2007年03月20日

■もってらっしゃい

兄の刃研ぎ堂、お陰さまであちこちからお声を掛けていただき、忙しい毎日を送っております。

店にも日々、さまざまな刃物が持ち込まれます。現役で毎日使っている包丁やハサミの他、台所の戸棚に長年放置されていたり、使えなくなって困っていたのを、「こんなのでも直るかしら〜?」と試しにお持ちくださる方も。今日はそんな挑戦状のような刃物をご紹介。

hatogi_314_01.jpg
刃の部分だけでなく、持ち手側の鋼まで腐食して、柄が外れてしまったペティナイフ。柄も腐ってます。

hatogi_314_02.jpg
築地・正本は包丁の老舗。いい包丁はたとえ錆びても、鋼の質がいいので、買った時と同じくらいの刃がつくのだそう。柄は同じ形に木を削って新しいものを取り付けます。

hatogi_314_03.jpg
こちらは別の方がお持ち込み。あちゃー。包丁が笑っちゃってます。あは。

hatogi_314_04.jpg
こういう場合は、黒マジックでひいた線のラインで鋼をカットし、それから改めて刃をつけます。包丁は小さくなるけれど、切れ味は戻ります。

さて、これらの包丁がどうなりますか、それは次回のお楽しみに。
posted by 店主かねこ at 00:12| Comment(8) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こうして見ると刃物って一生ものだというのがよくわかりますね。感動です。
Posted by NEGI at 2007年03月20日 12:45
妹の私があまりにも安物の包丁を使っているので、
研いでもらえません!(笑)
ヨメに行くときにもっといい包丁を買っておいたら、
今ごろ料理の腕も違っていたかもなぁ…。
Posted by か猫 at 2007年03月20日 21:27
『刃研ぎ堂』さんから笑った包丁を見に来ました。
昨日お願いした、かけた包丁が戻ってくるのが楽しみです^^
Posted by yk at 2007年04月09日 13:32
ykさま、包丁をご依頼くださったのですね。
ありがとうございます!
一生懸命直すと思いますので、どうぞご期待ください。
機会がありましたら、雑司が谷の店にも
ぜひお立寄りください。お待ちしております。
Posted by か猫 at 2007年04月10日 00:17
お立ち寄り有り難うございました。

実は、一ヶ月ほどまえに、正本の送り綺麗に直してもらい、新品同様になりました。

やはり可愛がっていたものは、何時までも大事につかいたいですね。

正本さんからも、こんなに大事に使っていたことをほめてもらいました。
Posted by 美千代 at 2008年05月07日 05:29
美千代さま、コメントありがとうございます。

私の兄が包丁研ぎの仕事をしております。
毎日いろいろな包丁が持ち込まれますが、どれも長年に渡って使われ、手に馴染んできたであろう包丁ばかりで、持ち主の気持ちが伝わってきます。
正本さんなど、老舗の刃物店の品物は、まさに一生ものですね。

(美千代さまのブログにコメントしたのは当方ではありません。念のため。)
Posted by か猫 at 2008年05月07日 13:59
え?それではどなたが私のブログに書き込んでくださったのでしょうか?
Posted by 美千代 at 2008年05月11日 10:20
美千代さま

それは当方にもわかりません。あしからず。
Posted by か猫 at 2008年05月11日 15:19
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