▲旅猫雑貨店に住んでいる河童のカンちゃん
たくさん集めていた妖怪に関する本が、この夏の間に完売してしまいました。妖怪をモチーフにした商品もよく売れていますし、みなさん妖怪が好きなんですね。わたしも好きです。
子どもの頃は“ちょっと怖いもの”が好きだと思うのですが、わたしの世代だと水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」や永井豪「ドロロンえん魔くん」といったテレビアニメ、楳図かずお「へび少女」、古賀新一「エコエコアザラク」、つのだじろう「恐怖新聞」などの怖いマンガがみんな好きでした。
そこからさらに、妖怪の種類や背景にある逸話などに興味を持ったのはだいぶ大人になってからのことです。
1998年に自分のホームページを「Adobe Pagemill」というソフトとCD-ROM付きの解説書で制作したのですが、そのCD-ROMに入っていたテストサンプルが、なぜか「妖怪をテーマにしたホームページを作ってみましょう」というもので、確か「小豆洗い」「雪女」「河童」といった妖怪が課題になっていました。
街歩きのホームページを作ろうと思って勉強を始めたのですが、その頃はウェブの知識が全くなくて、まずは課題通りに妖怪のホームページを作ってみたのです。制作するうちに、妖怪についてもっと知りたくなって書店に行ったら、思いの外たくさんの妖怪本があることを知り、集め始めて今に至ります。一番好きな妖怪は、沖縄のキジムナーです。
いま流行っている「妖怪ウォッチ」はゲームもやったことがなくアニメも見たことないですが、店に来る小さい子がカードを見せながらいろいろ説明してくれるので、うっすらと知っています。これで妖怪界はまだまだ人気安泰ですねぇ。
ところで我が家にも妖怪「枕取り」がいます。猫又の一種なのでしょう、寝ていて気がつくと猫に枕を取られ、人間(わたし)は枕なしで寝ていて、大抵、首を寝違えています。困ったものです。