
わが古本師匠、岡崎武志さん著『女子の古本屋』が、このたび、ちくま文庫として内容も増補されて発売されました。表紙・イラストは単行本、文庫ともに浅生ハルミンさん。(なかなか新刊書店に行けず、昨日の定休日にようやく文庫版を入手できました。吉祥寺リブロ、ちくま文庫のコーナーに平積みされていました)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480428370/
不肖わたくしも、和雑貨と古本の店を開店するまでのことを掲載していただいております。岡崎さんに重ねて御礼申し上げます。ありがとうございます。
文庫化されたものを改めて読んでみても、登場する女性古書店主の生き方や考え方に引き込まれていき、そして自分に立ち返ると、もっとちゃんとしなくちゃ!と、背筋が伸びる。自分のことでも、忘れがちな初心を思い出させてくれるのでありがたい本です。増補「それからの『女子の古本屋』」では、毎日ブログを拝読している「古書猫額洞」の杉田さんや、一箱古本市やみちくさ市でお馴染みの田端「古本 石英書房」水川さん、国立「ゆず虎嘯」のお二人、阿佐ヶ谷「onakasuita」の小川さんなど、お顔は存じていても、なかなかつっこんだ話をする機会のないみなさんの開店までのことが書かれていて、興味深く読みました。
当店でも、ちくま文庫版『女子の古本屋』(840円+税)を近日販売予定です。著者サインもお願いしました。(無料でラッピングもいたします!)
さて、この『女子の古本屋』のちくま文庫収録を記念して、『女子の古本屋』による「女子の古本市」が神戸・海文堂書店で開催されます。

『女子の古本屋』による「女子の古本市」
6月24日(金)、25日(土)、26日(日)
10:30〜19:00
海文堂書店2F・ギャラリースペースにて
http://d.hatena.ne.jp/kaibundo/20110609
北は仙台から南は那覇まで、全国各地から50店の女子の古本屋が参加します。すごい! わめぞからは「ブックギャラリーポポタム」、「貝の小鳥」、「ひぐらし文庫」、そして落ちこぼれの当店も参加させていただきます。仲良しの「古本海ねこ」さん、お世話になっている「はなめがね本舗」さんも! 実店舗を4月にオープンしたばかりの岐阜「古本 徒然舎」廣瀬さんは、岡崎武志さん、山本善行(古書 善行堂)さんとのトークショーに出演されます。聞きたいなぁ〜!(この日は会津に行っているのです……残念)
せめて、古本は気合いを入れて、旅猫らしい品揃えをしないといけませんね。こけしのティッシュケースなどの雑貨もちょこっと並べる予定です。関西エリアのみなさま、この機会にぜひぜひ神戸・海文堂書店へお出掛けください!