
福島県郡山市街から車でおよそ30分ほどの距離にある三春町の郊外に、「高柴デコ屋敷」と呼ばれる集落があります。「デコ」とは人形を意味する「木偶(デク)」がなまったもので、木型に和紙を貼り付けて作る張子人形「三春人形」や、木製の「三春駒」などの郷土玩具を江戸時代から作り続けてきた伝統ある民芸の里です。
現在4軒ある工房のうち、「本家 恵比寿屋」から素朴な味わいのある三春張子人形が届きました。

三春張子人形 まねきねこ 2,520円
サイズ:高さ20.5cm
(写真に一緒に映っているうさぎの張子と起き上がり小法師は会津のものです。大きさの比較に置いてみました)

▲本家恵比寿屋のサタばあちゃん(83歳)が「張り・塗り・絵付け」すべてを手掛けた限定品です。
この笑顔〜!最高ですね。
(写真提供:民芸くらふと和久屋)
本家恵比寿屋のお嫁さん談によると、ばあちゃんの 「枯れた線」 や「型にとらわれない描き」には、見る側を「疲れさせない」雰囲気を醸し出します、とのこと。ほんとうにその通り! のびのびとした絵付けや、ちょっとトボケたような表情がたまりません。猫好きにはもちろん、開業、新築祝いなどの贈り物にもいかがでしょうか。

三春張子人形 小槌抱きねずみ 小・1,260円
中・3,780円
サイズ:小・高さ8cm 中・高さ14cm
願い事はすべて叶えてくれるという宝珠紋の小槌は大黒様の持ち物、白鼠はその使いとされています。家内安全、商売繁盛、五穀豊穣を叶えてくれるお守り。

三春張子人形 お福さん 3,990円
サイズ:高さ13cm
明るくておおらかで働き者……そんなイメージが湧いてくる、福島の風土や人柄がよく現れているお福さんではないでしょうか。三春張子は300種類以上あると言われています。店主が個人的に気になっている「象乗り唐児」や「亀乗り恵比寿」など、不思議おもしろい張子を、今月末の出張でゲットできるといいな!
高柴デコ屋敷も、震災後は観光客が減って大変だそうです。気に入ったものがあればどうかどうか、購入して福島の職人さんを支えてください。福島にこんなかわいいもの、面白いものがあるよ、と人に伝えていただくことも力になります。よろしくお願いいたします。

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