2005年03月01日

■読了

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『さいはての島へ ゲド戦記III』
ル=グウィン作 清水真砂子訳

「鍛錬こそは、わしら人間のすることが深く、力強く運ばれるための水路のようなもので、方向のないところでは、人間のすることは、どうしても上っ面をかすめ、道を踏み迷い、何も生みださずに、むなしく終わってしまうからだ。」
【ゲド語録】
posted by 店主かねこ at 23:33| Comment(8) | TrackBack(0) | □読了メモ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
個人的には2冊めがいちばん好きでした。一読しただけなので、何度も読むとまた印象が違うのかもしれないですが。
よいですよね〜。私は薦めてくれた友人に感謝しました。読んでいる最中、浸りきりすぎて、現実に戻るのがちょいと大変でした。
ちなみにこの友人にはほかにも何冊か薦めてもらっていて「何が道をやってくる」(レイ・ブラッドベリ)もその1冊です(途中までしか読めてない…)。 
Posted by 海ねこ at 2005年03月04日 01:43
このあの文庫で借りた本です。
まだまだ先は長い(?)2週間に一度のペースで
読み進みます。
竜ってほんとにいたんだと思えてきましたよ。
すでにゲドが大賢人になっちゃって、
この先はどうなるのか?うーはやく次、次!

レイ・ブラッドベリはね、結構読んでますよ。
「何かが道をやってくる」もいいですね。これ、映画も
なかなかでしたよ。ビデオになってるはず。
一番好きなのは「10月はたそがれの国」かなぁ。
不思議怖い感じがたまらんです。
Posted by か猫 at 2005年03月04日 01:58
おお、「10月はたそがれの国」
チェックですね〜! 読みたい!
Posted by 海ねこ at 2005年03月04日 03:09
短編集なので、移動の合間などに読みやすいと思います。
Posted by か猫 at 2005年03月04日 03:33
”児童書に真実があることを知っていれば…”(←旅猫さん語録)というのはこういうことなんですね〜。

分厚い本はそれだけで読みきるためのパワーが必要なのに、何巻も読み薦められる人、本気で尊敬します。
うへー。
Posted by ナンダ at 2005年03月09日 19:51
だってこのあの文庫には面白い本ありすぎ……。
エンドレスで通ってしまいそうで自分でも怖い。

ちなみに“児童書に本質…”でしたっけね。
ゲド戦記は、読み進めば進むほど、ゲドの苦悩って
子供には理解できないよなぁ、と思えてきます。
大人の今こそ滋養になる本です。
Posted by か猫 at 2005年03月09日 23:48
このあの館、ヘビーユーザーか猫さま、このあの館へのお褒めの言葉、ありがとうございます!

ゲド語録、胸に染みますね。優れた文学って(児童書に限らずね)人によって様々な解釈の仕方が出来るし、また、その人の読んだときの状況によっても毎回、変わってくるものだと思います。

だから僕は「これは児童書」「これは一般書」って分類は好きじゃないんです。いいものはいいし、何歳で読んだって、そのときが、その人にとて出会うべくして出会ってときなんだと思うんです。

ですんで、みなさん「このあの文庫」は、主に子どもに向けて解放していますが、大人の人が来たって全然構わないのですよ〜。
Posted by このあの館主人 at 2005年03月13日 23:07
このあの館主人さま、いつもお世話になっております。

今だからこそ、私はこの言葉に強く共感しているな、
と感じながら読み進めています。

出会うべくして出会っている、またそうして出会っ
た本から新しい本に出会う。そうやってどんどん世界
が広がっていくのが喜びです。

この間は小学生の会員Kくんとお話できて楽しかった
な!Kくんの本棚のアイデア、元我堂でも活用させて
いただかないと……。
Posted by か猫 at 2005年03月14日 00:55
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