2007年03月03日

■刃研ぎ堂販売部

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今日は店の暖房なしでも過ごせた(足元ヒーターだけはつけていたけど)。穏やかなひな祭りの日。少し前から、ウィンドウにひな人形を飾っていて、閉店後はスポットライトを当てて、そこだけが浮かび上がるようにしている。

昨日の夜10時頃だったろうか、ご近所の方らしい年輩の女性が、通りがかりにチラリとウィンドウを見て、少し行き過ぎてから戻ってきた。小さなおひな様に顔を近づけたら、(うふふ。)といった感じの笑顔になった。ウィンドウ越しにこっそり見ていたのだけど、こっちも(うふふ。)になって、このおひな様は売れ残ったけど、また来年も飾りましょうね、と思ったのだった。

さて、兄がやっている刃物研ぎ、その名も「刃研ぎ堂」ですが、このたび、旅猫雑貨店内に販売部ができてしまいました。だいぶ前から、「“捨て猫雑貨店”をやる」などと訳のわからないことを言って、自ら研いだ古いハサミや包丁などを販売するとは言っていたのですが、この度いよいよ本格的に販売を開始。(さすがに“捨て猫雑貨店”はやめさせました……古書現世・向井さん命名の“研ぎ猫”が気に入っているので、“研ぎ猫コーナー”と呼ぶ模様。)

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刃物なのでお子さまが触らないよう、茶箪笥のガラス扉の中が刃研ぎ堂コーナーです。

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まだ品物は少ないですが、こんな握りバサミとか

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植木、盆栽の剪定バサミ

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大阪は刃物の本場・堺で作られている、特製マンボウ出刃包丁!…うーん、切りにくそう!?

これから少しずつ品物を増やしていく予定とのこと。ご自分で研ぎたい方のために、各種砥石(¥1900〜)も取り揃えております。アンティークのハサミとか、使いやすく修理・研ぎ直したナイフなど、意外と素敵なものが見つかるかもしれません。ご来店の際は、畳ベンチ脇の茶箪笥内“研ぎ猫コーナー”をチェックしてくださーい。

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なぜか鬼ッコもいるよ


posted by 店主かねこ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
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