今年復刻されたばかりの『武井武雄・犬ぼう』いろはかるたが入荷したので、早速、かるたのコーナーに並べた。昔の『銀花』という雑誌に、このかるたの絵だけが綴じ込み付録でついていて(それも復刻だったのだが)、ときどき絵柄を見ては楽しんでいたので、実際に遊べる現物を手に取ることができて、とてもうれしい気持ち。
一人でふらりと店に入ってきた女性が、その武井武雄のかるたを指差して、「このかるた、私が子供の頃に遊んだのと同じです、懐かしい」とおっしゃる。20代後半〜30代前半ぐらいの方である。お父さんかお母さんが大事にしていたものなのだろうか。実際に中をご覧いただくと、絵柄のひとつひとつを覚えているという。特に、「泣きっ面にハチ」は、妹さんが泣いた顔にそっくりだったとか。
妹さん、今はどんな人に成長されたのでしょうか。気になります。