げた作品を読むように、本棚を見ていくこと。今回の『古本生活読本』で心に刻んだ岡崎さんの名言。

「本は、たくさんの視線で指紋をつけられることで熟成する。」
 
posted by 店主かねこ at 04:11| Comment(0) | TrackBack(0) | □読了メモ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。