神保町の東京古書会館で本日より開催の「本のバザール」へ。
アンダーグラウンドブックカフェの時のような整然とした感じではなく、とにかく会場が本、本、本でいっぱい。うっほーい。とにかく片っ端から見る。高くて買えない本でも、勉強のために見る。仲良くなれそうなお値段の本は小脇に。
のんびり見ていたら半分くらいのところで、「あと10分ほどで閉館です!お会計の方はお早めにお願いしまーす!」と、無常の声。市原悦子風に(あらやだ。)とつぶやきながら焦り、買うかどうか迷っていた1冊もえいやっと帳場へ。
この1冊、黒井千次『風の絵本』(講談社/S49年/初版・帯)だったのだが、初めて読んでみたらかなり好みだった。心理小説というのか、これと言って盛り上がりやオチはなく、あとからじわじわと染みてくるような余韻を残す。黒井千次を探求作家リストに加える。
そのほか、川口松太郎『しぐれ茶屋おりく』、丸山久子『こどもとことば』、神吉拓郎『東京気侭地図』など購入。