2007年04月25日

■コクテイル文庫、第2弾

okujyou.jpg
北村範史写真集『屋上』
(コクテイル書房刊 1000円・税込み)
●コクテイル文庫 No.2
 石田千『屋上がえり』(筑摩書房)に2年間同行して撮影した屋上の写真集。


入荷しました。なにを隠そう、屋上好きなんです。先日、本をたくさん譲ってくれたななえちゃんとは、高校生の頃から「屋上行く?」を合い言葉に、近所の高層マンションの屋上に忍び込んでは、夜景を見ながら語り合ったものです。そうそう、池袋西武の屋上にあるうどん屋は密かにうまい。「忍び込む」とか「密かに」などとつい書きたくなる、個人的なヒミツの場所にしておきたいのが屋上なのかもしれません。嗚呼、屋上。

昨日、コクテイル書房の狩野さんが風のようにやってきた。前に一度いらした時も、知らない間にお店にいて、あっ!という間に護国寺方面へ去っていったのだが、今回も「お茶でも一服…」と言う隙も与えず、疾風のように去っていってしまった。お忙しいのにわざわざご足労いただいて恐縮でした。だいたいこっちも人見知りだから、思ったことがすぐに言えないのだけど。狩野さんは古本酒場店主なので、お出しするものが果たしてお茶でいいのか、それともせめて缶ビールぐらいつかませて帰らせるべきか、などと前日から悩んだりして、姿が見えた時にはもうアワアワしているのだった。

狩野さんがお店に入ってくる少し前に、不忍ブックストリート一箱古本市で助っ人として活躍されているMさん(HP「音の台所」に一箱古本市のことを詳しく書かれています)がご来店。去年のチーム内澤(内澤旬子さん率いる、スタンプラリー完走者用などの景品・備品製作班)でお世話になった方。今回も、当日助っ人として会場にいらっしゃるそう。いつもやさしいMさんが助っ人だと、場の空気が和むことでしょう。私は今回はまったく助っ人作業に参加できず……せめてマップの配布だけはがんばります。って、準備期間があと3日間なのに、本の用意ができてなーい(泣)。。。

shinobazu_07map.gif
▲旅猫雑貨店でも配布中

一箱古本市は今度の日曜日です!
2007年4月29日(日)
11時〜17時 雨天決行


旅猫書房は貸しはらっぱ音地(おんぢ)に出店します。兄・刃研ぎ堂も同じ場所で包丁・ハサミ研ぎをやります。よろしくお願いいたします!
posted by 店主かねこ at 17:12| Comment(5) | TrackBack(0) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
西武のかるかやは、学生時代や池袋で働いてたとき、よく行ってました〜。釜揚げとおろしうどんがうまかった。
Posted by しんご at 2007年04月26日 10:13
 北森鴻の「屋上物語」という連作短篇ミステリのモデルが「かるかや」と思われます。ノベルス版の著者近影は、かるかやのうどんを持った姿でした。
Posted by 端午 at 2007年04月26日 10:27
>しんごさん
あ、やっぱり行ってましたかー。
そうですそうです、釜揚げ。
ものすごく食べたくなってきました。

>端午さん
コメントくださってありがとうございます。
「屋上物語」、アマゾンに表紙イメージが。
http://www.amazon.co.jp/%E5%B1%8B%E4%B8%8A%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E5%8C%97%E6%A3%AE-%E9%B4%BB/dp/4396206534/ref=sr_1_16/250-3900888-6305060?ie=UTF8&s=books&qid=1177570789&sr=1-16
うどん店のおばさんが主人公だなんて!
北森鴻という作家を知らなかったのですが、
この本を探して著者近影を見てみたいです。
Posted by か猫 at 2007年04月26日 16:07
ご無沙汰しておりますです。
いまだに関東在住です。
古本市、助っ人で参加するので、またお会い
できるのを楽しみにしてます♪

友人が‘屋上写真’を撮ろうとしていたので
すが、既に屋上巨匠がおられたのですね!
是非購入したいと思います〜。
Posted by hitomi at 2007年04月28日 11:52
あっ、そうでしたか!
それでは一箱でまたお会いできますねぇ。
今回も写真班でしょうか。
ゆっくりお話できるとうれしいです。

『屋上』、とてもいい写真集です。
よろしくお願いします。
Posted by か猫 at 2007年04月28日 18:37
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック