「WAMEZO TV」河内紀トーク
&作品上映会
4月26日発売の「彷書月刊」5月号は、映像作家・河内紀さんの特集。それを記念しまして、河内さんのドキュメンタリー作品の上映会とトークショーを、古書往来座外市にあわせて開催します。外市には河内さんも参加します。どちらもよろしくお願いいたします。
■日時
5月6日(日)15:00〜17:00(開場14:30)
■会場
上り屋敷会館 2階座敷
東京都豊島区西池袋2−2−15
地図はコチラです。→http://f.hatena.ne.jp/wamezo/20070413174217
※往来座から会場への要所に案内人を配置いたします。外市会場では簡易地図も配布しております。お気軽にお尋ねください。
※会場に電話はありません。連絡は往来座までお願いいたします。
■定員 40名 ■参加料 500円
■■予約方法■■
予約は古書往来座が受付します。
メールにて、お名前、人数をお知らせください。
ouraiza@kosho.ne.jp
問い合わせ 古書往来座 03−5951−3939
※当日急な参加希望は、外市会場で直接か、往来座へ電話でお願いいたします。
■内容
▼ドキュメンタリー上映
「のんきに暮らして82年
たぐちさんの一日」
(1996年テレビ東京で放映)
第34回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞受賞作。文京区西片、明治初年に建てられた瓦屋根の家に独り暮らしをする82歳の田口親(たぐち・ちかし)さんの一日を追ったドキュメント。早稲田大学在学時にラバウル出征。戦後は、早稲田大学図書館で司書として定年まで働いた。妻が倒れ、独り暮らしがはじまった。自炊し、司書時代からのライフワークである研究のために大学図書館へバスで行く。本郷界隈の古本屋を回る。庭の竹を切って、風呂を焚く。淡々と暮れていく一日を見ながら、最後にご両親から言われていたという言葉を聞いてじんとくる作品です。みどころはいくつもあって、織田作も出入りしていたことで知られる本郷の古本屋、ペリカン書房の店内の様子、店主である品川力さん(故人)も登場すること。8ミリフィルムに残っていた田口さんのお父さんの「ふんどし一丁での体操」シーンなどなど。河内紀さんが言うに「今じゃ作れないよ。企画が通らないでしょ」という作品。いや、これ、ホントに貴重です。この機会をお見逃しなく。約45分。
▼トーク
聞き手:阿部麗奈(リコシェ)
目時美穂・屋良清香(彷書月刊編集部)
河内紀(かわち・かなめ)プロフィール
1940年東京都生まれ。1962年東京放送に入社。ラジオ番組の制作にあたる。1974年退社後、鈴木清順監督作品『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』の音楽監督、キース・ジャレットのコンサート映像全作品を演出。TV番組制作ディレクターとして1988年『今日甦る幻の東京オリンピック』でギャラクシー大賞受賞。古本好きとしても知られ「雑本探検家」をなのる。「彷書月刊」にて「尋ね人の時間」を連載中。著書に「ラジオの学校―生きるためのことば」(筑摩書房)、「ベニヤの学校」(晶文社)など多数。
企画 リコシェ /主催 わめぞ /協賛 彷徨舎(彷書月刊編集部)