
今日からまた働くぞ!と気合いを入れて出勤。仕事場に着くと、お向かいのお寿司屋のおかみさんが、「金子さん、万灯の花いる?取っといたんだけど。」と声を掛けてくださる。いるいるいる!いりますとも。
御会式が終わると、万灯のクラゲのような白い花は外されて、中の灯籠だけにして格納庫にしまわれる。花は毎年、町内会の人たちが新しいものをつけるので、使い終わった分は小分けにして欲しい人に配ったりするのだ。万灯の花は無病息災、縁起がいいということなので、仕事場の梱包机の横に飾っておこう。

万灯の花に見守られつつ、湯たんぽ袋作り。生地の裁断、しるし付け、ミシンで縫って、アイロンで三つ折り、ヒモを通して……この4年間で何百枚作ったのだろう。数えてみたことはないけれど、はじめの頃よりだいぶ早く作れるようになっていることは確か。1日でも早くお届けするべくがんばりまっせ。