2014年08月19日

■ 雑司が谷の路地のどうでもいい穴の話

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4日間のお休みをいただき、ほとんど遠出はしませんでしたが、近郊の湖を見たり、森を歩いたり、温泉に入ってみたりと、ちょっとだけ夏休みらしい感じもありました。まだまだ暑さが続く8月後半、のんびり営業しています。

先日ツイッターでもつぶやきましたが、お隣のコンビニ、デイリーヤマザキさんが7月末に閉店され、次のテナントが入るための改装工事が始まっています。

その横の路地は私有地なのだと思いますが、道路際の地面に15cmぐらいの四角い穴が開いていて、通る人がつまずかないようにと(たぶん)角材が埋めてありました。坪庭ならぬ、坪フローリング。

これに気がついたのはもう5、6年前で、穴をふさぐのに手近にあった木材を使い、動かないように地面に釘を打つ、という行為が面白いと思って写真に撮っておきました。この路地に住むどなたかがなさったのでしょうか、住民の親切さも感じられて、通るたびに眺めてきました。

ところが最近、この埋め木が全部なくなってしまったのです。今はぽっかりと四角い浅い穴があいています。わたしは猛烈になにかで埋めたい、という衝動に駆られています。でも、改装工事の人の仕業だったとしたら、この路地にも工事が入るのかもしれないし、しばらく様子を見ないといけません。

でもわたしが同じように埋めても、こんな味はもう2度と出ないでしょうね。

posted by 店主かねこ at 19:14| Comment(4) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふーむ、心優しき所業なれど、ちょっと現代美術のような趣きもあり。興味深いなあ。これをアスファルトやコンクリで埋めてしまうのはもったいない。こういうところに目をつけるのが、さすが旅猫。感心しました。
Posted by 岡崎武志 at 2014年08月21日 00:08
岡崎さん、お久しぶりのコメントありがとうございます!
消費税増税前の駆け込み、という理由で、古い建物が次々と急激に失われた昨今、こんな小さな穴にまで影響が!とオドロキました。雑司が谷に古くから住む人たちと、どんな些細なモノや建物でも、写真に残しておくことが重要、と話し合っています。
Posted by かねこ at 2014年08月21日 12:43
木が撤去されたことによりねこさんの心にも穴が開いてしまった…
というお話ですね♪
どーでもいい穴かと思ってたら、実は私の心の穴だったというお話ですね♪
実に奥が深いお話ですね、穴だけに…
ありがとうございましたm(__)m
Posted by やまざき(セブン) at 2014年08月22日 07:12
やまざきさん、残念、穴、めちゃくちゃ浅いんですよー。
奥行きの浅い人間なんで(笑)
すぐいっぱいいっぱいになります…
Posted by かねこ at 2014年08月22日 12:32
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