2011年07月09日

■福島の土湯こけしも仲間入りしました

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めんこいふくしま」展に、こけし蒐集家の方からお譲りいただいた福島・土湯温泉のこけしが仲間入りしました。いずれも中古で、20年〜30年前に作られたものです。

中央の轆轤(ろくろ)模様が鮮やかな5体が土湯系(中丿沢こけし、通称 “たこ坊主” も)です。左の2体は宮城・遠刈田系青根温泉こけし、右の一番大きなものは今年の春先に亡くなられた宮城・鳴子系の桜井昭二さんのこけし(9寸:約27cm)です。価格は1,500円〜4,000円。詳細はお問合わせください。

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土湯系・西山憲一工人の7寸5分のこけしは入れ子になっていて、中に3寸のこけしが入っております。〈*売切れ〉

▼画像をクリックすると別ウィンドウで拡大します
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未来社のこけし本(新刊)も本棚に勢揃い。深沢要のこけし版画集など、貴重な本も手に取れるチャンスです。(ただ今、オンラインショップでの販売も準備中です)

西田峯吉著『〔増補〕鳴子・こけし・工人』
1,890円

鳴子温泉はこけしの名産地。鳴子系こけしの特徴・時代的変遷のあとをたどり、そこに生きたこけし工人の哀歓をつぶさに描く。新たに四篇を追加し、表彰工人の氏名一覧も増補。

土橋慶三著『こけしの旅』 2,625円
生涯をこけしの美を求めて旅したこけし界の第一人者の遺稿集。こけしの楽しさ、ロクロ変遷の歴史、各地方のこけしへの愛着、深沢要の遺産やこけし界の現状をのべる。写真多数。

佐藤友晴著・菅野新一校訂『蔵王東麓の木地業とこけし』
3,990円

青根、遠刈田、新地などにおける明治年代からの木地屋の発生・変遷過程、特に商業資本の工人支配過程を克明に掘り下げ、さらに系譜・師弟関係等を調査した稀覯本を復刊。

橘文策著『こけしざんまい』 5,040円
こけし研究家の第一人者である著者が、昭和のはじめ、いまだこけし愛好者の数少ない時期に、こけしの魅力につかれ東北各地の工人を訪ね歩いた貴重な先駆的な紀行文集である。

深沢要著『羨こけし−−こけしの微笑・こけしの追求
5,040円

こよなくこけしを愛し、生涯をこけし研究にささげた著者の、こけしに寄せるつきせぬ思慕と暖い人間性の溢れた古典的名著二篇の復刻版である。

菅野新一編著『蔵王東のきぼこ』 6,090円
こけしの代表的産地として知られる蔵王東麓地帯の厳しい風土と木地業にたずさわる工人たちの生活を記録しその人間性を追求した名著の決定版である。カラー・白黒写真多数収録。

土橋慶三著『こけし工人伝』 8,925円
こけしとその工人を愛し、東北地方の苛烈な風土、農民の苦悩と抵抗がこけしの美を生む素地となったと説きつづけた著者の遺稿集。その生涯をかけた真摯なこけし探求の集大成。

深沢要著『奥羽余情(版画集)』 12,600円
こけしの美を求めてみちのくを旅したこけし研究の大先達の手摺りのこけし版画集。香気あふれる短歌・俳句、こけしかるた等も収録する。こけしファン待望の愛蔵本の限定復刻。

期間限定、8月末まで。この機会にぜひお手に取ってご覧ください。


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posted by 店主かねこ at 01:19| Comment(0) | □伝統こけし | 更新情報をチェックする
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