
雑誌『こけし時代』別冊「こけし時代ノートブック」(840円・税込/B5判 80ページ/コケーシカ鎌倉・こけし時代社刊)が入荷しました。旅の日記帳、写真や思い出の品のスクラップなど、自分だけの「こけし時代」が作れるノート。ビニールカバーがチャック付きの小物入れにもなっていて、切符や入場券などを収納できます。現役こけし工人さんの住所録が掲載されているのも貴重。ぜひ、この夏の東北こけし旅のお供として活用してください。

ノートブックと同時に、「『木形子可』展覧会図録」(1,260円)も入荷しています。2008年に東京で、2011年には仙台・カメイ美術館で開催された『木形子可(コケーシカ)』展は、日本のこけし工人約70名が、ロシアのマトリョーシカの白木地にこけしの描彩を施すという楽しい企画展でした。

ロシアの代表的な木地玩具・マトリョーシカは、明治時代の終わり頃に日本で作られていた入れ子式の七福神こけしがロシアに渡ったのが起源だそうです。しかしその後、ロシアと日本の間でこけしの文化交流は一切なく、それぞれ独自に発展してきたのですが、沼田元氣さんの発案により日露交流の「コケーシカ」、「マトコケシ(ロシアの工人が日本のこけし木地にマトリョーシカの描彩を施したもの)」が作られたのです。沼田さんの行動力に脱帽します。
このほか、『こけし時代』バックナンバー2号〜4号も再入荷しております。
●いずれも通販を承ります。送料はメール便・1冊80円〜160円、冊数によっては〈ゆうメール〉か〈レターパック〉を利用します。
*ご入金確認後の発送です。店頭でのお取り置きも承ります。

>>通信販売の手引き
〈余談〉
入れ子式のこけしというと、当店でも以前、土湯系の西山憲一さんのこけしを販売しましたが、こけしの中から小さいこけしが出てくる楽しさは格別ですよね。憲一さんの息子さん・敏彦さんが作る、蓋もののえじこの中に極小こけしがたくさん入っているこけしも大好きです。(写真はのちほどアップしますー)