2014年08月21日

■ 時間がちっとも合わない時計の話

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3日に1回ぐらいの割で、時計のネジを巻きます。

この振り子時計は、15年ぐらい前にオークションで購入したのだけど、思いのほか音が大きくて、自宅ではネジを巻かずに飾っていただけでした。

2006年に店を始める時、この振り子時計をちゃんと活かしたくて、お客さまからも帳場からもよく見える現在の場所に収まりました。

振り子の丸い重りの位置で時間の誤差を調整するのですが、これがものすごく微妙で、下げすぎると遅れ、上げすぎると進みすぎます。ここだ!と思う位置に直しても、動いている間に狂うようで、何年やっても調整がうまくいかず、いまは1日に5分ぐらい進みすぎる、というところに落ち着いています(遅れるよりいいですよね?)

振り子の一定のリズムが、店内で流しているジャズとピッタリ合うことがあって、そんな時は一人で「おー、合ってる合ってる!」とうれしくなります。

全然正確じゃないし、ネジを巻き忘れて止まっていることも多いですが、時計らしからぬ「ゆるさ」が、いまのわたしの生き方には合っているようにおもいます。

posted by 店主かねこ at 23:03| Comment(2) | □路地裏縁側日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そんなゆるさにカリカリしない世の中でありたいですね。
Posted by dozo at 2014年08月22日 21:33
dozoさん
いまのところ、時間が合ってなくて怒られたことはないです^^
「時間を忘れるお店」を目指していますので!
Posted by かねこ at 2014年08月23日 12:49
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